S-94
2009年/モノクロ/DVCAM/16:9/ステレオ/30分 配給:ホネ工房
2011年9月29日(木)より1年間、毎月末・最終木曜日(20時〜)新大久保・ライブハウス「EARTHDOM」にて上映! 2009年10月26日(月)新宿ロフト「DRIVE TO 2010」の特別企画「シネマLIVE」で上映決定!!
公開初日 2009/10/26
配給会社名 0941
解説
『ピノキオ√964』がDVD化され、再び注目を集める奇才・福居ショウジン監督が、前作『the hiding-潜伏-』の劇場公開から一年を経て、早くもその最新作『S-94』を完成させた。
本作は緊迫感あふれるストーリーと、凄まじいまでの描写で、観る者の目を一瞬たりとも離さずに、衝撃の結末に向かって一気に突き進んでいく。さらにゴシック・インダストリアル・ユニット「Despair」で活躍するRieuによる
サウンドは、映画音楽の枠を超え、映像と真正面からぶつかり合い、火花を散らす。
かつて「インダストリアル・ノイズ・パンク・ムービー」(秋田昌美氏コメント)と評された福居ショウジン監督作品群は、過激な映像描写とサウンドに加え、劇場にPAと巨大スピーカーを持ち込んで、上映自体をライブとして展開させてきた。
本作『S-94』でも、監督自らが操る特殊なエフェクターを駆使した爆音ライブ上映ツアーを決行し、映画の常識をうち破る新たな試みに挑戦する。
新たな時代の幕明けを告げる衝撃のブラスト(爆破)・ムービーが、ついにそのベールを脱ぐ。
ストーリー
2010年、致死率90%を越える殺人ウイルス「S−94」によって感染爆発が起き、人類は死滅した。
奇跡的に生き残った二人の女、みう美羽とアイスは、地下のシェルターで生活している。TV、ラジオ、インターネット、携帯など通信機器は稼動していない。
外部との接触は唯一、無線機があるだけだが、こちらからの呼びかけに答える者はいない。
自虐行為を繰り返すアイスは、美羽によって阻止される生活を送っている。
死にたいアイスと生きたい美羽は常にぶつかり合う。
一人では死に切れないアイスは美羽を道連れに自殺を試みるが、美羽に激しく抵抗され、拘束されてしまう。
突然、無線機が反応する。周馬と名乗る男の生存者がいたのだ。負傷しているため、救出を求めるメッセージが流れる。ガスマスクと防護服を装着した美羽は指定された場所へバイクを走らせた。
誰もいない街中を疾走するバイク。
周馬はビルの屋上に佇んでいた。
周馬は「S-94」に感染しない抗体を持った新しい人類だったのだ。
美羽は周馬こそが人類存続の希望の鍵なのだと悟った。
三人の共同生活が始まる。
しかし、周馬から感染する為、美羽とアイスはガスマスクを外せない。
それでも、美羽は周馬に惹かれ子供を生むことを望む。
不自由な生活に不満を爆発させていたアイスは、錯乱してマスクを剥ぎ取ってしまう。絶体絶命のアイス。
大量の血を吹き上げ、絶命するはずのアイスだったが、不思議にも平静を装っている。アイスも「S-94」に感染しない選ばれし新しい人類だったのだ。
マスクを外せない美羽は孤立していく。それでもフェロモンを剥き出しにして周馬に迫るが、完全に拒絶されてしまう美羽。
逆に周馬とアイスは惹かれ合っていく。すでに美羽の居場所は無かった。
愛し合うアイスと周馬を目撃した美羽は、嫉妬心剥き出しにして二人に戦いを挑んでいく。
凄惨なバトルが繰り広げられる中、三人に未来はあるのか?それとも・・・。
スタッフ
監督・脚本・編集:福居ショウジン
プロデューサー:友利栄太郎
撮影・録音:蔭山周
助監督:加島優一
監督助手:鈴木修人
制作:藤川久美子
制作デスク:東澤俊秀
美術:ホネ工房
衣装:甲斐さやか
特殊造形:椋梨夜
応援:中村研太郎
サウンド:Rieu(Despair)
ロケセット協力:都志美
企画・製作・宣伝:ホネ工房
キャスト
創木希美
立島夕子
石川ゆうや
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