わたし出すわ
原題:It’s on me
「わたし出すわ」。 突然帰郷した彼女の申し出に、つい受け取ってしまった大金─
2009年 日本/カラー/1時間50分/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル 配給:アスミック・エース
2009年10月31日、恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9他全国ロードショー
(c)2009 アスミック・エース エンタテインメント
公開初日 2009/10/31
配給会社名 0007
解説
本作品は『家族ゲーム』『間宮兄弟』『椿三十郎』などなど、話題作を世に送り続ける森田芳光監督の『(ハル)』以来13年ぶりの完全オリジナル作品。常に時代の先を捉えてきた監督の今回のモティーフは「お金」の使い方。サブ・プライムローンに端を発した世界的経済不況の真っ只中に生きる我々に、「明日の幸せのつかみ方」のヒントを教えてくれます。森田監督の集大成的作品である本作に、単独初主演作品となる小雪ほか、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子、仲村トオルという実力派かつ豪華キャストが集結しました。
その主題歌がこの度、辻詩音の歌う「ほしいもの」に決定!映画に感銘を受けた辻詩音が本作品のために特別に書き下ろし、森田監督もその才能を絶賛!!映画の鑑賞後感を盛り上げています。
辻詩音は、2008年11月12日にデビューした弱冠19歳のシンガー・ソングライター。デビュー曲「Candy Kicks」が、10代女性ソロ・アーティストとしては史上最多の数字となる、全国ラジオ/テレビ46局でパワープレイを獲得したことが話題を呼びました。
ストーリー
東京から遠く離れた街。1キロの金塊が民家に投げ込まれる事件がテレビのニュースを騒がしているこの街に、山吹摩耶(小雪)はやってきた。
路面電車の運転手・道上(井坂俊哉)は、電車の車内で高校時代の同級生だった摩耶と再会する。高校時代に仲のよかった友人たちに会いたがる摩耶だが、それぞれに事情を抱える友人たちは、すぐに都合をあわせることはできない。
摩耶と道上はふたりだけでささやかに再会を祝うことになり、話は「世界中の路面電車をめぐる旅をしたい」という道上のかつての夢へと及んだ。いまとなってはそんな夢を実現する金なんてないと話す道上に、摩耶は「そのお金、私が出してあげようか」と告げる。その言葉のとおり、後日、道上の家に、小包で多額の現金と世界の路面電車の資料が送られてきた——。
それから摩耶は、かつての友人たちひとりひとりに再会すると、友人たちのために大金を惜しげもなく出していく。故障に苦しむマラソンランナーの川上(山中崇)には治療費を。主婦の平場さくら(小池栄子)には夫が趣味の箱庭協会で会長に就任するための費用を。さらに摩耶は漁業試験場の研究員となった保利(小沢征悦)の研究にも金を出すが、そのために溝口(仲村トオル)という男と関わっていくことになる。
そして、会社社長の夫を亡くした魚住サキ(黒谷友香)にも金塊を渡す摩耶。摩耶のお金の出所や摩耶の意図もわからないまま、摩耶から大金を受け取ったことで、それぞれの生活は変化していく——。
スタッフ
脚本・監督:森田芳光
製作総指揮:豊島雅郎
プロデューサー:竹内伸治、三沢和子
エグゼクティブスーパーバイザー:黒澤満
ラインプロデューサー:橋本靖
音楽:大島ミチル
撮影:沖村志宏
照明:渡辺三雄
美術:山?秀満
装飾:湯澤幸夫
録音:高野泰雄
音響効果:伊藤進一
編集:川島章正
スクリプター:森永恭子
衣裳:宮本まさ江
キャスティング:杉野剛
助監督:増田伸弥
製作担当:樫崎秀明
製作管理:山本勉
プロデューサーアシスタント:今井淑恵
支援:文化庁
製作:アスミック・エース エンタテインメント
製作プロダクション:セントラル・アーツ
配給:アスミック・エース
キャスト
小雪
黒谷友香
井坂俊也
山中崇
小澤征悦
小池栄子
仲村トオル
小山田サユリ
ピエール瀧
北川景子
永島敏行
袴田吉彦
加藤治子
藤田弓子
天光眞弓
原隆仁
佐藤恒治
富川一人
鈴木亮平
吉増裕士
入江雅人
武田義晴
小川岳男
一太郎
林剛史
珠木ゆかり
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