原題:Chaw

ピラニアの次はイノシシだ!!

2009年7月16日韓国公開

2009年/韓国映画/カラー/上映時間 121分/ドルビー・デジタル/韓国語 配給:キングレコード

2011年10月22日(土)より、シアターN渋谷にてモーニング&レイトショー他全国順次公開

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公開初日 2011/10/22

配給会社名 0109

解説


10年以上も犯罪のない、山奥の小さな村、サムメリ (Sameri)に恐ろしい人食いイノシシ、チャウが出現し、人々を恐怖に陥れた!

「チャウ」とは何か?【韓国語 (名詞):野生動物/獲物を捕獲するわな;京畿道(キョンギド、けいきどう)及び忠清(チュンチョン、ちゅうせい)地方の「獲物をわなにかけて捕まえる」という方言】
【英語 (方言):噛む、そしゃくする/英語 (俗語):1) 一口;2) 出来が悪い、お粗末である;3) 使い尽くす、食べつくす】
【映画 (名詞):人食いイノシシが10年間、犯罪のないサムメリ村を恐怖に陥れる。

科学用語では「Horochoros Minor Chageni (ホロコロス・マイナー・チャゲニ)」と言い、学問の世界では未確認の突然変異体。外来種と交配することによってDNAが突然変異を起こす場合もある。稀ではあるが、チャウのような人食い種が生まれることもある。

全く新たなクリーチャー・ムービー、『人喰猪、公民館襲撃す!』登場!
2006年、ポン・ジュノ監督の「グエムル ‐漢江の怪物‐」が公開され、韓国で1300万以上もの観客動員数を記録し、歴代動員記録を塗り替える結果となった。その後もカンヌ国際映画祭を含む、様々な名誉ある国際映画祭で多くの賞を受賞した。1年後、シム・ヒョンレ監督の「D-Wars ディ・ウォーズ」が公開され、韓国だけでなく、アメリカ、日本、そして中国といった海外でも大ヒットした。韓国で今まで作られてきたことがなかった初の「モンスター・ムービー」に続き、『人喰猪、公民館襲撃す!』が出現した。2本の大ヒット作と唯一違う点は、前作は変種のモンスターや伝説上のドラゴンといった想像上のクリーチャーに基づいているが、『人喰猪、公民館襲撃す!』は我々にとって馴染みのあるイノシシであることだ。

シン・ジョンウォン監督は、監督デビュー作である斬新なファンキー・ホラー・ジャンル映画「To Catch A Virgin Ghost (シシルリ(時失里)2km)」で200万人の観客を笑いの渦に巻き込んだ。そして2009年、シン・ジョンウォン監督は見たこともない新たなクリーチャーものを作り上げた。

映画の革命、良く出来たアクション・アドベンチャー
現在の韓国映画でのホットな題材として、実話または歴史的な出来事、さらに起こりうる可能性のある題材に基づいている作品が多い。『人喰猪、公民館襲撃す!』もまたこのトレンドを追っており、初めて「馴染みのある動物の反乱」を描き、リアリティを追加した斬新で新しい作品となっている。これらの題材は観客の好奇心を強く引付ける事は間違いないだろう。
『人喰猪、公民館襲撃す!』は題材だけでなく、内容もまた斬新なアクション・アドベンチャーとなっている。生き生きとしたCGや才能ある役者陣のリアリスティックな演技力なども加わり、しっかりとした出来栄えとなっている。
10年以上もの間、犯罪が全くない村に、人を食う野生動物「チャウ」が出現したことで、村人は恐怖に陥れられる。捜索隊の5人のメンバーはそれぞれ違った理由で「チャウ」を捕まえようとする。
彼らの血なまぐさい闘いは観客たちをワクワクさせ、楽しませてくれることだろう。

ストーリー





人里離れた、平穏でのどかな山奥の村、サムメリ。村長は週末農業のビジネスで村に経済的な成功をもたらそうと計画していた。そんなある日、ズタズタに引き裂かれた死体が木立で発見される。そのような恐ろしい体験をしたことがない村人たちは、たちまちおぞましい出来事にショックを受け、不安と恐怖に包まれる。死体は古いガンショップを経営する元射撃手チュンの孫娘であることが発覚。捜査の末、警察は被害者が何者かに殺害されたと断定する。だが、チュンは独自に事件を捜査し、孫娘は人食いイノシシのチャウに襲われて死亡したのだと言い張る。週末農業は中止すべきだという声が上がるが、金に眼がくらんだ村のリーダーたちは週末農業のビジネスを強引に進めてしまう。数日後、チュンが予想した通り、チャウが再び現われ、ツーリストが襲撃される。平穏なサムメリの村はたちまち、国中で最も恐ろしく、危険な村となってしまう。
村長は人食いイノシシを捕まえるため、有名な猟師ペク・マンベとそのチームを呼ぶ。彼らはすぐにイノシシを捕まえ、村人たちを安心させる。だが、チュンは村人たちを殺した人食いイノシシはまだ森の中にいて、猟師たちがつがいを殺したため、復讐をしに村を襲いにくると警告する。だが、村人たちはチュンの警告に耳を傾けず、公民館でバーベキュー・イノシシをふるまい、祝宴を開く。村を何日もの間、恐怖に陥れた邪悪な怪物が捕まったことを喜び、人々は公民館へと集ってくる。だが、祝賀とお祭り騒ぎがクライマックスに達したとき、突然、チャウが公民館を襲い、公民館はたちまち生き地獄と化す。猟師のペク・マンベはチャウと対面するが、生まれて初めて恐怖でその場に立ちすくんでしまう。なすすべもなく、バーベキューにされたイノシシを持ってチャウが山へと帰っていくのを見ているだけだった。
人食いイノシシが戻ってきて村を壊滅するのを防ぐため、プロの追撃チームが結成される。警察官、生物学者、射撃手2名、そして刑事の5名がチャウを捕まえる任務を命じられる。警察官のキム巡査はソウルから左遷させられて、アルツハイマーの母親と妊婦の妻と一緒にサムメリ村へと引っ越してきたが、短気な性格として知られていた。生物学者のピョン・スリョンは人食いイノシシを研究のために捕まえて、常勤の教授に昇格することで頭がいっぱいだった。射撃手の1人は孫娘をチャウに殺された元伝説的な射撃手のチュン、そしてもう1人は全国的に有名な猟師だが、人間関係には不器用なペク・マンベ。そして、密かに手癖の悪さに悩んでいる、ソウルから事件を解決するために派遣されたシン刑事。

そんな性格の違う5名が、森の中に残された人食いイノシシのチャウの足跡を追って森奥深くへ入っていく。わなにかけ、チャウを追撃するため、チャウの巣穴へと入り込み、赤ちゃんイノシシを連れ出す。そして自分のつがいを失い、赤ちゃんイノシシを盗まれ、怒り狂うチャウと、村が破壊されるのを何とかして防ごうとする5人の男たちとの決戦が繰り広げられるのだった。

スタッフ

監督:シン・ジョンウォン
製作総指揮:キム・ソンイル、ソン・グァンイク
脚本:シン・ジョンウォン
撮影:キム・ヨンチョル、パク・チヘ
照明:ション・ジェワン
美術:チョン・ソングン
編集:チェ・ジェグン
音楽:キム・ジュンソン
衣装:クァク・ジョンエ
メイク:キム・ソンミ

キャスト

オム・テウン
チョン・ユミ
チャン・ハンソン
ユン・ジェムン
パク・ヒョックォン
キム・ギチョン
イ・サンヒ
コ・ソヒ

LINK

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