2009年/日本/110分/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSR 配給:IMJエンタテインメント、エイベックス・エンタテインメント

2009年8月29日、シネカノン有楽町2丁目、シネクイントにてロードショー

(C)2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会

公開初日 2009/08/29

配給会社名 0675/0316

解説


大人になるまでの、しんどくてつまらなくて、けれどあふれるくらい大切な<あの頃>。もしも、自分の居場所を見失ってしまっても、誰にでもいつだって思い出せる<あの頃>があるから、きっと明日は少しだけ前に進める——。
『女の子ものがたり』は、すべての“女の子”を元気にするノスタルジックで色彩豊かな感動の物語。  
 
原作は、 「ぼくんち」、「毎日かあさん」など独特の画風で人気を博している漫画家、西原理恵子によるものでハードカバー漫画としては異例の15万部という大ヒットを記録しているベストセラー。西原の分身とも言える主人公・菜都美を演じるのは、『博士の愛した数式』以来の主演作となる深津絵里。人生の絶不調から生きる勇気を取り戻していく様を、透明感あふれる独特の存在感で演じており、同世代の女性たちが共感するヒロインが誕生した。共演は『ワルボロ』や『タッチ』の映画作品のほか、「イノセント・ラヴ」などドラマでも活躍している今注目の福士誠治。ほかに風吹ジュン、奥貫薫、板尾創路ら多彩な役者たちが西原ワールドのユニークなキャラクターを熱演。また、脚本・監督は『子猫の涙』 で2007年東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門特別賞を受賞した森岡利行。また、愛媛県の海と山のある懐かしくて美しい風景が子供時代のシーンとして味わいを添えている。

ストーリー





高原菜都美(深津絵里)、漫画家、36才。昼間のビール、たらいで水浴、ソファで昼寝・・・スランプから抜け出すきざしがまったくないダメ作家。新米編集者、財前(福士誠治)もあきれ果て、ついにキツイ一言を投げかけてしまう。「先生、ともだちいないでしょう?」
しかし、そんな菜都美にも、かつて“女の子”だった頃、いつも一緒にいてくれたともだちがいた。
海と山のみえる小さな町で出会ったみさちゃんときいちゃん。少女から大人に成長していく未完成でいとおしいあの頃、情けないことも楽しくて輝いていたことも、自分の全てを受け入れてくれた大切なともだち。
今はもう会えないとしても、あのともだちと過ごした日々が、今も自分を励ましてくれていることに菜都美は気づいていく。
あの頃から今につながっている1本の道。ひとりっきりで歩いてきたんじゃないことを知ったとき、菜都美の心にある変化がおき始める——。

スタッフ

脚本・監督:森岡利行
原作:西原理恵子「女の子ものがたり」(小学館刊)
製作:STUDIO SWAN

キャスト

深津絵里
福士誠治
風吹ジュン
奥貫薫
板尾創路

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