2010年/日本/カラー/85分/ 配給:北白川派

2011年11月5日より名古屋シネマテークにて公開! 2011年10月15日より大阪藝術劇場にて公開 2011年10月1日より渋谷ユーロスペースにて公開 2011年9月24日より京都シネマにてロードショー

(c)北白川派

公開初日 2011/09/24

配給会社名 1194

解説


それは、祖母の死がきっかけだった—。関係が壊れ迷走する、ばちあたり家族の話…。悪意と皮肉と淋しさと笑いに満ちあふれた“現代日本版ホームドラマ”を『光の雨』『禅』の高橋伴明監督が描く。京都造形芸術大学映画学科の学生がキャスト・スタッフとして参加した、高橋、林海象などが提唱する映画運動「北白川派」の第二弾

ストーリー


それは、祖母の死がきっかけだった。
杉田雛子は何事にも無関心な18歳。 父・完治は会社員。母・春子は雛子と同い年の健一のホームヘルパー。 どこにでもいるような、ごく普通の家族。
しかし祖母・妙の死を境に、完治は家に引きこもり、妙の遺影の前で酒ばかり飲むようになる。 そんな父を横目に、ホームヘルパーを続ける春子と牛乳配達のアルバイトを続ける雛子。 雛子は配達先のチャイムを鳴らすといういたずらを繰り返す。 春子は足の不自由な健一の前でしか笑顔を見せない。
祖母の死から抜け出せない完治。 やがて完治は妙が着ていた衣服を身に着けるようになる。 そして雛子は誤って春子を階段から突き落としてしまう。
そんな中、健一にとって唯一の家族である姉・貴子がいなくなる。 「甘えます」とだけ書かれた手紙を残して。 春子はひとりになってしまった健一と暮らすと言い、杉田家を去る。
崩壊していく家族。 雛子は妙に禁止されていたピアスを開ける。
何事にも無関心だった雛子。 そんな雛子の感情も、ついに爆発する。 「家はね、住人の快適な生活を守るためにあるの、……私の快適な生活が守られてない」 雛子はチェーンソーを手に『家』を壊し始める。
そして雛子の友人の珠子や、牛乳屋のおじさんも巻き込んで、事態はさらにトンデモない方向へ……。

スタッフ

監督/プロデューサー:高橋伴明
プロデューサー:山本起也
脚本:和間千尋
撮影監督:小川真司

キャスト

松田美由紀
大西礼芳
山路和弘

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