原題:Young@heart

2007年ロサンゼルス映画祭 国際映画部門 観客賞受賞/ローズドール(金のバラ賞)受賞 2008年アトランタ映画祭 観客賞受賞/サンダンス映画祭出品

2007/イギリス/35mm/108分/ドルビーSRD/カラー/1.85/字幕:戸田奈津子 提供:ピックス、ポニーキャニオン 配給;ピックス

2009年05月20日よりDVDリリース 2008年11月8日、シネカノン有楽町2丁目、渋谷シネ・アミューズ他にて全国ロードショー

公開初日 2008/11/08

配給会社名 0934

解説


「やんちゃな年金生活者たち」と評される“ヤング@ハート”は唯一無二のコーラス隊だ。アメリカ、マサチューセッツ州ノーサンプトン在住、年齢75歳から93歳までの騒々しいシニアの一団は世界中どこでも、そのパフォーマンスで絶賛を浴びてきた。そんな彼らが高らかに歌い上げるのは、アウトキャスト、ジミ・ヘンドリックス、そしてレディオヘッドなどのロックンロールなのである。

コーラス隊“ヤング@ハート”は1982年にマサチューセッツ州ノーサンプトンの高齢者向け公営住宅ウォルター・サルヴォ・ハウスの住人により結成された。結成当初から指揮者であり、コーラス隊を指導しているビル・シルマンは語る。「結成当初のコーラス隊のメンバーの中には、二つの世界大戦を経験した人もおり、結成当初88歳だった、アンナ・メインは、100歳になるまでメンバーとして歌い続けてくれました。そして、1983年、町で一番魅力的な劇団ノー・シアターの協力を得て、“ヤング@ハート”の初公演は4回のショーを完売してしまうほど大成功を収めたのです。」

その大成功のパフォーマンスから13年、それまで毎年ノーサンプトンでの公演を続けていた彼らにノー・シアター劇団の協力の下、ヨーロッパ・ツアーの計画が持ち上がった。「ノー・シアター劇団が毎年恒例でロッテルダムでの演劇祭に参加をしていて、たまたま1996年のテーマが『永遠の若さ』だったこともあり、劇団主催者のロイ・フォードリーが我々のことを話してくれて、ツアーを行うことになったのです。」それから、新しい楽曲を加えたり、衣装を取り入れたりで、<ロード・トゥ・ヘブン>という舞台を完成させた“ヤング@ハート”は、大反響を呼び、1997年から2004年にかけて、ヨーロッパ、オーストラリア、カナダで更に12回の公園を実施させるに至った。

そして、そのヨーロッパ公演中、イギリスで開催された<ロード・トゥ・ノーウェアー>のツアーの際に、舞台を見たスティーブン・ウォーカー(本作監督)との出会いによって映画化が実現したのである。

ストーリー



世界一いかしたロックンロール・コーラス隊。
平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんの真実の物語は、
泣いて、笑って、生きることの歓びを教えてくれる。

アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町ノーサンプトン。1982年に“やんちゃな年金生活者たち”こと“ヤング@ハート”と呼ばれるコーラス隊が誕生した。世界中を飛び回るこの歌い手たちは、平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんなのである。花形スターのアイリーンは92才のかわいいおばあちゃん。癌を患って3回も手術した83才のジョーはお医者さんに止められてもヨーロッパ・ツアーに行くような頑固で歌が大好きなおじいちゃん。そんな彼らが1年に1回のコンサートに向けて、コールドプレイ、ソニック・ユース、ラモーンズ、ボブ・ディラン、トーキング・ヘッズの曲の練習を重ねていく。歌うことは生きること、生きることが歌うことの彼らの姿に笑いと感動が生まれる「元気なおじいちゃんとおばあちゃん」の真実の感動物語。
コンサートが開催されるまでの6週間、おじいちゃんとおばあちゃんに何が起こるのか!!

スタッフ

監督:スティーヴン・ウォーカー

キャスト

アイリーン・ホール(93歳)
スタン・ゴールドマン(75歳)
フレッド・ニトル(80歳)
ドラ・モロー(83歳)
ボブ・シルマン(53歳、指揮者)

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