任侠ヘルパー

翼 彦一、遂に銀幕の世界へ！ 「任侠ヘルパー」映画化決定！！

2012年/日本/カラー/??分/ 配給:東宝

2013年06月21日よりＤＶＤリリース 2012年11月17日 全国東宝系

(C) 2012「任侠ヘルパー」製作委員会

公開初日　2012/11/17

配給会社名 0001

解説

ストーリー

指定暴力団「隼会」を抜け、堅気として生きる覚悟を決めた翼彦一（草なぎ剛）（※注）は、コンビニの店員をしながら暮らしていた。同じアルバイト店員の山際成次（風間俊介）と店で働いていたある日、フルフェイスのヘルメットを付けた男が強盗に入る。難なく彦一によって取り押さえられ、男のヘルメットを取ると、そこには金に困り、強盗を働いたヨボヨボの老人の姿があった。彦一はレジから金を掴み出し、老人に渡し、逃がしてやる。金は後で返すと言った彦一だったが、男ともみ合った拍子に見えた刺青によって、彦一が元ヤクザと知ったコンビニの経営者には信じてもらえず、警察を呼ばれ逮捕されてしまう。
　１年半後、刑務所に入っている彦一は、そこでコンビニ強盗を働いた老人・蔦井雄三（堺正章）と再会する。雄三も元極道者だった。雄三は、コンビニ強盗の時のお礼に、困ったら極鵬会の朝比奈を訪ねればいい、と『極鵬会　蔦井雄三』と書いた将棋の駒を彦一に渡した。
　その２か月後、出所する彦一の前には、コンビニのバイトを辞め、子分にして欲しいと慕ってきた成次の姿があった。そして、獄中で死んだ雄三の遺骨を引き取りに来た娘・葉子（安田成美）の姿も。葉子は「父がお世話になったと聞いたので」と、彦一に礼を言って去っていく。

そして、特に行くあてのない彦一と成次は、雄三のつてを頼りに大海市を訪れる。そこは市議会議員・八代照生（香川照之）が「観光福祉都市プロジェクト」を提唱し、介護施設の誘致に積極的に乗り出そうとしている街だった。そこで彦一は、雄三の兄弟分である極鵬会組長・朝比奈と出会い、シノギをもらう。そのシノギとは、老人相手の闇金と、その闇金で破産した老人たちを、「うみねこの家」という名の、なんの設備もなく、悪臭漂う最悪の環境の老人介護施設に入れ、生活保護や年金をせしめることだった。
そんな彦一の前に、葉子が現れる。昔、恋仲だった照生の口利きによって、認知症の母・露子を優先的に特別養護老人ホームに入れられることになったため、その費用を借りに彦一の闇金へ来たのだった。

坦々とシノギをこなしていた彦一だったが、老人を食い物にするシノギに次第に苛立ちが募るようになっていった。そして、施設に入れたことにより病状の悪化した葉子の母親を、「うみねこの家」に連れ出したのをきっかけに、「うみねこの家」を立て直すことを決意する。

彦一の提案で、無為に過ごす入居者たちも一緒に働くようになり、近所の主婦を巻き込み、一見順調にいくかと思われた「うみねこの家」の立て直しだったが、貧困ビジネスを目の敵にする照生によって、立ち入り調査が入ることに。そして施設の立て直しという無駄なことを求めない極鵬会からはシノギを取り上げられかけることになる。
　一方、極鵬会は、近く入札が実施される「観光福祉都市プロジェクト」の利権を狙い、照生の弱みを握るために動いていた…。

「任侠道 —— 弱気を助け強きを挫く。命を捨ててでも義理人情を貫く
おれはそんな、ホンモンの極道になりたかった——」

彦一は、自分の“任侠道”を貫き、「うみねこの家」を、老人たちの生活を守ることができるのか！？

それぞれの思惑を抱えながら、「観光福祉都市プロジェクト」の入札の日を迎える…

スタッフ

監督：西谷 弘
脚本：池上純哉
音楽：河野伸、高見優

製作：フジテレビジョン
製作プロダクション：角川大映撮影所

キャスト

草なぎ剛
安田成美
夏帆
風間俊介
黒木メイサ（友情出演）
堺正章（特別出演）
杉本哲太
宇崎竜童
香川照之

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す