原題:Cruel Winter Blues

2006年11月9日韓国公開

2006年/韓国/カラー/118分/ 配給:CJエンターテインメント

2008年11月28日よりDVDリリース 2008年8月9日(土)より新宿バルト9ほか全国順次ロードショー

(c)CJエンターテインメント

公開初日 2008/08/09

配給会社名 0765

解説


熱血男児—熱い血を持った男

●家族みたいな感じの俳優たちが与える最高のアンサンブル
 演技派俳優ソル・ギョングの出演作という理由と、シナリオが良いという噂で公開前から話題となった。常に映画界の関心を一身に背負っているソル・ギョングと人気俳優チョ・ハンソン、そしてベテラン女優ナ・ムニの三人が主人公。シナリオがボロボロになるまで役を掘り下げるというナ・ムニ。そんなナ・ムニを「お母さん」と呼ぶソル・ギョング。ソル・ギョングの助言を振り返りながら渾身の力を尽くして演技に挑んだというチョ・ハンソン。三人の俳優たちは撮影を繰り返すたびに本当の家族みたいな雰囲気をかもしだした。三人の俳優たちの美しい和音とペーソスあふれる演技のアンサンブル、その感動は『熱血男児』で確認できる。

●リアリズムを基盤としたロケ
 “筏橋”という語感からくる、うら寂しい野原の感じから背景を筏橋にしたというイ・ジョンボム監督は、リアリティセッティングと日光の下で自然にわきあがってくる感情を重視した。日程と天気などを考慮したプロデューサーとアートディレクターはセット撮影を進めたが、監督はオープンセットに固執し、苦労と努力の結果、暗い市場の路地近くにある独特の店を探し出して、看板と内部小物など手短にセッティングしただけで監督が描いていた食堂を誕生させた。おかげで俳優たちは零下20度の寒さの中、演技をしなければならなかった。この映画の中で重要な場所となる小さな食堂で俳優たちが見せてくれる激しい感動は、観る者の脳裏に焼きつく一場面となるだろう。

●釜山国際映画祭で降り注がれた言論と観客の賛辞
 公開直前に、第11回釜山国際映画祭“スペシャルプレミア”セクションに招かれた『熱血男児』は、新人監督らしかぬ老練さで、復讐となつかしさを和えた演出で言論と賛辞を一身に受けた。「冷酷な世の中を悟らせる母性愛」「映画の中に立った、ナ・ムニ」「彼らの映画に思う存分笑って、元気なく目元を濡らしてみよう」など、好評の言葉を得た。特にベテラン女優ナ・ムニへの賛辞は「大韓民国最高の演技の神様、ナ・ムニ」といわれるほど絶賛された。

ストーリー

少年院出身のヤクザ、ゼムンとミンジェは組の命令で人を殺すが、間違って違う人を殺してしまい、相手組織の報復によってミンジェはゼムンの目の前で殺される。復習を決意したゼムンは弟分のチグックを連れてミンジェを殺したデシクのふるさとに向かい、母親が営む食堂でデシクが現われるのを待つ。しかし、しだいにデシクの母親との間に親子のような情を感じるようになり・・・。

スタッフ

監督・脚本:イ・ジョンボム
撮影:キム・ドンチョン
照明:イ・ウンス
音楽:キム・ジュンソク
武術:ユ・サンソプ

キャスト

ソル・ギョング
チョ・ハンソン
ナ・ムニ
ユン・ジェムン
リュ・スンヨン
オ・ヨン
シム・イヨン
キム・ジュンベ
クォン・ソンドク
チョ・ドクチェ
ヤン・ジョンヒョン
ソン・ウキョン

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