1942年/オーストリア/モノクロ/111分/音声:モノラル/デジタル・リマスター版/言語:ドイツ語(日本語字幕スーパー) 配給:ティアンドケイテレフィルム

2011年5月14日(土)〜6月3日(金)、東京都写真美術館ホールにて公開 ※毎月曜、5/21(土)、5/26(木)は休映

写真提供:T&Kテレフィルム

公開初日 2011/05/14

公開終了日 2011/06/03

配給会社名 0053

解説



天才モーツァルトをめぐるウェーバー家の姉妹との三角関係、そして成功の絶頂期を迎えたモーツァルトに静かに忍び寄る病魔の影。生き急ぐ天才作曲家の愛と青春と苦悩を描いた幻のモーツァルトの伝記映画。
監督、撮影そして音楽監督は、ベートーヴェン生誕180年を記念して1950年に制作されたベートーヴェン伝記映画「エロイカ」でもコンビを組んだカール・ハートル(監督)、ギュンター・アンデルス(撮影)、アロイス・メリヒャー(音楽監督)。
脚本はエドアルト・フォン・ボルゾディ(「ほがらかに鐘は鳴る」’59)
サウンド・トラックは、名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。
主役のモーツァルトはハンス・ホルト(「菩提樹」’56)、妻コンスタンツェはヴィニー・マーカス(「晩鐘」’56)、歌手ルイーゼはイレーネ・フォン・メイエンドルフ(「旅する人々」’38)。
オーストリアの名女優ロミー・シュナイダーの祖母ローザ・アルバッハ=レティーがウェーバー家の母を演じるなど、名助演者たちが彩りを添える。

日本では、1948年に監督カール・ハートル自身のリメイクによる英語版「The Mozart Story」が、1951年に公開されているが、今回上映される作品はそのオリジナル版で、日本初公開となる。

ストーリー

宮廷付き指揮者になろうと若い希望を燃やしていたモーツァルト。彼に心を捧げているのは、ウェーバー家の姉娘コンスタンツェ。二人は結婚する。しかしモーツァルトが本当に愛しているのはコンスタンツェの姉で歌手のルイーゼ(アロイジア)。
出世を妨げようとする楽人たちの嫉妬を物ともせずに「後宮からの逃走」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」とオペラの大傑作を立て続けに発表、その成功の陰には、妻の存在以上にヒロイン役を歌うルイーゼの存在があった。
妻コンスタンツェは、夫モーツァルトと姉ルイーゼとはもはや分かち難い愛情で結ばれていることを悟り、モーツァルトの許を去ろうと決意する。

スタッフ

監督:カール・ハートル
脚本:エドアルト・フォン・ボルゾディ
撮影:ギュンター・アンデルス
音楽監督:アロイス・メリヒャー

キャスト

モーツァルト:ハンス・ホルト
コンスタンツェ:ヴィニー・マーカス
ルイーゼ(アロイジア):イレーネ・フォン・メイエンドルフ
ベートーヴェン:レネ・デルトゲン
モーツァルトの父 レオポルト:ヴァルター・ヤンセン
モーツァルトの母 アンナ・マリア:ローザ・アルバッハ=レティー
ウェーバー家の長女 ヨゼーファ:ズシ・ヴィット
ウェーバー家の四女 ゾフィー:テア・ヴァイス
皇帝 ヨーゼフ2世:クルト・ユルゲンス

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