原題:這几是香格里拉/Finding Shangri-La

中国2010上海万国博覧会開催記念・中国映画の全貌2010

2008/中国・台湾/107分 提供:フォーカスピクチャーズ 配給:ワコー/グアパ・グアポ

2010年7月24日(土)〜8月27日(金)新宿K’s cinemaにて中国映画の全貌2010で上映

公開初日 2010/07/24

公開終了日 2010/07/27

配給会社名 0321/0231

解説


女性プロデューサー・ローラが企画した、10人の70年代生まれの中国、台湾、香港の女性監督が雲南を舞台に映画を撮るシリーズ“雲南影響”の中の一本。邦題『シャングリラ』は、1933年イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが「失われた地平線」で描いた架空の理想郷のことで、一般的に理想郷をシャングリラとも言う。2001年雲南省チベット族自治州中甸県が香格里拉(シャングリラ)県に改称し、シャングリラは実在の県となった。この付近は中国一の大渓谷地帯で、雪山、氷河、多くの湖、森林とあらゆる美しい自然がある。二度の来日公演が大盛況だった、雲南ペー族出身の中国の国宝と称される舞踊家ヤン・リーピン(楊麗萍)が創作した舞台のタイトルも「シャングリラ」である。映画『シャングリラ』の監督ティン・ナイチョンは、台湾の舞台を中心に活躍する演出家。最近はF4のケン・チュウ初舞台作品「他和他的両個老婆(彼と彼のふたりの花嫁)」を演出、台湾と中国で2009年から2010年にかけて公演している。スタン・ライ(頼聲川)監督、ブリジット・リン(林青霞)主演の台湾映画『暗戀桃花源』には春花役で出演。スタン・ライ監督夫人で本作が映画監督デビューとなる。主演のチュウ・チーインはヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞した、アン・リー監督作品『ラスト、コーション』の主人公を劇団に勧誘する大学の同級生・頼秀清役を好演した。本作は第32回カイロ映画祭撮影特別賞受賞。2009年NHKアジア・フィルム・フェスティバルで上映された際は、好評を博してアンコール上映作品にも選出された。

ストーリー

幼い息子の突然の交通事故死を受け入れられず、悲しみにくれるジー・リン。事故の加害者との裁判も進展せず、自分の悲しみを理解してくれない夫との仲もこじれている。そんなある日、生前、息子が宝探しゲームのヒントに描いた雲南省チベット族自治州にある梅里雪山の絵を見つける。衝動的にジー・リンは、その絵の場所・梅里雪山がある雲南省チベット族自治州に向かう。そんな彼女をずっと尾行している若い男がいた…。その旅の途中、彼女はいろいろな人と出会う。その素朴な人々との出会い、そして小さな恋、雄大で美しい景観はジー・リンの心を癒したのだろうか…

スタッフ

監督・脚本:ティン・ナイチョン(丁乃筝)
プロデューサー:ローラ(羅拉)

キャスト

チュウ・チーイン(朱芷瑩)
ウー・チョンティエン(呉中天)

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