「死んでもいい」「ヌードの夜」「夜がまた来る」—— 90年代に話題をさらったネオノワールが、今蘇る。

2010/アメリカンビスタ/ドルビーSR/127分 配給:クロックワークス

2011年02月25日よりDVDリリース 2010年10月2日(土)より全国ロードショー

(C)2010「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」製作委員会

公開初日 2010/10/02

配給会社名 0033

解説


『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』は、『ヌードの夜』の紅次郎の新しい物語であり、竹中直人が再び演じることを熱望し、監督、竹中の熱い想いの詰まった渾身の作品。本作のミューズに石井監督が選んだのは、清純派グラビアアイドルとして活躍した佐藤寛子。自らの全身全霊をぶつけた体当たりの演技で、自分を愛し救おうとする男の純情さえも利用する女の壮絶な愛憎劇に挑みました。

昨今のエンタメ映画ブームの中にあって、石井監督のような、登場人物の激しい感情のぶつかり合いで物語を展開させていく創り手は稀有な存在となりました。“女優が活きる”作品を撮り続ける石井隆の新たな伝説が『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』とともに始まります。

90年代、『死んでもいい』『ヌードの夜』『夜がまた来る』で、男と女のどうにもならない情愛の果ての凶行を描き、独自の世界観が観客のみならず、多くの映画人に多大なる影響を与え続ける監督・石井隆。その最新作は、『ヌードの夜』の紅次郎の新しい物語であり、竹中直人が再び演じることを熱望し、前作から17年、企画から10年をかけた監督、竹中の熱い想いの詰まった渾身の作品。大竹しのぶ(『死んでもいい』)、余貴美子(『ヌードの夜』)、夏川結衣(『夜がまた来る』)に続く本作のミューズに石井監督が選んだのは、清純派グラビアアイドルとして活躍し、女優として本格的に活動を始めた佐藤寛子。儚げな少女の奥に潜む狂気を、すべてを晒して体当たりで演じた。二人を取り囲む女たちには、大竹しのぶ他実力派俳優が集結。命をかけて愛した女を救おうとする男の純情と、それすらも利用し自らの運命を再生させようとする女の壮絶な愛憎劇を完成させた。

ストーリー




男は、女のすべてを許し、救いたいと願った——
なんでも代行屋を営む紅次郎は、ある日美少女れん(、、)から命の恩人だという女性・多絵を探してほしいと依頼される。少ない手がかりを頼りに多絵の足取りを辿って行くと、男たちにその人生を翻弄され、堕ちていった女性の姿が浮かび上がってくる。それはなんと、依頼人の少女・れんの人生だった。次郎はれんの本心が分からず苦悩するが、彼女をおぞましい闇から救いたいと挺身し、後戻りのできない愛憎の渦へと自ら足を踏み入れていく—

スタッフ

監督・脚本:石井隆
撮影:柳田裕男、寺田緑郎
照明:宮尾康史
美術:山崎 輝
音楽:安川午朗
録音:北村峰晴
編集:村山勇二
助監督:日暮英典
製作:角川映画、クロックワークス、ファムファタル

キャスト

竹中直人
佐藤寛子
東風万智子
井上晴美
宍戸錠
大竹しのぶ

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