「史記」の興奮が今、鮮やかに蘇る! 全520分の歴史大長編!

2008年/中国/原題:大秦帝國/上映時間PartⅠ,Ⅱ各260分(予定)/HD上映/ステレオ/ビスタ 配給:エスピーオー

2009年6月6日(土)より東京・シネマート六本木ほかにてロードショー!

公開初日 2009/06/06

配給会社名 0116

解説


 中国史上初の統一国家“秦”。統一の偉業を成し遂げた始皇帝より6代昔、この国は隣国“魏”に攻められ、内乱も頻発する辺境の弱小国に過ぎなかった。衰退の一途を辿る秦の新君主・孝公(こうこう)は、国家存亡を賭けて一大改革を決意。「広く奇計の士を求む」と諸国より英知を求める。ここに、魏を出奔した天才・商鞅(しょうおう)は孝公と運命的な出会いを果たし、厳格な法による国家改革“変法”を提案する。二人にとって血と汗に満ちた、20年におよぶ改革が始まるのだった—。
 『大秦帝国』は、中国の歴史書「史記」のエピソードをもとにした小説を映像化し、本編はPart Ⅰ、Part Ⅱ合計520分(予定)に及ぶ大長編に仕上がっている。弱小国を一大強国へ再生させた英雄たちの生き様を、史実にもとづくドラマの枠を超え、丹念な人物描写、スケール感あふれる戦闘シーンを盛り込んで活写。中国電視華表奨・最優秀男優賞受賞のホウ・ヨン(『レッドクリフ』魯粛役)ら演技派俳優が英雄たちを熱演する。娯楽作としての魅力はもちろん、真のリーダー不在が叫ばれる過酷な現代を生きる私たちに、勇気と知恵を与えてくる快作だ。

<時代背景・解説>

紀元前403年に晋より分裂した魏、韓、趙と、楚、斉、燕、秦の“戦国七雄”が争った戦国時代。
秦は春秋時代に9代君主・穆公(?〜前621年)以降、君主の早逝や内乱で弱体化していた。
やがて孝公(前381年〜前338年)の国家改革を経て、6代後に始皇帝(前259年〜前210年)が中国を統一する。
だが秦の時代は長く続かず、15年ほどで統一国家は滅亡してしまうのだった。

地図、相関図で知る秦国、孝公・商鞅の時代。

献公(けんこう)
秦の24代君主。魏との戦いで負傷し、孝公へ国を託し命を落とす

熒玉(けいぎょく)
孝公の妹。商鞅の動向を見定めるべく魏に潜伏。後に彼と結ばれる

贏虔(えいけん)
勇敢な秦の将軍で孝公の兄。後に孝公の息子・駟の後見役となる

孝公(こうこう)
名は渠梁(きょりょう)。次男ながら父に才を認められ25代君主となる

贏駟(えいし)
少年時代に法を犯して罰せられ追放される太子。後に恵文王となる

始皇帝
(贏政)

恵王(けいおう)
中国で当時、最大勢力を誇った強国・魏の3代君主

公叔座(こうしゅくざ)
魏の丞相にして商鞅の師。秦との戦いで孝公によって捕われる

龐涓(ほうけん)
魏の将軍。公叔座の死後、商鞅の動向を警戒し、捕らえようとする

商鞅(しょうおう)
衛鞅(えいおう)とも呼ばれる。秦の左庶長、大良造として変法を推進

白雪(はくせつ)
魏の前丞相で商人でもある白圭の娘。商鞅とは幼なじみでもある

甘龍(かんりょう)
献公の代より重用される秦の老太師。商鞅の改革を牽制する

景監(けいかん)
商鞅と孝公を引き合わせ、後に商鞅を助ける片腕的存在となる

ストーリー






【PartⅠ】
「奇計の士を求む−」秦の新君主・孝公
“国家改革”を成すべく人材登用に動く!
 紀元前361年—。中国西部の弱小国・秦の君主・贏渠梁(えいきょりょう=孝公)は、隣国・魏との戦いで苦境に立たされ、函谷関など重要拠点を手放すことで辛くも、滅亡の危機を脱する。疲弊し傷ついた国を建て直すべく、彼は“国家改革”を決断し、「広く奇計の士を求む」と国内外より優秀な人材の登用に動く。一方、魏の丞相・公叔座の弟子・衛鞅(えいおう=商鞅)は、師の亡き後魏を出奔し、秦へと向かう—。

【PartⅡ】
厳しき国家改革の道を突き進み20年
強国へ生まれ変わった秦の躍進が始まる!

 紀元前359年—。商鞅が孝公に提案した法による国家改革“第一次変法”が、秦国内で施行された。新たな法に戸惑う民への配慮や、法を犯した者への厳しい処罰など、二人はともに数々の難題を乗り越え、改革を徐々に軌道に乗せていく。社会制度が整った秦は20年を経て、生産力、軍事力ともに豊かな国へと生まれ変わった。そして紀元前340年—。商鞅は、いまこそ宿敵・魏に奪われた領土を取り戻す時だと孝公に進言する—。

スタッフ

監督:ホアン・ジェンチョン、延芸

キャスト

ホウ・ヨン
ワン・ジーフェイ
カオ・ユエンユエン
ソン・フェイフー
リュイ・チョン
ユウ・ヨン

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