ペルシャ猫を誰も知らない
原題:No One Knows About Persian Cats / Kasi Az Gorbehayeh Irani Khabar Nadareh
2009年カンヌ国際映画祭<ある視点>部門特別賞 2009年東京フィルメックス審査員特別賞
2009年/イラン/カラー/106分/HD→35mm/1:2.35/Dolby 配給:ムヴィオラ
2010年8月7日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショー!
公開初日 2010/08/07
配給会社名 0690
解説
長編監督デビュー作『酔っぱらった馬の時間』が、2000年のカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)と国際批評家連盟賞をダブル受賞して以来、キアロスタミ監督やマフマルバフ監督など数多くの巨匠を輩出しているイラン映画界で、若き名匠として地位を確立しているバフマン・ゴバディ監督の最新作『ペルシャ猫を誰も知らない』の日本公開が8月に決定! 昨年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された際には、若者たちの自由への溢れんばかりの痛切な想いが感動を呼び特別賞を受賞するとともに、イランでスパイ罪に問われ3カ月半拘束された後、釈放され帰国した日系米国人記者ロクサナ・サベリさんが製作に協力した映画としても注目を浴びた話題作です。
『ペルシャ猫を誰も知らない』は、西洋文化への規制が厳しいイランで、当局の目を逃れながら、密かにロックやヒップホップなどの音楽を続ける若者たちの姿を描いた青春群像劇。出演者のほとんどは実際のミュージシャンで、物語は実在の事件、場所、人物に基づいている。映画製作も同様だが、音楽活動にも当局の許可が必要なイランで、彼らアンダーグラウンドで活動するミュージシャンを撮影するために、ゴバディ監督は当局に無許可でゲリラ撮影を敢行。前作以降、新作映画の撮影許可がなかなか得られなかった自身の苦悩を物語に重ね合わせるように制作された。主役の2人は、撮影が終了した4時間後にイランを離れ、ゴバディ監督自身も本作を発表後、海外に居住している。
ストーリー
スタッフ
監督:バフマン・ゴバディ
キャスト
ネガル・シャガギ、アシュカン・クーシャンネジャード、ハメッド・ベーダード
LINK
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