2012年/日本/カラー/86分/ 配給:シナジー/アークフィルムズ

2012年4月7日(土)より新宿ミラノ3ほか全国ロードショー!

(C) 2012『篤姫ナンバー1』製作委員会

公開初日 2012/04/07

配給会社名 0341/1217

解説


凛とした強さとやさしさで激動の時代を駆け抜けた、“幕末のファーストレディ”篤姫。NHKの大河ドラマでも人気を呼んだあの篤姫が、江戸城の将軍家へお輿入れをする直前、なんと現代へタイムスリップ! 銀座の高級クラブでホステスに転身、ナンバー1を目指して大奮闘!?
 多彩な活躍を見せる“仕掛け人”、つんく♂がエグゼクティブプロデューサーとして贈る『篤姫ナンバー1』は、奇想天外にして誰もが心から楽しめる、エンターテインメント娯楽作の決定版だ。混沌とした江戸末期に生きる篤姫が、同じく混沌とした現代に、いきなり到来。変わり果てた時代のカルチャーギャップにビックリし、戸惑いながらも「女性たちが強く生きている」、いまという時代に感銘を受ける。そして“現代の大奥”ともいうべき高級クラブで、ホステスとして武者修行! 銀座の夜に華麗な花を咲かせつつ、“女の園”ならではの闘いに身を投じ、友情を知り、初めてほんとうの恋に落ちていく。さまざまなトラブルに見舞われながらも凛とした姿勢を崩さず、人情に心を動かされ、前向きな心と誠実さを失わない篤姫のかわいらしさとカッコよさは格別! つねに一生懸命な篤姫のがんばりと成長が、さわやかな笑いと熱い感動をもたらしてくれるだろう。
 チャーミングなヒロイン、篤姫に扮するのは、「モーニング娘。」OGで、現在「どりーむ モーニング娘。」で活躍する石川梨華。「激動のモー娘。で見せた男勝りな活躍、色気と気さくさを兼ね備えたキャラクター」をつんく♂に買われ、映画初主演を生き生きとつとめている。歴史に生きる“姫”と、現代のホステスとしての艶姿、その二変化は見もの! また、篤姫を支える世話係のタエ役を演じるのは、「モーニング娘。」の初代リーダーとしてメンバーたちの“世話係”を担ってきた中澤裕子、まさに適任である。さらに、クラブで篤姫とバトルするナンバー1ホステスのアミを、「モーニング娘。」OGで石川梨華と同期の吉澤ひとみが演じるのも話題だ。篤姫と恋に落ちる大企業の若き御曹司、俊太郎には、映画『桜蘭高校ホスト部』の菊田大輔。篤姫を守る神出鬼没のくノ一・ミツには、NICE GIRLプロジェクトのメンバーとして、またグラビアアイドルとしても注目の、とっきー。現代で篤姫を助けるホステスの里美に、『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』の佐藤寛子。その彼氏、雄介に『青い春』の山崎裕太。そしてクラブのママ役、秋本奈緒美、俊太郎の父役、草刈正雄ががっちりと脇を固める。キャラの立った助演陣のアンサンブルに加え、おいしい役どころ(!?)で場面をさらう、つんく♂のカメオ出演もお楽しみだ。

ストーリー



徳川家第十三代将軍、徳川家定の正室として知られる幕末の女傑、篤姫。激動の時代を駆け抜けた彼女の生涯には、実はある大きな秘密が隠されていた……。
 嘉永六年(1853年)。薩摩藩主、島津斉彬の養女となった篤子、通称・篤姫(石川梨華)は、徳川家への輿入れのため、薩摩から江戸城への道中にあった。しかし、不安に揺れる篤姫は、自らの定めに抵抗しようと決意。箱根の山中で逃走を図る。それを追うのは世話係の女中、タエ(中澤裕子)とくノ一・のミツ(とっきー)。「後生じゃ、見逃してくれ!」ふたりの説得にも駄々をこね続ける篤姫が、ふと、空を見上げると、ほうき星の不思議な光が3人を包み……気づけばなんと、160年後の現代へとタイムスリップしていたのだ!!
 そこへ通りがかったのが、藤山興産の若き跡取り、俊太郎(菊田大輔)が運転する車だった。3人を轢きそうになった俊太郎は、「姫様の命を狙う曲者」呼ばわりされてうんざり。言い争う3人の隙を見て車を発進させ、とっとと走り去ってしまう。置き去りにされた3人が次に出会ったのが、彗星の観測に来ていたカップル、里美(佐藤寛子)と雄介(山崎裕太)。ふたりはなりゆきで、篤姫たちを自分たちが同棲するマンションに招き入れることになる。
 マンションに着いた篤姫たちは、現代のあれやこれやにいちいち驚き、興味津々だ。里美と雄介は、「島津篤子」を名乗る篤姫を「思い込みの激しい変な人」だと思うのだが、パソコンで発見した天璋院篤姫の写真にビックリする。年はとっていても、同じ顔なのだ。まさか、本人!?
 翌朝、目覚めた篤姫は、漫画家志望の雄介が家事をこなし、里美が仕事に出かけるのを見て「日本もずいぶんと変わったものじゃ」と感心。里美が働く職場への社会科見学を希望する。その職場こそ、銀座の高級クラブ、「派那子」だった。そこで葵ママ(秋本奈緒美)に気に入られた篤姫は、「ここはまさに大奥よ!」と、ホステスという仕事の尊さを説かれ、なんとなんと、ホステスとして働くことに!!
 「アツコ」という源氏名で、篤姫が型破りな接客を始めた「派那子」に現れたのは、箱根で遭遇した俊太郎だった。酔った俊太郎が暴れ、里美に暴力をふるう姿を見て、「それが男のすることか!」と、平手打ちをお見舞いしてしまう篤姫。店のナンバー1ホステス、アミ(吉澤ひとみ)は、そんな篤姫と激しく対立。「こんな子はやめさせて!」というアミの侮辱に耐えかねた篤姫は、思わず高らかに宣言していた。「勝負じゃ! 私がお主に代わってなんば〜わんになってやる!」
 「なんば〜わん」を目指して奮闘する篤姫の前に、再び俊太郎が姿を見せ、「先日の非礼を謝りたい」と、篤姫を小さなレストランに招待する。親友がオーナーだというその店で、自ら料理をして篤子をもてなす俊太郎。義理の父である社長(草刈正雄)から政略結婚を持ちかけられていた彼はあの日、悪い評判を立ててご破算にしようと目論んで、わざと暴れたのだった。料理の才能があるのに、父への恩義を感じて好きな道を諦めた俊太郎のやさしさに、いつしか惹かれていく篤姫。
 一方、タエは雄介に、元の時代に帰れる方法はないものか、と相談していた。そのとき雄介の頭にひらめいたのが、160年周期で地球に接近するエメール彗星の存在。篤姫たちと出会ったのは、この彗星が接近していた夜なのだ。2カ月後に再び彗星が近づくとき、同じ状況で帰りたいと念じれば、もしかして帰れるのでは? 希望を見いだすタエだったが、篤姫は現代で充実した日々を重ねるうち、この時代を心から愛するようになっていた…。

スタッフ

エグゼクティブプロデューサー:つんく♂
プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ
監督:小中和哉
撮影:志賀葉一
照明:吉角荘介
録音:永口靖
美術:大庭勇人
音楽:遠藤浩二

キャスト

石川梨華
菊田大輔
中澤裕子
吉澤ひとみ
佐藤寛子
山崎裕太
とっきー
ダンディ坂野
大石吾朗
秋本奈緒美
草刈正雄

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