北のカナリアたち
日本映画史に新たな歴史を刻む、東映創立60周年記念大型プロジェクト!!
2012年/日本/カラー/130分/ 配給:東映
2012年11月3日(土・祝)公開
©2012「北のカナリアたち」製作委員会
公開初日 2012/11/03
配給会社名 0004
解説
吉永小百合主演最新作
湊かなえ原案の衝撃作を、日本映画最高峰のスタッフ・キャストが紡ぐ。
日本映画に新たな歴史を刻む、大型プロジェクト。東映創立60周年記念作品として製作される『北のカナリアたち』。
日本最北の地、稚内、サロベツ、利尻島、礼文島を舞台に、かつてない衝撃と感動の物語が描き出される。
北海道の小さな島の分校の教師と6人の生徒たち。響き渡る子供たちの歌声は島の人々の心を癒していた。そんな時に起きてしまったあの事故—。全ての人たちが引き裂かれ、楽しかった思い出と共にそれぞれが後悔や心の傷を抱えたまま長い年月を過ごしていく。20年後、ある事件を機に先生と生徒たちが再会し、今まで心の奥に凍てついていた“真実”が溶けるように明かされていく。
主演には日本を代表する映画女優・吉永小百合。ある事故をきっかけに苦しみを抱え続けた教師・川島はるを、圧倒的な存在感で演じている。はるの夫役に柴田恭兵、島に赴任してくる警察官役に仲村トオル、はるの父親役に里見浩太朗と錚々たる俳優陣が並ぶ。さらに教え子たちの20年後を演じるのは、時代を牽引する実力派俳優、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平。また物語の重要なポイントとなる幼少期の生徒たちは、全国から集まった約3,100名の子供たちの中から“天使の歌声を持つ”6名を選出した。その美しい歌声が情感豊かに物語を包み込む。
監督は『顔』や『大鹿村騒動記』などで、人間の内面を緻密に描いてきた名手・阪本順治。撮影は『劔岳 点の記』では監督を務めた名キャメラマン・木村大作。阪本&木村の初タッグが、「今回の撮影は今までで一番厳しい」という過酷な現場で、大自然の厳しさ・雄大さと、登場人物それぞれが20年間心にしまっていた想いを克明に映し出す。そして「告白」のヒットが記憶に新しい湊かなえの「往復書簡」(幻冬舎刊)に収録された「二十年後の宿題」を原案に、『北の零年』の那須真知子が脚本を手がけ、上質な物語が展開されていく。
大作に相応しい、オールスターキャストと日本映画最高峰のスタッフ、そして心揺さぶられる物語に是非ご期待下さい。
ストーリー
北海道の離島に降り立った小学校教師、川島はる(吉永小百合)。夫・行夫(柴田恭兵)と共に赴任してきた彼女が受け持つことになったのは6人の生徒たちだった。
彼らの歌の才能に気付いたはるは、合唱を通してその心を明るく照らしていく。
「先生が来るまで学校がつまらなかった」
そうこぼしていた子供たちの顔にも笑顔が溢れるようになる。そして大自然に響き渡るその歌声は、島の人々の心も優しく包み込んでいった。そんな時、心に傷を抱えた警察官・阿部(仲村トオル)が島へやってくる。人知れず悩みを持っていたはるは、陰のある阿部と自分を重ねるかのように心動かされていく。
ある夏の日、生徒たちと行ったバーベキューで、悲しい事故が一同を襲う。子供たちは心に深い傷を負い、はるは、心配する父(里見浩太朗)を一人置いて、追われるように島を出ることになる。しかし、島を離れた後も心に残るのは6人の生徒たちのことだった。
20年後、東京で図書館司書として暮らすはるに生徒の一人が起こした事件の知らせが届く。
「なぜ、あの子が……」真相を知るため、はるは6人の生徒たち(森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平)との再会を心に決め、北へ向かう。
久しぶりに再会した彼らの口から語られるのは、20年間言えずにいた想いだった。それぞれが抱えていた後悔が大きな傷となり、今も心に残っていることを知ったはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを6人に明かすのだった。
明らかになる真実が止まっていた時間を氷解し、物語は感動のクライマックスへ動き出す。
スタッフ
監督:阪本順治
原案:湊 かなえ 『往復書簡』(幻冬舎刊)〜「二十年後の宿題」より〜
脚本:那須真知子
撮影:木村大作
音楽:川井郁子
キャスト
吉永小百合
柴田恭兵
仲村トオル
森山未來
満島ひかり
勝地涼
宮崎あおい
小池栄子
松田龍平
里見浩太朗
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