断絶
原題:Two-Lane Blacktop
1971年/アメリカ/カラー/109分/ 配給:boid
2012年07月18日よりDVDリリース 2012年1月14日より、渋谷シアター・イメージフォーラムにてモーニング&レイトショー公開!
(C) 1971 Universal Pictures and Michael Laughlin Enterprises Inc. All Rights Reserved.
公開初日 2012/01/14
配給会社名 0539
解説
『イージー★ライダー』(69年)の大ヒットを受け、アメリカン・ニューシネマの登場に湧いていた、70年代のハリウッド。『断絶』は、ユニヴァーサル映画が、『さすらいのカウボーイ』(71年/ピーター・フォンダ)『ラストムービー』(71年/デニス・ホッパー)とともに起死回生の企画として仕掛けた野心作だった。しかし興行的には惨敗し、モンテ・ヘルマンがメジャー映画から遠ざかる原因となったいわくつきの作品である。
主演に70年代を代表するシンガーソングライター、ジェームス・テイラーとビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソンを起用、そして彼らとレースをする中年男役に、サム・ペキンパーやピーター・フォンダ作品の常連である名優ウォーレン・オーツ。ヒロインは、アート・ガーファンクルとの交際でも知られる、当時無名のローリー・バードが演じた。ウォーレン・オーツ以外、プロの俳優は使わず、撮影直前にそのシーンの台詞を手渡し彼らの即興的演技を引き出したという。また撮影は映画の物語と同じLAからワシントンDCまでのコースを辿り、撮影自体が一種のドキュメンタリーとして行われた。
70年代アメリカのフリーウェイを疾走する2台の車と、愛と孤独を求めて彷徨う若者たち。『断絶』はアメリカン70sを体現する、アメリカン・ニューシネマの金字塔的作品であり、孤高のロードムーヴィーである。
ストーリー
レース用にチューニングした55年シェビーに乗ったザ・ドライヴァーとザ・メカニックは、深夜のストリートレースで儲けた賭け金を手に、LAを飛び出す。途中、車に乗り込んで来たザ・ガールも加わり、3人は賭けレースの相手を探して南東へと車を走らせる。やがて立ち寄ったガソリンスタンドで、オレンジ色のポンティアックGTOに乗った中年男に遭遇すると、彼らは、互いの車を賭けた大陸横断の長距離レースを提案する。ワシントンDCを目指し、2台の車は二車線のアスファルト道路を疾走する……。
スタッフ
監督:モンテ・ヘルマン
製作:マイケル・S・ラーフリン
脚本:ウィル・コリー、ルドルフ・ワーリッツァー
撮影:ジャック・デイルソン
音楽:ビリー・ジェームズ
キャスト
ジェームズ・テイラー
ウォーレン・オーツ
デニス・ウィルソン
ハリー・ディーン・スタントン
ローリー・バード
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