原題:Ascenseur pour I'Echafaud

ルイ・マル没後15 年、マイルス・デイビス没後20 年 サスペンス映画の金字塔が再び蘇る!

1957 年/フランス映画/92 分/ヨーロピアン・ビスタ 配給:ザジフィルムズ

2010年10月9日より、シアター・イメージフォーラム他全国順次公開!!

(c) 1958 Nouvelles Editions de Films

公開初日 2010/10/09

配給会社名 0089

解説


ヌーヴェルヴァーグの先駆者ルイ・マル監督、
衝撃のデビュー作
ルイ・マル。1997 年、63 歳で生涯を終えるまで、数々の名作を世に残したフランス映画界の巨匠。その長編監督単独デビューは、文字通り衝撃的だった。当時わずか25 歳の若さで作り上げた本作は、その完成度、洗練度の高さが1958 年のフランス公開時に多くの批評家から絶賛され、その年の最も優れたフランス映画に贈られるルイ・デリュック賞を受賞するという快挙を達成。
十数階の高所で突然停止してしまったエレベーター内で、閉鎖空間の恐怖と焦燥感に見舞われる男。恋人に対する信頼と懐疑を抱えながら、行く当てもなく街を彷徨う女。そして、自動車道を疾走する若者たち・・・。
4 人がパリの夜の深淵へと引き込まれて行くのを、緊張感に満ちた映像で描き出している。

“モダン・ジャズの帝王”マイルス・デイビスの
痺れるほどにクールでスタイリッシュな即興音楽
この作品は、音楽という面でも画期的な試みを断行している。全編を通して物語の要所々々にモダンジャズのテーマを流すという、過去に全く前例のないことをやってのけている。それを成し遂げているのが、モダンジャズの作曲とトランペット奏者として伝説化しているマイルス・デイビスである。作品中に流れる10 曲は、全てマイルス・デイビスの作曲で、演奏も彼が編成しているクインテットによるもので、ルイ・マルのシャープな映像美にさらなる深みと広がりを与えている。
即興セッションで仕上げたマイルス・デイビスの音楽は、ジャズファンの間のみならず、映画のサウンドトラックの名盤として語り継がれている。

撮影時、25歳の若さだったルイ・マル監督と、
モダンジャズの帝王マイルス・ デイビス、奇跡のコラボレーション!
サスペンス映画の金字塔が、スクリーンに甦る!

ストーリー

大企業社長の側近として、その手腕を発揮していたジュリアン(モーリス・ロネ)。しかし彼は同時に、社長夫人フロランス(ジャンヌ・モロー)と不倫関係にもあった。 情事の果て、社長を自殺に見せかけて殺すことを画策した二人は、ある日、それを実行に移す。ジュリアンは会社の自室のバルコニーからロープを使って上の階にいる社長室に忍び込み、自殺に見せかけ社長を射殺する。 殺害に使われた拳銃は、フロランスからあらかじめ渡された社長のもので、ジュリアンはそれを社長の手に握らせて、部屋を密室状態にし、再びロープを使って自室に戻る。 ジュリアンは会社を出て、フロランスと落ち合う約束をしていたカフェに向かおうとするが、バルコニーにロープを忘れたことに気づく。急いで引き返すが、その途中、運悪く警備員に電源を切られ、エレベーター内に止められてしまう。 その頃、ジュリアンに秘かに恋心を抱く花屋の売り子ベロニク(ヨリ・ ベルタン)とその恋人のルイ(ジョルジュ・プージュリー)は、ジュリアンが店先に停めてあった車を盗みドライブに出かける。ベロニクとルイはモーテルにジュリアンの名で泊まり、隣室のドイツ人観光客夫妻と仲良くなり、部屋でシャンパンを空け酌み交わす。しかし、翌朝ルイは、そのドイツ人の車を盗もうとしたところを見つかり、ジュリアンが使用した拳銃で彼らを殺してしまう。 一方、偶然二人が乗った車を見かけたフロランスは、助手席に座るベロニクの姿からジュリアンが自分を裏切ったと思い込み、夜のパリの街を彷徨い、酒場で夜の女と間違えられ、警察に連行されていた。その後、身分を明かして釈放されたフロランスは、警察でジュリアンがドイツ人殺しで指名手配されていることを知る。 一夜をエレベーター内で過ごしたジュリアンは、朝になり警備員がエレベーターを稼動させたことで、ようやく外に出るのだったが・・・。

スタッフ

原作: ノエル・カレフ 監督: ルイ・マル 脚本: ルイ・マル ロジェ・ニミエ 撮影: アンリ・ドカエ 美術: リノ・モンデリーニ ジャン・マンダルー 音楽: マイルス・デイビス 日本語字幕:塩谷真介 配給:ザジフィルムズ

キャスト

ジャンヌ・モロー(フロランス・カララ) モーリス・ロネ(ジュリアン・タベルニエ) ジュルジュ・プージュリー(ルイ) ヨリ・ベルタン(ベロニク) リノ・ヴァンチュラ(シェリエ警部) ジャン・ウォール(シモン・カララ)

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