罠、陰謀、裏切りが渦巻く“裏の警察”の世界を 『ハゲタカ』のスタッフが邦画史上初めて描いた、サスペンスムービー かつてない警察映画がここに誕生

2012年/日本/カラー/128分/ 配給:東映/S・D・P

2012年6月2日(土)より、全国ロードショー

(C)2012「外事警察」製作委員会

公開初日 2012/06/02

配給会社名 0004/0497

解説


「これは現実の世界である・・・」元外事警察官
誰も手をつけられなかった“裏の世界”遂に映画化

騙し合いの連続、一秒も気を抜けない緊張感
予測不能なサスペンスエンタテインメントが誕生

“スパイ天国”日本。そう揶揄される日本で、外国人によるスパイ活動やテロなど、日本の安全を脅かす非合法活動を未然に防ぐことを目的とする実在の精鋭部隊“外事警察”。日本のCIAとも呼ばれ、各国の諜報機関とテロリストに関する不穏な情報を密に交換し、国家治安維持のために日々厳戒体制を敷いている。外事警察が扱う情報は国家機密であり、その情報の流出は直ちに国益の損失に繋がる危険性が高い。そのため捜査員の諜報活動は徹底的に秘匿され、家族にすら身分を明かすことが許されない。彼らは、国家の安全・国益を守るためなら手段を選ばず、秘聴・秘撮・追尾・潜入・偽変といった捜査まで行う。なかでも特徴的なのが、民間人を<協力者=スパイ>に仕立て上げて対諜報活動を行うこと。協力者として利用できる人間を見つけると徹底的に身辺調査をし、身分を偽って近づき、弱みにつけ込んで取り込む。そのために膨大な国家予算をつぎ込むことさえある。
触れる事さえタブーと言われる“外事警察”の世界を、『ハゲタカ』のスタッフと、『相棒』の脚本家が手を組み、警察関係者はもちろん、政財界、防衛、貿易関係者、また原子力分野の研究者まで、危険な取材を徹底的に重ね、リアリティを極限まで追求して映像化した。

“公安の魔物”と呼ばれ人の心を巧みに操る主人公・住本健司を演じるのは渡部篤郎。住本ら外事課に“協力者”として操られる民間人スパイ役に真木よう子。住本の部下で外事四課捜査官役に尾野真千子。さらに田中泯、遠藤憲一、余貴美子、石橋凌といった豪華俳優陣が集結し、重厚感溢れる映像を支える。さらには、『シルミド』、『男たちの挽歌』のキム・ガンウ他韓国人キャストも多数参加し、3週間に及ぶ韓国ロケも敢行。国際テロを題材とした映画のスケールに色を添えている。

物語は、朝鮮半島から濃縮ウランが流出し、日本で核テロの危機が勃発したことに始まる。刻一刻と核爆弾の完成に近づくテロリスト、日本に潜伏する“獲物”たち、そしてその真相を追う外事警察によって繰り広げられる騙し合いの頭脳戦。巧妙に仕掛けられた数々の罠と、一秒も気を抜けないスピーディーな展開が生み出す極限の緊張感。“表”の常識では予測不能なサスペンスエンタテインメント映画が誕生した。

ストーリー






『ハゲタカ』のスタッフと、『相棒』の脚本家が手を組み、Yahoo!ドラマレビューで4.94点(5点満点)を弾き出した噂のドラマを、さらに危険なテーマで完全映画化。一年半もの膨大な取材をもとに今まで誰も手をつけられなかった禁断の世界を描く。
国際テロを未然に防ぐために組織された外事警察。ある日、朝鮮半島から濃縮ウランが流出したという情報が入る。同時期に軍事機密データも消え、日本での核テロの可能性が高まった。“公安の魔物”と恐れられる住本(渡部篤郎)ほか外事四課は、日本に潜伏する工作員らしき男に目をつけ、妻の果織(真木よう子)を<協力者=スパイ>に取り込むと決める。徹底的な調査により果織の弱みを握り、精神的な揺さぶりをかけ、感情をコントロールしていく住本。ついに果織はスパイになることを決断。夫を裏切る罪悪感を抱きながら、深夜のオフィスへと忍び込む。一方、韓国諜報機関NISも日本に送り込んだ潜入捜査官に極秘指令を出し、情報戦が始まる。外事警察、NIS、テロリスト、協力者。交錯するそれぞれの思惑による騙し合い。住本は核テロを阻止するために、想像を絶する最終手段に出た。それは・・・。

スタッフ

監督:堀切園健太郎
原案:麻生幾「外事警察」
脚本:古沢良太
音楽:梅林茂
プロデューサー:訓覇圭、岩倉達哉
製作:「外事警察」製作委員会
配給:東映/S・D・P

キャスト

渡部篤郎
キム・ガンウ
真木よう子
尾野真千子
田中泯
イム・ヒョンジュン
北見敏之
滝藤賢一
渋川清彦
山本浩司
豊嶋花
イ・ギョンヨン
キム・ウンス
パク・ウォンサン
遠藤憲一
余貴美子
石橋凌

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