プラネットＸ　惑星爆滅 　

それほど遠くない未来、地球上で重い罪を犯した者は、宇宙の遥か彼方にある監獄惑星に留置されることになっていた。しかしその護送には計り知れない危険が伴うため、巨額の報酬で雇われた看守たちによって行なわれていた。その日も重犯罪者を護送する巨大宇宙船が銀河を航行していたが、突如星籍不明の宇宙船団から攻撃を受ける。護送船はダメージを食らい、囚人と看守たちは、脱出用ポットを使い、命からがらある惑星に漂着する。そこは一体が砂漠化しているが、酸素や水が存在し、地球と変わらぬ生活ができる空間であった。途方に暮れる彼らの前に、突然半透明の謎の生命体が現れ、看守の一人がいとも簡単に惨殺されてしまう。繋がらない無線、底を突き始める食料、極悪エイリアンの存在。恐怖が彼らを押しつぶそうとしていた中立ち上がったのが、かつて人類史上最狂と謳われた囚人だった。狂気ともとれる圧倒的な戦闘能力でエイリアンに立ち向かっていく。しかし彼は、まだ知らなかった。その戦いが惑星滅亡へのカウント・ダウンに繋がっていたことを。