原題:The Edge Of Heaven

幸せと不幸せは、背中合わせ。 だから、人生はいつだってやりなおせる。

2007カンヌ国際映画祭最優秀脚本賞・全キリスト協会賞受賞

2007年/ドイツ、トルコ/カラー/122分/字幕翻訳:寺尾次郎  後援:トルコ大使館、ドイツ連邦共和国大使館  支援:German Films 配給:ビターズ・エンド

2009年12月27日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次ロードショー

公開初日 2008/12/27

配給会社名 0071

解説


親と子——そばにいても心を通わすことができない、最も近い他人。ドイツとトルコ、2000キロに渡ってすれ違う3組の親子が、人生の旅路をさすらいながら“愛”そして“喪失から生まれる希望”を見出すまでを鮮烈に描いた名作が誕生しました。

監督・脚本のファティ・アキンは、トルコ系移民二世として73年ハンブルクに生まれ、『愛より強く』(04)でベルリン映画祭金熊賞を受賞した若き俊英。絶妙に交差する3組の親子関係やそれぞれのエピソードに張られた伏線など巧みな構成力とストーリー展開のすばらしさはカンヌを圧倒し、2007年カンヌ国際映画祭最優秀脚本賞と全キリスト協会賞を見事受賞しました。いま世界が最も注目する才能のひとりです。

ストーリー

大学講師の息子と、息子を男手ひとつで育てあげ余生を娼婦と過ごそうとする父。トルコからドイツに出稼ぎし娼婦として暮らす母と、反政府活動家としてトルコを追われた娘。友人を救うためイスタンブールに旅立つ娘と、彼女の身を案じながらも愛情を示せない厳格な母。この3組の親子が運命に導かれるままめぐり合い、別れ、そしてつながってゆく姿に、幸せと不幸せ、生と死が背中合わせに存在する人生というものの不思議さといとおしさ、大きな希望を感じずにはいられません。

スタッフ

監督・脚本:ファティ・アキン
撮影:ライナー・クラウスマン 
音楽:シャンテル 

キャスト

バーキ・ダヴラク
ハンナ・シグラ
ヌルセル・キョセ
トゥンジェル・クルティズ
ヌルギュル・イェシルチャイ
パトリシア・ジオクロースカ

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