原題:Belle épine

2010年/フランス/80分/35mm/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル 配給:?????

©Shelby Duncan

解説


家族の死で孤立した17歳の少女。その哀しみは、パリ郊外、夜の闇を疾走する。
主演のレア・セドゥを始め、フランス映画の新たな才能が集結した一本。

2010年ルイ・デリュック新人賞を受賞した女性監督レベッカ・ズロトヴスキの監督デビュー作。主人公は母を亡くしたばかりの17歳の少女プリューデンス。父は海外勤務で不在、姉は家にほとんどいつかないため、プリューデンスはガランとした家の中で一人で暮らしている。突然母を失った喪失感を埋め合わそうとするかのように、プリューデンスは偶然出会った同年代の不良少女マリレーヌに導かれ、パリ郊外の小都市ランジスで危険な違法バイク・レースに興じる若者たちのグループと知り合う。バイカーの若者の一人と付き合うようになったプリューデンスはようやく自分の居場所を見出したかに思えたが……。
アモス・ギタイ監督作品『幻の薔薇』でも圧倒的な存在感を示し、ハリウッドへの進出も噂される注目の新進女優レア・セドゥが周囲と折り合うことができずに漂い続けるヒロインを演じ、強烈な印象を残す。プリューデンスの一見反社会的な行動の背景にある喪失感が意外な形で表現されるラスト・シーンは、観る者に様々な想像を喚起するだろう。アメリカン・ニューシネマ風のバイク・レース、寂れた街角の風景など、映画全体に漂う独特な雰囲気も魅力の一つである。カンヌ映画祭批評家週間上映作品

ストーリー

スタッフ

監督:レベッカ・ズロトヴスキ

キャスト

レア・セドゥ
アナイス・ドゥムスティエ

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http://youtu.be/GkdsykBPL0s
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