原題:Gothic&Lolita Psycho

もう限界——。 オシリーナこと秋山莉奈が「人の心を捨て」て挑んだ2年ぶりの主演作! 戦闘服はドレス、武器はアンブレラ、世にも可憐なダークヒロイン誕生!! 「我、神の名に於いて、審判を下す……汝らに罪なし……」

2010/日本/88分/カラー/HD 配給:DHE

2010年9月4日、シアターN渋谷にてレイトロードショー

©2010「ゴスロリ処刑人」製作委員会

公開初日 2010/09/04

配給会社名 1136

解説


 美尻の女王「オシリーナ」として一世を風靡した秋山莉奈。彼女が『平凡ポンチ』(08)以来となる待望の映画主演作として選んだのは、近未来バイオレンス・アクションだった。本作では過酷なアクションにも果敢に挑戦しているだけでなく、非情な復讐鬼でありつつも、肉親を殺された心優しき少女の悲しみと、その純粋さの裏返しである強い怒りといった感情を繊細に演じ分け、ついには人間ならざるものに覚醒するまでの変化を怪演。従来のキュートな魅力と抜群のスタイルに加えて、女優としての新境地を開いた。
 また、敵ながらあっぱれの魅力的な悪役キャラクターも見どころのひとつ。桃瀬美咲、青柳塁斗(ミュージカル「テニスの王子様」)といった実力派アイドルがギャルスナイパーやラスボスを演じているほか、佃井皆美、岡本正仁、白善 哲など身体能力と演技力を兼ね備えた俳優陣がそれぞれの個性をいかしたアクションを披露。さらに北野武監督映画でもお馴染みの柳 憂怜や、シェイプUPガールズ出身の中島史恵らベテラン勢が脇を固めている。
 監督は『お姉チャンバラ』『DEATHTRANCE』などのアクション監督として活躍してきた小原 剛。スタッフには特殊造型監督に『片腕マシンガール』などの西村喜廣、VFX監督に『ロボゲイシャ』などの鹿角剛司というジャパン残酷クリエイター界を代表する二大巨匠が集結し、その血塗られた才能を惜しみなく発揮している。
 こうして誕生した[本格アクション×究極の和製スプラッター×日本が世界に誇るファッション文化=ゴスロリ]の合わせ技による、限界ギリギリの超絶エンタテインメント作品、それが『ゴスロリ処刑人』である。

ストーリー



 20XX年、東京。ユキ(秋山莉奈)は神父の父・次郎(柳 憂怜)と優しい母・カヤコ(中島史恵)の愛に包まれて平和に暮らしていた。だがそんな一家の幸せは、ある日とつぜん現れた黒マントの5人組によって奪われる。次郎は脚の自由を失い、カヤコは無残にも惨殺された。いったい彼らの目的とは何なのか? そしてなぜユキは生き残ったのか!? いつしか悲しみは怒りに変わり、謎を解き明かすため、母の仇を討つため、漆黒のゴスロリドレスに身を包んだユキは美しき復讐の鬼と化す……!
#第1の処刑:ユキVS咲 慧
女賭博士・咲 慧(佃井皆美)が取り仕切るアンダーグランドの賭場に、車椅子の父・次郎をともなったユキが乗り込む。鋼鉄の傘に貫かれながら「あんた、何者さ……?」と聞く慧に、ユキは冷たく言い放つ。「私は一秒たりともお前を忘れることはなかった」と。

#第2の処刑:ユキVS由利ゲラ夫
女子校の化学教師・由利ゲラ夫(岡本正仁)の元に現れたユキ。ゲラ夫はユキを覚えていた。「なんでママを殺した?」「ひとつだけ教えてやろう。お前はこの俺に殺されるんだよ」。超能力との壮絶な戦いを制したユキだったが、その体にはある異変が起きようとしていた。

#第3の処刑:ユキVSナイトウォッチ
ビルの屋上で特攻服の男たちにからまれているサラリーマンを救ったユキ。頭を下げて礼を言う彼にユキは宣告する。「お前を処刑しに来た」。その男こそ、かつてユキの一家を襲った五人組の三人目、ナイトウォッチ(白善 哲)だった。許しを請う彼の前で非情にもユキの傘が開く。一方、そんなユキを襲うもうひとつの悪夢があった。それは殺された母親の顔や手が醜く変形していく記憶だった。

#第4の処刑:ユキVSレディ・エル
ナイトウォッチを倒した後に現れた第四の刺客、レディ・エル(桃瀬美咲)。茶髪にデコ眼帯、制服姿のギャルスナイパー・エルが放つ二丁拳銃にアンブレラ・ガンで応戦するユキ。ギャルトークとともに繰り出される容赦のない攻撃に、一度は深手を負わされ、かつてない窮地に追い込まれるが、恋人からの電話に気を取られたエルの一瞬の隙をついて辛くも勝利する。残る敵は一人……。

#第5の処刑:ユキVSマサト
ついに五人組のボスであるマサト(青柳塁斗)のアジトにたどり着いたユキ。マサトを倒せば母親が殺された謎がとける。だがそこでは人質として捕われた父親がギロチンにかけられていた。ユキがロープを放せば父は死ぬ。ふたたび家族を奪われたユキに悪夢の記憶がよみがえる。ユキの母親の正体は悪魔で、五人組はそれを退治しに来たハンターだったのだ。そして母親の血はユキにも流れていた。すべてを失った今、ユキの眠っていた力が覚醒する!

スタッフ

監督:小原 剛
脚本:黒木久勝
アクション監督:南辻史人
特殊造型監督:西村喜廣
VFX監督:鹿角剛司

主題歌:「ゴシカロイド改」/ヴィドール(スウォード)

配給・宣伝協力:ユナイテッド エンタテインメント
宣伝協力:SPOTTED PRODUCTIONS
制作・配給:DHE

キャスト

秋山莉奈
桃瀬美咲
佃井皆美
岡本正仁
白善 哲
中島史恵
紅井ユキヒデ
亜紗美
青柳塁斗
柳 憂怜

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