原題:The Secret Life of Bees

母はやさしい人だった。そして私を捨てた。

2008年/アメリカ/カラー/110分/日本語字幕:古田由紀子 配給:20世紀フォックス映画

2010年06月25日よりDVDリリース 2009年3月20日(金・祝)、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー

© 2008 Twentieth Century Fox

公開初日 2009/03/20

配給会社名 0057

解説


14才の夏−それはリリィにとって特別な夏だった。
4才で母を失ったリリィにとって、10年もの間、小さな心の中で求め続けていた母からの愛の証。「本当に愛してくれていたの?」——その答えを探す旅の始まりだった。
観る者を計りしれない大きな愛で包み込み、深い癒しと感動を与える珠玉の名作が誕生した。
映画『リリィ はちみつ色の秘密』は、2002年に出版されて以来、世界23カ国にて翻訳、全米で450万部のベストセラーとなった小説の映画化。2008年10月17日より全米1,519スクリーンで公開し、全米第3位の好スタートをきるや、作品の口コミが広がり、現在もなおトップ10内にランク・インの快進撃を続けている。(11月18日時点)

舞台は1964年のサウス・カロライナ州——14才の少女リリィ(ダコタ・ファニング)は母の死の記憶に囚われ、心に深い悲しみ、傷、そして愛への飢餓感を抱えていた。そんなある日、それはまるで彼女を守る天使が導く必然の出来事のように、そしてそれはまるでミツバチが美しい花の蜜に吸い寄せられるかのように、リリィは一際目立つカリビアン・ピンクの家にたどり着く。そこには誇り高く、知的で魅力的なボートライト3姉妹、オーガスト(クイーン・ラティファ)、ジューン(アリシア・キーズ)、メイ(ソフィー・オコネド)が住んでいた。養蜂場を経営する長女オーガストの仕事を手伝いながら、3姉妹と生活を共に始めるリリィ。そこで彼女は、人との絆、友情、優しさ、勇気、愛に触れ、と同時に母の想い、甘い甘いはちみつ色の秘密を知ることになる———

 『この本ほどあらゆるレベルで話しかけてくれたものはない』と語るプロデューサーのジョー・ピキローラを筆頭に、映画化するにあたり、原作の魅力の虜となった最高のスタッフとキャストの面々が集結した。
 心に孤独と傷を負った多感な14才の少女リリィには、『アイ・アム・サム(01)』でセンセーショナルな映画デビューを果たした後、ロバート・デ・ニーロをはじめ、名優達との共演を経て、天才子役から(少)女優へと成長したダコタ・ファニング。養蜂場の経営者として二人の姉妹を支え、心の葛藤を抱えながらも、母なる大地のような大きな愛ですべてを包み込む長女オーガストには、歌手、女優、プロデューサーとマルチな才能で大活躍のクイーン・ラティファ。美しく、独立心の強い音楽教師の次女ジューンには、グラミー賞9部門受賞の天才歌姫、アリシア・キーズ。純粋で繊細な三女メイには、『ホテル・ルワンダ(04)』で素晴らしい演技をみせたソフィー・オコネド。愛を失った悲しみ、憤りをどう処理してよいかわからないリリィの父親役に、演技派ポール・ベタニー。

そして、『ドリーム・ガールズ(06)』でアカデミー賞助演女優賞を受賞、映画『セックス・アンド・ザ・シティ(08)』での熱演も光ったジェニファー・ハドソンが、リリィの世話役兼友人という複雑なキャラクター、ロザリンを好演している。
 今、ハリウッドで名実共にNO.1の人気を誇るウィル・スミスと妻ジェイダ・ピンケット=スミスが本作のプロデュースを務めているのも特筆すべき点である。
 リリィがカリビアン・ピンクの家で体験する出来事———それは誰にでもはちみつ色の秘密を思い出させ、深い感動と幸福感を胸にスクリーンを後にするだろう。そして、誰かに“愛している”と心の中で伝えたくなるに違いない。

ストーリー


スタッフ

監督・脚本:ジーナ・プリンス=バイスウッド
原作:スー・モンク・キッド(「リリィ、はちみつ色の夏」世界文化社刊)
編集:テリリン・A・シュロシャイアーA.C.E.
美術:ウォーレン・アラン・ヤング
撮影監督:ロジェ・ストファーズ N.S.C.
製作総指揮:ジェイダ・ピンケット・スミス
製作:ローレン・シュラー・ドナー、ジェームズ・ラシター、ウィル・スミス、ジョー・ピキラーロ

キャスト

クィーン・ラティファ
ダコタ・ファニング
ジェニファー・ハドソン
アリシア・キーズ
ソフィー・オコネドー
ポール・ベタニー

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