遠くの空 – CINEMATOPICS

2010年/日本/カラー/84分/ 配給:スタイルジャム

2010年9月25日、K's cinemaほか全国順次ロードショー

公開初日　2010/09/25

配給会社名 0650

解説

今は亡き日本人の父親と在日韓国人の母親のもとで育てられた松木美江。
そして美江が勤める会社を再建するためにやってきた韓国人・柳正培（ユウ・ジョンベ) 。
2010年、東京の空の下で二人は出会った…。
美江と柳は、愛し合ってはいけない二人であることを知らないまま、互いに魅かれあっていく。

二人を結びつけた運命の糸、そしてその先に待っているものとは…。

主人公・松木美江を演じるのは、映画・舞台・ドラマと益々活躍の幅を広げる内山理名。主人公の母・松木明子は、日本での韓流ブームの火付け役である黒田福美、さらに柳正培役には、韓国実力派俳優、キム・ウンスと、韓流ファンにはたまならい面々ががっちりと脇を固める。監督は、前作『音符と昆布』で話題となった井上春生。映像と音楽の新たなカタチを創造するコラボレーションムービーシリーズ「CineMusica」の新作は、秋の空にぴったりな切ないラブストーリーに仕上がった。

ストーリー

あの日から30年… 2010年の東京、
愛し合ってはいけない者同士が惹かれあう…。

日本人の父を早くに亡くし、在日韓国人の母親、明子のもとで大切に育てられた松木美江（28）。今は東京の投資顧問会社で働いているが、高校生の頃から韓国で働くことが夢だった美江は韓国の旅行代理店への転職の準備を始めていた。
そんな時、美江が勤める会社に韓国支店から柳正培（ユウ・ジョンベ）（49）が課長として転勤してくる。

投資という利潤追求のゲームで勝者となりながらも、その虚しさを埋めることの出来ない柳。そして家族も認めている恋人が居るが、何不自由ない暮らしに退屈と不安を募らせ始めていた美江。東京の空の下、二人は強く惹かれあってゆく。
週末ごとに東京の街を散歩しながら、どんどん距離を縮めてゆく柳と美江。

そんなある日、美江は柳の生き抜いてきた韓国での過去を聞かされ、自分たち二人を結びつけた運命のいたずらに気付きはじめる。
1980年、民主化を求める学生、市民たちと軍部が衝突した光州民主化運動。
かつて柳は、その最前線で活動する学生運動グループのリーダーだった…。

スタッフ

監督：井上春生
プロデューサー：松岡周作、坂口慎一郎
エグゼクティブプロデューサー：一志順夫
企画プロデューサー：村山達哉
脚本：草野陽花
撮影：中村夏葉
音楽プロデューサー：田井モトヨシ
主題歌：ウラニーノ『私たちの主題歌』
挿入歌：石丸幹二『Ave Maria』
録音：岡本立洋

キャスト

内山理名
キム・ウンス
黒田福美
小山田サユリ
山岸賢介
笠原浩夫
マイク・ハン
水橋貴己
並樹史朗
宇都宮雅代

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