原題:山樹之戀 / THE LOVE OF THE HAWTHORN TREE

300万人が号泣した感動の実話 世界の巨匠 チャン・イーモウ監督最新作!

第15回釜山国際映画祭 オープニング上映作品
第61回ベルリン国際映画祭 正式出品作品

2010年/中国映画/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル、ドルビーSR/約114分/字幕翻訳:水野衛子
配給:ギャガ

2012年01月11日よりDVDリリース
2011年7月9日(土)より新宿ピカデリー他全国順次公開

© 2010, Beijing New Picture Film Co., Ltd and Film Partner (2010) International, Inc. All Rights Reserved.

公開初日 2011/07/09

配給会社名 0025

解説


『初恋のきた道』のチャン・イーモウ監督が描く、感動の実話
文化大革命に散ったこの究極の純愛に、中国全土が涙した——。

『HERO』『LOVERS』そして『初恋のきた道』——。中国から世界に向けて、多くのヒット作を放ってきた巨匠チャン・イーモウ。作品を発表する度、登場人物の素晴らしい描写と抒情的な美しい映像に、世界中が虜になり、これまで多くの映画賞を獲得してきた。その監督が放つ最新作は、文化大革命の嵐の中ではかなく散った青年と少女の悲しい恋を描いた、実話に基づくラブストーリーだ。

原作は、中国系アメリカ人作家エイミーの同名小説。自身の友人である女性の文革時代のエピソードをもとにしており、ネットで発表後またたく間に口コミが広がった。その後書籍化され、売り上げは300万部を突破。経済誌「アジア・ウィークリー」の投票で中国語小説の堂々No.1に輝いた。近年、日本では過酷な運命の中で愛を貫く“純愛”をキーワードにした作品が、若い層を中心に大ヒットを続けているが、中国においても、文革を背景にしながら普遍的な愛を描いた本作は、現代の中国の若者たちの涙を誘い、過去10年の文芸映画作品で最高の興行収入を記録した。

舞台は文化大革命下の中国。町の高校に通う女子高生ジンチュウは、国家の政策のために送られた農村で明るく誠実な青年スンに出会う。惹かれあう二人だったが、迫害を受ける両親を持つジンチュウにとって、それは決して許されぬ恋だった。やがてジンチュウの母の知るところとなり、二人は仲を引き裂かれてしまう。そして、互いを想い待ち続けることを誓って別れた二人に、運命はさらに過酷な試練を課すのだった—。

コン・リー、チャン・ツィイーらを発掘した監督が、今回ヒロインに抜擢したのは新人チョウ・ドンユィ。本作のヒロインを中国じゅうで探しまわっていた監督やスタッフが、高校生の彼女を発見、彼女の純真で汚れのない表情が監督の心を捉え、ジンチュウ役に抜擢された。あどけない可憐さから、中国では“13億人の妹”と呼ばれる彼女。本作の演技で一躍人気を集め、すでに次回作のオファーが殺到している。彼女が恋に落ちる青年スンを演じたのは、22歳のショーン・ドウ。10代に移住したカナダで芸能活動を始め、中国に帰国後は北京電影学院で本格的に演技を学び、映画のみならず舞台やCMなど精力的に活動をしている、若手俳優一の注目株である。その他、チャン・イーモウの作品のほか中国で活躍しているベテラン俳優が主演二人の脇を固めている。またロケ地になった湖北省の遠安県は、サンザシの樹の印象的なシーンなどが注目を集め、「山(サンザシ)県」と言われるほどの人気ぶりに。『LOVERS』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされたカメラマン、チャオ・シャオティンがスクリーンに映し出す色彩豊かな風景の数々が、淡く切ない物語を一層引き立てている。
まさに中国版『世界の中心で、愛をさけぶ』とも例えられる純愛ストーリー。巨匠監督が、その原点に立ち返って取り上げた究極の純愛に、あなたもきっと涙を禁じえないだろう。

ストーリー


それは一生に一度の、運命の恋。
そして、決して許されぬ恋。

文革の嵐が吹き荒れる、1970年代初頭の中国。農民こそ素晴らしく、学生は彼らから学ぶべきだという革命の教えのもと、都会の高校生たちは農村に派遣され、住み込みで実習をおこなっていた。
女子高生のジンチュウが送られたその村には、ある言い伝えを持つサンザシの樹があった。その言い伝えとは、樹の下で亡くなった抗日戦争の兵士の血が染み込み、白い花が赤く咲くという、革命精神の象徴となるものだった。
村長宅に住むジンチュウは、家族同然の付き合いをしている年上の青年スンに出会う。家族と離れて暮らす日々の中、何かと気に掛けてくれるスン。彼女への好意を隠さず、困った時には必ず手を差し伸べてくれる彼に、ジンチュウも恋心を抱く。しかし、それは彼女にとって、決して許されぬ恋だった——。
ジンチュウの両親は、反革命分子として迫害を受けていた。父は投獄の憂き目にあい、母も職場で辛い労働を強いられていた。そんな中で、幸運にも教師の職に就く機会を手にした彼女だったが、もし革命の教えに背き恋愛にうつつを抜かしていることが周囲に知れたら、たちまち反感を買い非難の対象になってしまう。家族が今の絶望的な生活から抜け出すチャンスを失ってしまうことになるのだ。
それでも、恋する気持ちを抑えることはできない。二人は人目を忍んで逢い続ける。後ろめたさを感じながらも、同じ時間を過ごし、互いの身を思いやり、愛を誓い合う。そして、大切に思うからこそ、その関係は清いものであり続けた。
幸せな日々は突如終わりを告げる。ある日二人は、町なかで自転車に乗っているところを、ジンチュウの母に見つかってしまう。「娘の幸せを願うなら、教師に採用されるまで会わないで」母からの言葉にうなずき、スンはジンチュウの元を去った。
しばらくして、ジンチュウはスンが入院したことを知り、母に内緒で見舞いに訪れる。彼女の心配をよそに、彼は気丈に振舞ってみせる。翌日、繰り出した町の店で、色鮮やかな赤い布を見つけ、ジンチュウはスンと約束を交わす。「サンザシの花が咲く頃、この布で作った赤い服を着て、あなたと一緒に見に行くわ」
別れ際、泣きながら幾度も振り返り、手を振るジンチュウ。スンはその姿をいつまでも見送り続けた。
しかし、ジンチュウが次に病院を訪れた時、スンは姿を消していた——。

スタッフ

監督:チャン・イーモウ
製作:チャン・ウェイピン
製作:ビル・コン
脚本:イン・リーチュエン
撮影:チャオ・シャオティン

キャスト

ジンチュウ:チョウ・ドンユィ
スン:ショーン・ドウ
ジンチュウの母:シー・メイチュアン
村長:リー・シュエチェン
ルオ先生:チェン・タイシェン
スンの父:スン・ハイイン

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.youtube.com/watch?v=yati2EyMtBU
ご覧になるには Media Player が必要となります