2008年/日本/カラー/110分/ 配給:東京テアトル

2009年08月07日よりDVDリリース 2009年2月28日(土)より、シネマライズ、テアトル新宿ほか全国ロードショー

(C)『罪とか罰とか』製作委員会

公開初日 2009/02/28

配給会社名 0049

解説



16歳の天才女優・成海璃子、本格コメディ初挑戦!

ひょんなことから “一日警察署長”となった売れないグラビアアイドル、アヤメは思い続けていた元カレ・春樹と再会する。戸惑いを隠せないアヤメ。春樹にはアヤメだけが知る秘密があった。そして大事件が起こり事態は意外な方向へ! ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)監督3作目となる『罪とか罰とか』は、え!? と まさか!でたたみかける衝撃満載の作品だ。

第1の衝撃 :成海璃子、崖っぷちグラドルをキュートに快演!

本作が本格コメディ初挑戦となる成海璃子は、ドラマ「瑠璃の島」や「ハチミツとクローバー」、映画『神童』などでの正統派美少女としての輝きから一変、崖っぷちグラビアアイドルの悲壮感を漂わせ頭をど突かれたり鼻血を出したりという、イケテなさぶりをキュートに表現し、新たな魅力で観る者を惹き付ける。まさにKERA作品的なヒロイン像を体当たりで演じ、コメディエンヌとしての魅力を存分に開花させている。

第2の衝撃:キュートでブラックなKERAワールド

KERAが生み出す、彼以外の誰にも思いつかないだろう奇想天外なストーリーと、新しくてハイセンスかつブラックな笑いの世界は、なぜか主人公とはまったく関係のない中年サラリーマン・加瀬の日常を追うプロローグで意表をつくなど、徹底したこだわりが炸裂している。すべてにおいて計算され尽くされたKERA流ブラックコメディ。1カットたりとも目が離せない新しいコメディ映画の誕生となった。

第3の衝撃:豪華で個性的なキャスト陣。

アヤメの元カレ、春樹役には新鋭・永山絢斗。アヤメを叱咤激励しながらも事態をどんどんややこしくするマネージャー・風間に、KERAの相棒ともいえる犬山イヌコ。常連の大倉孝二、山崎一、奥菜恵ほか、安藤サクラ、市川由衣、佐藤江梨子、六角精児、高橋ひとみ、串田和美、麻生久美子、石田卓也ら豪華キャストが一癖も二癖もあるキャラクターで続々登場するのも見所だ。

ストーリー



アヤメ(成海璃子)はいまいちイケてないグラビア・アイドル。同じ日にスカウトされた同級生・耳川モモ(安藤サクラ)は売れに売れ、今日もグラビア雑誌「Nadeshiko」の表紙を飾っている。アヤメのページだけが逆さまに印刷されているダメっぷりだ。

マネージャーの風間(犬山イヌコ)からは、いつも励まされているのだが、モモへのコンプレックスのせいで、アヤメは時々自分をバカにするモモの幻影を見る。コンビニで「Nadeshiko」を衝動的に万引きしてしまうアヤメ。が、あっけなく捕まり、見越婆(みこしば)警察署の“一日警察署長”をすることになる。

 午前中で終わる簡単な仕事のはずだった。しかし「一日警察署長なのだから夜中の12時まで署長を務めろ」と奇妙な理屈で閉じ込められてしまう。署長達は皆アヤメに指示を仰ぐ、なぜか?戸惑うアヤメ。しかも、自分を担当してくれる刑事は元カレの春樹(永山絢斗)である。実は彼には恐ろしい秘密があった。彼は刑事でありながら殺人癖(愛するあまりつい殺してしまう)のある超イケメンなのである。けれどアヤメは心のどこかで春樹を忘れられないでいる。突然の再会にアヤメの心は揺れまくる。

実はこの日の朝、春樹は恋人(佐藤江梨子)をマンションのベランダから突き落として殺してしまっていたのである。しかもアヤメはその殺人現場の目撃者(段田安則)から春樹が犯人である証拠となるスケッチブックを受け取ってもいた。しかし春樹が犯人であることをまさか自分の口からは言い出せない。

一方、春樹が恋人を突き落としたマンションの隣の部屋でコンビニ強盗の計画を練っていた男二人と女一人の怪しい三人組(大倉孝二、奥菜恵、山崎一)は、ついに犯行を決行。その時たまたまコンビニに居合わせたモモと風間マネージャーが連れ去られる。そのニュースを署長室のテレビで見るアヤメに指示を仰ぎに迫る署員。パニクるアヤメ。春樹の声が飛ぶ。「署長は署長なんですよ!」
 
果たしてアヤメは事件を解決することが出来るのか!?

スタッフ

監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
撮影:釘宮慎治
美術:五辻 圭
装飾:龍田哲児
照明:田辺 浩
録音:尾崎聡
音楽:安田芙充央

キャスト

成海璃子
永山絢斗
段田安則
犬山イヌコ
山崎 一
奥菜恵
大倉孝二
安藤サクラ
串田和美

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