原題:STONE

ついに実現する3大スター競演の“驚愕”のクライム・サスペンス

第23回東京国際映画祭 特別招待作品

2010年10月8日全米公開

2010年/アメリカ映画/カラー/109分/シネマスコープ/ドルビーデジタル 配給:日活

2011年11月02日よりDVDリリース 2010年10月30日(土) より銀座シネパトス 全国順次緊急ロードショー!

©2010 STONEBURGH PRODUCTION,INC.

公開初日 2010/10/30

配給会社名 0006

解説


その甘い声、
優しい言葉、
熱い体は、
どんな男をも虜にする。

刑務所のテーブルを挟んで対峙する二人の男、ジャックとストーン。仮釈放管理官と受刑者として出会った彼らは、年齢も性格も全く異なり、価値観も信条も互いに相容れない。
既成概念に囚われ、何事にもまじめに取り組むが、何かに熱中することもなく、妻に対しても無関心なジャックは定年間近。かたや欲望のままに行動し、感情の起伏が激しい若いストーンはこれから人生を謳歌しようとしている。
そんな対照的な男二人を、一人の女が虜にする。彼女の名はルセッタ。ストーンの妻である彼女は、昼の顔と夜の顔を持ち、どちらの生活も同じように楽しんでいる。天使のように無邪気で、悪魔のように危険な女である。
ルセッタの魅力を誰よりもよく知っているストーンは、書類に手心を加えてもらうために、彼女を使ってジャックを操ろうとする。しかし、その作戦が成功し、ジャックがルセッタに夢中になって道を踏み外していく一方で、ストーン自身の内面にも変化が起こり、まるで二人の男の人格が入れ替わってしまったようになる。ルセッタを軸に、メビウスの輪のように一体化し、ねじれていく男たちの運命は……? 
 ジャックとストーンを演じるのは、それぞれの世代を代表するトップスター、ロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートン。アカデミー賞2冠に輝く大ベテランのデ・ニーロと、デビュー早々に2度も同賞にノミネートされたノートンは、『スコア』で初共演。本作で9年ぶりに再共演を果たした。前作では泥棒仲間を演じたが、今回は対立する役柄。二人が向かい合うシーンは心理ゲームのような緊張感に満ち、観客を釘付けにする。
 ハリウッドきっての演技派男優二人を相手に、誘惑する女を存在感たっぷりに演じるのはミラ・ジョヴォヴィッチ。『フィフス・エレメント』で鮮烈にブレイクし、最近は『バイオハザード』シリーズでアクション女優としての地位を確立した彼女は、イノセントにしてセクシーな魔性の女という役柄に挑戦し、見事に新境地を開拓している。また、ジャックの妻マデリン役には、TVシリーズ「シックス・フィート・アンダー」で広く知られ、舞台・映画でも活躍している実力派フランシス・コンロイが扮し、深みのある印象的な演技を披露している。
この秋、女が男をヒートさせる!

ストーリー

 デトロイト郊外に住むジャック・メイブリー(ロバート・デ・ニーロ)は、妻マデリン(フランシス・コンロイ)と結婚して43年。日曜ごとに夫婦で教会に通い、判で押したように決まりきった毎日を送り、まもなく定年を迎えようとしている。
 ジャックの職業は、刑務所の仮釈放管理官。受刑者と面談して仮釈放審査会のための書類を作成する仕事を忠実にこなしてきた彼が、最後に担当することになった受刑者は、ジェラルド・クリーソン、通称“ストーン”(エドワード・ノートン)だ。放火によって祖父母を死なせた罪で8年間服役してきたストーンは、あと3年の刑期を残し、仮釈放を切望している。
刑務所暮らしにうんざりしているストーンは、形式的な質問にイライラして、すぐに興奮し、反抗的になるが、ジャックは「私の話に応じなければ仮釈放はないと思え」と毅然とした態度をとる。ストーンは、なんとしてもシャバに出るため、自分の妻ルセッタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にジャックを誘惑させ、書類に手心を加えてもらおうとする。美しく魅力的な彼女に頼まれたら、どんな男だってイヤとは言えないはずだ……。
ルセッタは道徳を超越し、昼は幼稚園で子供たちを教え、夜は男たちに体を売る日々。愛するストーンのためなら何でもする彼女は、彼に指示された通り、電話攻勢を開始する。毎日しつこくジャックの自宅に電話をかけ続けるルセッタ。受刑者の家族との個人的な接触は規則違反であり、最初は迷惑がっていたジャックだが、ルセッタの甘い声に屈して会う約束をしてしまう。そして、彼女の巧みな誘いに乗って一線を越えてしまう。
めくるめく一夜を過ごしたジャックは、いとも簡単に道を踏み外してしまった自分に戸惑いながらも、ルセッタの虜になってしまう。彼は今や彼女の意のままで、まさにストーンの狙い通りになったのだ。
しかし、ストーン自身にも劇的な変化が訪れていた。精神世界に目覚め、自己啓発に没頭するようになったのだ。ルセッタが面会に来てジャックとのことを報告しても上の空。あれほど望んでいた仮釈放への関心そのものが薄れたようで、ジャックに対して「正しいことをしろよ」と諭すまでになる。
まるで人格が入れ替わってしまったかのようなジャックとストーン。そんな男たちの狭間でルセッタは暴走を始め、ついに魔性の女の本性をあらわにする。果たしてジャックは、妻とふたりの元の生活に戻れるのか?

スタッフ

監督……ジョン・カラン
脚本……アンガス・マクラクラン
製作……ホリー・ウィーアズマ、ジョーダン・シュア、デイヴィッド・ミムラン
製作総指揮……アヴィ・ラーナー、ダニー・ディムボート、トレヴァー・ショート、レネ・ベッソン
共同製作……エド・キャセル3世
撮影……マリーズ・アルベルティ
プロダクションデザイン……ティム・グライムズ
編集……アレクサンドル・ド・フランチェスキ
衣装デザイン……ヴィッキー・ファレル
キャスティング……ローラ・ローゼンタール

キャスト

ジャック……ロバート・デ・ニーロ
ストーン……エドワード・ノートン
ルセッタ……ミラ・ジョヴォヴィッチ
マデリン……フランシス・コンロイ
若きジャック……エンヴェア・ジョカイ
若きマデリン……ペッパー・ビンクリー

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http://www.youtube.com/watch?v=KYho06z-_t8
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