60億km、2592日、宇宙を旅した。 碧く輝く地球に帰るために——

2011年/日本/カラー/46分/ 配給:角川映画・フィルムインク

2011年7月2日(土)より角川シネマ有楽町・角川シネマ新宿にてアンコール上映!! 2011年5月14日(土)よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにてロードショー!

©有限会社ライブ©「はやぶさ」大型映像制作委員会

公開初日 2011/05/14

配給会社名 1211

解説


2003年5月9日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」に向け長い旅に出た。

本体わずか1m×1.6m×1.1mの小さな体の「はやぶさ」の使命は3つ。第1のミッションは、地球スイングバイ(地球の重力を利用して「はやぶさ」の速度や軌道を変える事)によって「イトカワ」に到達すること。
第2のミッションは、地球との通信に往復約30分かかるため、色々なことを学習しながら、自分の居る場所や行くべき方向を「はやぶさ」自身で判断する自律制御を行うこと。
そして第3のミッションは、惑星がどのように誕生したのか、太陽系が生まれたころの様子を知る手がかりが残っていると考えられている小惑星「イトカワ」の地表サンプルを必ず地球に持ち帰ること。

そんな「はやぶさ」を待ち受けていたのは数々の困難だった。
度重なる燃料漏れ、予期せぬ機体のダメージ、失敗を経てもなお諦めずに「イトカワ」への着陸を試みた後の通信の途絶、そして全エンジンの異常停止・・・

2007年夏にはミッションを完了するはずだった「はやぶさ」。
2010年6月13日。「はやぶさ」は、流星となって地球に戻ってきた——

ストーリー

2003年5月。日本は小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げた。その使命は、小惑星に着陸し石を採取して地球に持ち帰ること。この人類史上初の試みを達成するべく、「はやぶさ」は目的地「小惑星イトカワ」に向け長い旅に出た。

「はやぶさ」が持ち帰ろうとしている小惑星の石は、太陽系誕生の秘密をとくカギを握っている。地球、そして太陽系が誕生したのは46億年前。だが、地球にはその当時の石は、そのままの状態では存在していない。一方、小惑星には太陽系誕生時の記録が残っていると考えられているためだ。

20億kmの旅のすえ、2005年11月、「はやぶさ」はいよいよ「イトカワ」への着陸を敢行。しかし、未知の世界への着陸は思い通りにはいかない。機体にもダメージを受ける。…しかし、このままで地球に帰るわけにはいかない。態勢を立て直し、2度目の着陸に挑戦。成功したかに見えた直後、通信途絶という「はやぶさ」に最大の危機が訪れる。

しかし1ヶ月半後、奇跡的に通信が復活。地球への帰還の旅が始まった。

スタッフ

監督・シナリオ・絵コンテ: 上坂浩光
総合プロデューサー: 飯山青海
プロデューサー: 上坂浩光、田部一志
シナリオ: 高畠規子
CG制作: (有)ライブ、 畑間隆幸 伊東整、日高 肇、執行正義、下山田和弘 他...
音楽プロデューサー: 安念渡馬
作曲: 酒井義久
音楽録音: 小幡幹男
ミキシング: 前島慶太
音響効果: 山内 悟

制作プロダクション:有限会社 ライブ 

企画/制作:「はやぶさ」大型映像制作委員会、(財)大阪科学振興協会、(独)宇宙航空研究開発機構 JAXA、(有)ライブ、(株)リブラ

キャスト

篠田三郎
小惑星探査機「はやぶさ」
小惑星「イトカワ」
地球スイングバイ

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