草原の女
原題:珠拉的故事
2000年/中国/カラー/91分/ 配給:ワコー、グアパ・グアポ
2009年01月07日よりDVDリリース 《中国映画の全貌2008》10月18日(土)より、新宿K’s cinemaにて開催!
公開初日 2008/10/18
配給会社名 0321/0231
解説
『胡同の理髪師』のハスチョロー監督、長編デビュー作。
オリンピックを控えた北京の町、81年間胡同で理髪師を営む93歳のチンお爺さんの姿を捉え大ヒットを記録した『胡同の理髪師』。市井の人々の姿を、暖かい視線で捉え映像に映し出した監督ハスチョローが、2000年に自身の故郷内モンゴル東部の厳しい自然を舞台に撮った長編デビュー作。都会に行ったきりで帰らぬ夫を待ち、厳寒の草原で羊を追い子供を育てる女性ゾル。そこに運命に導かれたように現れる男ガル、都会で何もかも失くし、引き寄せられるように草原に戻ってくる夫ラシ。過去が次第に3人の人生を変えて行く中、辛い状況の中でも精一杯生き抜くゾルのたくましい姿を描く。主演のハースカオワに、中国版『遥かなる山の呼び声』と称された秀作。
ストーリー
内モンゴルの女性の冬の過ごし方は、ひたすら働き冬の過ぎ去るのを待つしかない。ゾルは都会に行って何年も帰らない夫の留守を守り、息子アヨールと草原で暮らしている。ある日、羊を追う人間が必要ではないかと知らない男が現れる。彼は、なぜか火を嫌がるところから火の意味を持つ「ガル」と呼ばれるようになる。大雪で食べ物が少ないオオカミが、昼間でも羊を狙って現れるようになった。ゾルを襲おうとしたオオカミを間一髪でガルが追い払い、ゾルは羊追いの仕事をガルに任せることにする。夜、ゾルが熱を出した。アヨールはガルに助けを求め、町の病院に連れていった。この事がきっかけとなり、親子はガルを受け入れ、ガルとアヨールは無二の親友となる。車も通れない大雪のこの年、思いがけずゾルの夫ラシが戻ってくる。ラシの言葉に揺れる、ゾル。過去の縁も次第に明らかになり、ゾルの運命が少しずつ変わろうとしていた。
スタッフ
監督:ハスチョロー
脚本:ルー・ユアン
撮影:ゲレルト
音楽:チャガーン
キャスト
ハースカオワ
トゥメン
デンジバヤル
バオハンルン
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