原題:The Hoax

2006年/アメリカ/カラー/116分/ 配給:ファインフィルムズ

2011年09月02日よりDVDリリース 2011年4月30日、シアターN渋谷にてロードショー

(c)2006 Hoax Distribution LLC All Rights Reserved.

公開初日 2011/04/30

配給会社名 0419

解説


“自分がまだ映画に携わっていたら良かったのに と思う—、なぜならこんなにもワイルドで想像力を駆り立てられるこの贋作のような脚本にこれまで ハリウッドで出会ったことは無かったからだ” ——ハワード・ヒューズ

リチャード・ギア × ラッセ・ハルストレム監督
伝説の大富豪ハワード・ヒューズの“偽りの伝記”を執筆した、
ある作家の<真実の物語>

1971年ニューヨーク。そこには、幻覚、妄想、詐欺といった危険性が常に隣り合わせにいた。世間から見放されていた作家クリフォード・アーヴィングは、世界一の権力と財力を誇り、正体が謎に包まれていたハワード・ヒューズに目を付け、偽りの伝記を大手出版社マグロウヒルに売って大金を手に入れようと企てた・・・。
『HACHI 約束の犬』『サイダーハウス・ルール』など数々の名作を世に送り出した名匠ラッセ・ハルストレム監督は、名優リチャード・ギアほかハリウッドを代表する豪華キャストと実力派スタッフを迎え、膨大な史実調査を基に、クリフォード・アーヴィングとハワード・ヒューズという本来は何の関係も無かったはずの二人の男の存在を通して、政治の混乱や不正がメディアに蔓延していた70年代アメリカの時代思潮を巧みに映し出す。時代と政治社会に翻弄された人々を壮大なスケールで綴り、観る者の心を揺さぶる人間ドラマが誕生した。

アメリカ史上最大規模のスキャンダル
一人の作家が影響を与えたウォーターゲート事件、ニクソン政権の失脚
アーヴィングはタイム誌で“今年を代表する詐欺師”とされた。2年以上を刑務所で暮らしたアーヴィングは、出所後に自分自身の回想録「ザ・ホークス」を書いた。その内容はより真実に近く、偽のヒューズ回顧録を創作するに至った経緯を描いているとされている。本作では、アーヴィングの大胆な嘘とともに、アメリカ史上最大規模の権力と腐敗のスキャンダルも描かれている。最終的にニクソン政権を失脚に追いこみ、アメリカの政治を永久に変えることとなったウォーターゲート事件の裏で、アーヴィングは無意識とは言えども何らかの役割を果たしたのだろうか?

1970年代のファッションやインテリアを華やかに、
ニューヨーク、ラスベガス、バハマの街並みや風情を見事に再現
撮影はNYマンハッタンとその郊外を中心に行われ、ニューヨークの出版業界から豪勢なホテル、ペンタンゴン、議会図書館、アーヴィングが旅するラスベガスやバハマの街並みまでを見事に再現。マグロウヒル社の待合室や会議室にならぶ有名デザイナーの家具や装飾品などのインテリア、流行の最先端を行くお洒落な編集者たちの衣装デザインなどを色調豊かに彩る。アーヴィングの自宅には、アーヴィングが実際に所有する絵画を飾り、アーヴィングの写真資料を元にスーツなどの衣装がデザインされるなど、膨大なリサーチを基に細部に至るまで見事に再現されている。

ストーリー

スタッフ

原作:クリフォード・アービング「THE HOAX 」(ザ・ホークス)
監督:ラッセ・ハレストレム 「 HACHI 約束の犬」「サイダーハウス・ルール」「ショコラ」
脚本:ウィリアム・ウィーラー

キャスト

リチャード・ギア
アルフレッド・モリナ
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ジュリー・デルピー
ホープ・デイヴィス
スタンリー・トゥッチ

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