気づいていますか?あなたの街に、小さな花が増えたこと・・・

2008年/日本/カラー/93分/ 配給:ゴー・シネマ

2009年1月24日(土)より、池袋シネマサンシャイン他にて全国順次ロードショー

(C)「花ゲリラ」製作委員会

公開初日 2009/01/24

配給会社名 0943

解説


他人と接することに臆病な青年ユウスケは、夜中に花の種を蒔いて歩く。線路沿いに、うち捨てられたプランターに、そして遊園地の木立の陰に……。その姿を偶然に見て、一緒に種を蒔き始めた映子の、「花ゲリラだね。花の時限爆弾…」という言葉に、「そんな大げさなものじゃないんだよ。ゆっくりやって、誰かの目にとまるかとまらないかで、ちょうどいいんだ」とつぶやくように答える。世の中との接触を最小限にして、ひっそりと誰の目にもとまらずに暮らしているユウスケ。でも、その心のどこかで、ちょっとだけでいいから、ほんのちょっとだけ、誰かに自分を見てもらいたいという思いを花に託したのだ。
そして、その切なる思いと優しさは、やがてみんなの心に届いていく・・・。

この物語は、人にはいろんな暮らしがあり、それぞれいろんな哀しみやストレスを抱えて生きている。でも、ほんの小さなきっかけがあれば、自分自身の視線も変わり、ひいては哀しみも和らぎ、希望も持てるかもしれない。そう、ほんの小さな花だって人を変えられると、ファンタジーのテイストも加味しつつメッセージしている。そして、その通り、登場人物が花に目をやる時、みんな素敵な顔をする。心にも目にも嬉しい一作だ。

<花ゲリラとは?>
空き地や道端など土のあるところにこっそり花の種をまいてしまう活動。 雑草が生えるスペースがあるのならその場所に花を育てよう。 それは自分が楽しむためでもあり、その花を見た他の人や、 花にまとわり付く虫達をも喜ばせる。 「どうしてこんな所に花が?」 人々の日常に小さな微笑と希望を運び、アスファルトに覆われた街に 土を呼び戻すための、静かな運動。それが花ゲリラなのです。

<花ゲリラ条約>
「あらっ、こんな所にこんな花が」と通行人に言わしめる事 ・花を見た通行人が、一日中幸せで居られるような効果を狙う事 ・人様に迷惑を掛けない事 ・花ゲリラは孤高であるべし ・子供の手と口が届きやすい場所に、毒草・棘付きは避けるべし ・自然公園、植生保護地域への爆撃禁止 ・抜かれても泣かない ・邪魔になって抜かれたら新天地を探すべし
(インターネットより抜粋)

ストーリー

映子は、入社2年目の社会人。仕事は忙しいがデスクワークばかりで張り合いがなく、会社と家を往復するだけの代わりばえしない日々をおくっている。ある夜、映子は家に帰る途中、線路に人影をみつける。
その男(ユウスケ)は、ひらりとその場を逃げ去っていった。数日後、同じ道を帰る映子。ふと思い出して線路に行くとそこにはまたユウスケの姿があった。どうやら、ユウスケは、夜になると街の様々な場所に花の種を蒔いて歩いているらしい。その行為を面白く思った映子は、勝手にそれを手伝うことを宣言する。
ユウスケは戸惑いつつも映子の積極性に巻き込まれる。
こうして2人の「花ゲリラ」がはじまった・・・。

スタッフ

監督:川野浩司
原作:「花ゲリラ」片岡薫夏
脚本:池田眞美子
音楽:佐橋俊彦
製作:中山晴喜、松田 誠、古川陽子
エグゼクティブプロデューサー:片岡義朗
製作管理:大井 守、磯山 敦、鷲頭哲郎
プロデューサー:川勝奈穂、小笠原裕樹
撮影:今泉尚亮
照明:白石成一
録音:沼田和夫
美術:野尻郁子
編集:張本征治
助監督:井原真治
制作担当:宇賀神幸男

キャスト

小西遼生
伴 杏里
永山たかし
馬場 徹
宮野真守(友情出演)
未來貴子
アンナ・リー
安藤成子
なかみつせいじ
森澤早苗
大河内 浩

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