原題:Disney's a Christmas Carol

2009年/アメリカ/カラー/ 配給:ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン

2010年11月17日よりDVDリリース 2009年11月14日(土)より全国ロードショー ディズニー デジタル 3-DTM同時上映

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公開初日 2009/11/14

配給会社名 0069

解説


 未来は変えられるーー。ある一夜の出来事が、それまでの人生を変えるとした・・・。
 金が全ての嫌われ者、スクルージ。クリスマス・イヴの夜、彼の前に3人の”クリスマスの亡霊”が現れる。それは、人生を変えるための“最悪のプレゼント”。彼らに連れ出されたスクルージは、時空を超えて、過去、現在、未来のクリスマスの時へと旅を続ける。目を背けていた人生の真実や、広い世の中を知り、今まで侮蔑していた人々の愛や善意を初めて感じるスクルージ。だが、やがて彼は、自らの驚愕の未来を見て、絶望のどん底に突き落とされる。

 文豪チャールズ・ディケンズの短編小説「クリスマス・キャロル」。それは、160年以上前に書かれながら今なお愛され続け、世界で最も親しまれているクリスマスの物語だ。この不朽の名作を、ストーリーはそのままに、エンターテイメント超大作として、ディズニーが完全映画化した。それは、贖罪や再生というテーマで心を揺さぶる、絶望と希望に満ちたヒューマン・ドラマ。そして「史上最高のタイムトラベル」のスペクタクルで心躍らせる、誰もまだ体験したことのないエンターテイメント。そんな奇跡の映画『Disney’sクリスマス・キャロル』が、今、ベールを脱ぐ。

 脚本・監督を担ったのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや、アカデミー賞6部門を制覇した『フォレスト・ガンプ/一期一会』で世界を熱狂の渦に巻き込み、『ロジャー・ラビット』や『ポーラー・エクスプレス』で新しい映像世界を開拓するなど、常に映画に驚きと革新をもたらしてきたロバート・ゼメキス。今まで何度も映画化されながら、その世界観を再現しきった作品は存在しないといわれるほど、小説「クリスマス・キャロル」はシュールな幻想と躍動感に満ちている。今回、表現不可能と思われたそのディケンズのビジョンが、ゼメキスのイマジネーションを通して、史上初めてスクリーンにその姿を現す。表現のツールとなったのが、パフォーマンス・キャプチャーの革新的な技術である。私達は、映画の中で、奇跡のような「史上最高のタイムトラベル」を体験するだろう。

 そして、何といっても強烈なのは、主人公スクルージの史上最悪のキャラクターだ。強欲でエゴイスト、貧しい者や弱い者に対して冷酷。金やそれを生み出す仕事が全てであり、クリスマスも愛も「くだらん!」と吐き捨てる、世の中に背を向けた獰猛なひねくれ者。私達は、そんなスクルージとともに旅をしながら、嫌われ者の彼が初めからそうだったわけではないことを知る。そして、人生を変えられるかどうかの瀬戸際に追い込まれるこの最悪なキャラクターにいつの間にか感情移入し、ひいては自身の人生に思いを馳せている自分に気づくはずだ。今の私は、昔なりたいと思っていた自分だろうか、と。 
 
 スクルージに生命を吹き込んだのは、コメディもシリアスな演技も絶賛されるジム・キャリー(『イエスマン“YES”は人生のパスワード』)。彼は、様々な時代のスクルージや、3人のクリスマスの亡霊達など、何と全7役を演じ分けた。
 忠実な雇い人ボブ・クラチットとその息子のティム、そして共同経営者だったマーレイの幽霊を演じるのは、ゲイリー・オールドマン(『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)。陽気な甥のフレッドを演じるのは、コリン・ファース(『マンマ・ミーア!』)。さらに、ロビン・ライト・ペン(『消されたヘッドライン』)が昔の恋人ベルと妹ファンを、ボブ・ホスキンス(『ロジャー・ラビット』)が、かつての雇い主フェジウィック他を演じるなど、実力派俳優達の豪華な競演も大きな魅力だ。
 
 極度の拝金主義の行く末が露となり、未曾有の経済不安で揺れるこの世界、私達は今まで以上に希望に満ちた心の物語を求めている。人を愛し自分を変えることで未来は変えられる。この冬、そんな希望と驚きに満ちた『Disney’sクリスマス・キャロル』が、全世界に感動と興奮の嵐を巻き起こす!

ストーリー

 クリスマス・イヴ、ロンドン。マーレイが死んだ。ビジネス・パートナーだったスクルージは、悲しみも見せずに指定遺言執行者の欄にサインをし、棺の中のマーレイの両まぶたに置かれた銅貨をひったくる。強欲で冷酷で心の歪んだ老人の罰当たりの行為に、葬儀屋は息を飲む。  それから7年後、1843年のクリスマス・イヴ。街のにぎわいをよそに、金貸業“スクルージ&マーレイ商会”には、金庫の金を数えるスクルージがいた。暖炉もない事務所では、事務員のクラチットが凍えながら働いている。訪れた甥のフレッドを怒鳴り散らし、貧しい人々への寄付を乞われれば、「余分な人口が減った方がマシだ」と毒づくスクルージ。  その晩、スクルージが荒れ果てた我が家に帰ると、目の前でドアノッカーが死んだマーレイの顏に変わり、その目をカッと見開いた。恐る恐る見直すと、それはただのノッカーだ。うちの中でも奇妙なことが起こりだした。突然何かを警告するかのように、家中のベルが鳴り始め、そして訪れた静寂の中で、チャリンと銅貨が落ちる音。それは、マーレイのまぶたからはぎ取ったのと同じ銅貨だった。その時、ガシャン、ドシンと誰か近づいて来る足音が・・・。寝室のドアをすり抜け、現れたのは、いくつもの金庫が付いた重い鎖を身体に巻き付けたマーレイの幽霊だった。幽霊は、恐怖におののくスクルージに向かって、彷徨い続ける自らの運命を泣き叫び、「お前のもとには3人の亡霊が訪れるだろう」と告げて夜空へ消えた。  教会の鐘の音とともに、強烈な光が寝室に刺した。まぶしさのあまり顏を手で覆ったスクルージの前には、炎のようにゆらめく光を頭から放ち、老成した表情を浮かべた奇妙な子供が立っていた。マーレイが予言した亡霊のひとり、“過去のクリスマスの亡霊”だ。亡霊は、尻込みするスクルージを宙に浮かべ、共に窓から外へ飛び出し、過去のクリスマスの日々へと誘う。  誰もがクリスマスで家に帰ってしまった学校で、ひとり寂しさに耐えて本を読んでいる8歳のスクルージ。愛する妹ファンの迎えで家に帰れる、喜びに満ちた17歳の時。奉公先の店主フェジウィックが開いてくれたパーティを楽しむ27歳のスクルージ。それらはみな、抱きしめたくなるほど優しく暖かい時間。だが、その5年後、スクルージは全てを損得で計る、金が全ての男に変わっていた。彼のもとから、恋人のベルが離れてゆく。  スクルージは居たたまれず、”過去のクリスマスの亡霊”の光を帽子で押さえつけようとするが、強いパワーで宇宙へ吹き飛ばされ、気づけば、寝室の床に転がっていた。  再び鐘が鳴った。居間のドアの隙間から、光がもれている。スクルージの名を呼ぶ大声とともにドアが開く。スクルージは強い力でベッドごと揺さぶられて床を滑り、ドアの前に投げ出された。居間は巨大に膨張しており、光に満ち、クリスマスの飾りやご馳走があふれ、中央には松明を掲げた巨人”現在のクリスマスの亡霊”が座っている。恐怖と諦めで、よろめくように居間に入るスクルージ。亡霊が、松明から魔法の粉をふりかけると床は透明になり、部屋全体が上昇してゆく。スクルージは、驚きながら、漂う部屋の透明な床からクリスマスの街を眺める。  狭い通りの安アパートの上に、漂う部屋は止まる。そこは、スクルージの雇い人、クラチットの家だ。精一杯のご馳走のガチョウを買いに走る子供達の笑顔や、楽しそうに料理を作るクラチット夫人の姿。奉公先から戻った姉娘マーサは、キスの嵐で迎えられる。足が悪い末っ子ティムを肩車して帰宅したクラチットは、外出先でのティムとのやりとりをそっと夫人に話して聞かせる。長くは生きられないだろう我が子の健気な心に、夫婦の目から涙が溢れる。  クラチットは、冷酷なスクルージの健康も祈って乾杯する。ティムも言う。「神様の祝福を。僕達みんなに!」 クラチットは、絶対離さないというようにティムを強く抱きしめた。  侮蔑していたクラチットの貧しくも愛にあふれた家庭を見て、思わず亡霊にティムの命乞いをしているスクルージ。だが、亡霊は言う。「この子は死ぬだろう。 “余分な人口が減ったほうがマシだ”」。それは、かつてスクルージが吐いた言葉。スクルージは、ショックを受けてよろめく。  飛ぶ部屋は荒野や荒海を越え、炭坑夫の小屋や灯台や外国船の上に止まる。そんな地の果てのような場所でも、クリスマスを祝う歌声が聞こえて来る。  閃光の後、スクルージはツリーが飾られ、笑い声が響くフレッドの家の中にいた。スクルージの性格をゲームのネタにして楽しんでいるフレッド夫妻やその友人達がいる。彼らには、スクルージの姿は見えない。スクルージの悪口を言い合う出席者に「気の毒なのは伯父さんの方だ。どんなに悪態をつかれても、僕は毎年クリスマスの挨拶に行くよ」とスクルージを擁護し、彼のために乾杯するフレッド。  彼は、スクルージにとって、今は亡き愛する妹ファンが残したたったひとりの子供なのだ。  次の瞬間、スクルージは、亡霊とともに時計台に立っていた。巨人は老いて身体は縮み、地球上での命を終えようとしていた。亡霊のローブの下には2人の子供がいた。少年は“無知”で少女は“貧困”。少年は邪悪な大人の姿に変わりスクルージに襲いかかって絞首刑の縄が巻き付き、少女は醜い売春婦となって気が触れて拘束衣に包まれた。鐘の音とともに2人は消え、”現在のクリスマスの亡霊”も塵となった。  スクルージは、自分の影が2つに分裂し、ひとつが漂い始めるのを見る。それは、顏も体もなく、フード付きマントから腕だけを突き出した怪物”未来のクリスマスの亡霊”だ。螺旋階段を転がり落ち、亡霊が操る葬儀用馬車に追われ、そして彼が見たものは・・・。 過去の行いを悔い、現在な孤独の自身の人生を見つめ。やがて訪れるであろう未来の姿と対面したスクルージ。果たして、彼は、未来を変えることができるのか?

スタッフ

ロバート・ゼメキス:製作/監督/脚本 スティーヴ・スターキー:製作 ジャック・ラプケ:製作 ダグ・チャン:プロダクション・デザイナー ロバート・プレスリー:撮影監督 ジェレミヤ・オドリスコール:編集 アラン・シルヴェストリ:音楽 ジョージ・マーフィー:ビジュアル・エフェクト・スーパーバイザー

キャスト

ジム・キャリー:エベニーザ・スクルージ(現代・少年時代・18歳・27歳) 過去のクリスマスの亡霊/現在のクリスマスの亡霊/未来のクリスマスの亡霊 ゲイリー・オールドマン:マーレイ/ボブ・クラチット/ティム少年 コリン・ファース:フレッド ロビン・ライト・ペン:ベル ボブ・ホスキンス:フェジウィッグ/ジョー老人

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