原題:Saudâji

地球のうらがわまで掘りまくれし!

爆音映画祭2011にてプレミア上映決定!6月26日(日)20:10〜@吉祥寺バウスシアター

2011年/日本/カラー/35mm/160min/ 配給:空族

2011年10月22日公開

© 2009 REALWAVE Inc. All rights reserved.

公開初日 2011/06/26

公開終了日 2011/06/26

配給会社名 0886

解説


『土方、移民、HIPHOP 『この街で一体何が起きている?!』

 不況と空洞化が叫ばれて久しい地方都市。”中心”街。シャッター通り、ゴーストタウン。
それがアジアNO1の経済大国と呼ばれた日本の地方都市の現状である。
しかし街から人がいなくなったわけではない。崩壊寸前の土木建築業、日系ブラジル人、タイ人をはじめとするアジア人、移民労働者たち。そこには過酷な状況のもとで懸命に生きている剥き出しの”生”の姿があった。

街そのものをテーマに、実際にそこで生活している人々をキャスティングしてつくられたこの作品には、これまで日本映画ではあまり描かれる事の無かった移民たちの姿が描かれている。
特に100年前に日本からブラジルに渡った日本人の子孫たちのコミニティは国内において大きな規模を成している。
移民の問題は世界的な課題であり、そこでは差別や経済格差、文化間の衝突は避けられない。

監督の富田克也は、『雲の上』『国道20 号線』で大きな話題を呼び、3作目となる本作『サウダーヂ』で、インディペンデント映画でありながら、本年のロカルノ国際映画祭のメインコンペ部門に招待されるという快挙を果たし、世界の映画関係者に鮮烈な印象を残した。
現在、世界の映画祭から最も注目を浴びる日本人監督である。

ストーリー

山梨県・甲府。変哲の無い街。人通りもまばらな中心街、シャッター通り。不況の土木建築業、その中に日系ブラジル人、タイ人をはじめとする様々な外国人労働者たちがいる。 HIPHOPグループ「アーミービレッジ」のクルー猛は“派遣”で土方として働き始める。 両親は自己破産しパチンコに逃避、家庭は崩壊している。弟は精神に異常をきたしていた。 猛の働く建設現場には多くの移民達が働いていた。そんな中、猛は現場で土方ひとすじに生きて来た精司や、同じく派遣されてきた、タイ帰りだという保坂に出会う。仕事帰りにタイパブに連れて行かれる猛。楽しそうな精司とタイ人ホステスのミャオ。 盛り上がる精司や保坂に違和感を覚え、外国人を敵視する猛。 一方、精司の妻の恵子は、セレブな客、由美に誘われ、怪しげな水を売る商売に手を染め始める。精司はタイ人ホステスのミャオにのめりこみ、いつしか全てを捨ててミャオとタイで暮らす事を夢想しはじめる。しかしミャオはタイに離れて暮らす家族を支えるために日本で働き続けなければならない。 追い詰められ、廃業する下請け。この街に見切りをつけようとする保坂。 “saudade”  一言では説明できないポルトガル語。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの。  不況が深刻化し、真っ先に切られる外国人労働者たち。住み慣れた日本を離れ、遠い故国に帰るしかないのか?彼らは働き、子供を育て、この国で生きてきた。 彼らの故郷はこの国、この街なのだ。無視される叫び。すれ違い、交差する思い。 苦難を忘れる束の間の喜びのとき、彼らは集い、歌い踊る。その移民たちの交歓の輪の中に、猛のかつての恋人、まひるがいた。日系ブラジル人デニス率いるHIPHOPグループ「スモールパーク」の存在を知る猛。まひるは彼らとの共生を信じ、猛は否定することで自分で支えようとする。 そして日本人と日系ブラジル人二つのHIPHOPグループが競い合うパーティーの夜が始まる…。

スタッフ

エグゼクティブ・プロデューサー:笹本貴之 プロデューサー:伊達浩太朗、富田智美 監督:富田克也 共同脚本:相沢虎之助、富田克也 撮影:高野貴子 録音:山崎厳 助監督:河上健太郎、石原寛郎、井川拓 製作:『サウダーヂ』製作委員会

キャスト

尾崎愛 工藤千枝 熊田ちか 亜矢乃 林貴子 関根綾乃 武田朋子 平川恭子 有泉さやか

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す