シネマ歌舞伎『高野聖』
2011年/日本/カラー/??分/ 配給:松竹
2012年3月17日(土)〜全国順次ロードショー
(c)松竹株式会社
公開初日 2012/03/17
配給会社名 0003
解説
深山の孤家に住む女に魅せられた、若き僧の一夜
泉鏡花の代表作である小説を、石川耕士と坂東玉三郎が脚本と演出を担い、2008年に歌舞伎座で初演しました。勧進の旅をする信仰心篤い若い僧と、魔性と聖性の二面性を持つ女のやりとりから、恐ろしくも美しい世界が描き出されます。
修行僧の宗朝(そうちょう)は、飛騨から信濃へ抜ける山道で道に迷い、日も暮れた頃に孤家(ひとつや)にたどり着きます。この家に住むのは妖艶で気高い女と、女が養っている次郎、そして親仁の三人。一夜の宿を乞う宗朝を、女は一度拒みますが、思い直してその願いを聞き届けると、人が変わったように優しく接し始めます。女の案内に従い、宗朝が谷川で体をぬぐっていると、女が背中を流し始め、自らも着物を脱いで寄り添ってきます。宗朝は慌てて女の手を振り払い、川から上がります。女の色気に迷い煩悩の思いが沸き起こる一方、夜更けに鳥や獣たちが女のもとに集う只ならぬ様子に恐れ慄き、宗朝は一心に経文を唱えて心を静めます…。
※『高野聖』は舞台公演の収録ではなく、シネマ歌舞伎用に新たに舞台上で撮影しました。その映像にロケーション素材などを編集で加え、映画的手法を凝らしています。
ストーリー
スタッフ
作:泉鏡花
演出・補綴:石川耕士、坂東玉三郎
キャスト
女:坂東玉三郎
宗朝:中村獅童
親仁:中村歌六
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す