2008年/日本/カラー/70分
配給:(有)アンジェリカ

2008年5月31日(土)〜シネマ・アンジェリカ(東京)
   5月31日(土)〜シネヌーヴォ(大阪)
   5月31日(土)〜シネマテークたかさき(高崎)ほか
全国順次ロードショー

©「ヤーチャイカ」製作委員会

公開初日 2008/05/31

配給会社名 0710

解説




−−−詩人、覚 和歌子、谷川俊太郎の二人が共に命を吹き込んだ奇跡の映像物語

「呼んでいる胸のどこか遠くで・・・」のフレーズが耳に瑞々しく残る、『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」。この歌の作詞者として知られる覚 和歌子が初めて書き下ろした「ゼロになるからだ」という詩集があります。小さな寓話のような25編の物語詩を集めたこの著作は、作者の何ともいえない不思議な世界観へと読む者を誘い、今も多くのファンを魅了し続けています。本作品は、この詩集に収録された「ヤー チャイカ」という詩を元にした映画化に際し、覚 和歌子が兼ねてから親交の厚い、現代の日本を代表する詩人、谷川俊太郎に参加を依頼し、共に命を吹き込んだ奇跡の映像物語です。

この作品の誕生は、ある種の文化的事件となることでしょう。

『ヤーチャイカ』はムービーカメラによって撮影された動く映像ではなく、スチルカメラによって撮影される静止写真を用いて構成されるというとても大胆な映像形式をとっています。登場人物の表情や動作の時間軸を断ち切る一瞬の映像、観る者はそこで自分の内面と向き合い、そこから自分の生きる時代を、自然を、宇宙を見つめ直すという体験をすることになるはずです。

一枚の写真が詩の一行にあたる、まさしくこれは映像化された詩篇といえるでしょう。
近年の様々な国際映画祭では、Eat,Drink,See Movies部門(ベルリン国際映画祭)やオリゾンティ部門(ヴェネチア国際映画祭)などの新しいジャンルの部門が新設され、斬新な作品が注目を浴びる機会が増えています。
本作品も観客の視覚・聴覚を刺激する、今までに無い全く新しい作品として、世界へ発信されていきます。

ストーリー

恋人の死をきっかけに、東京から移り住んだ村の小さな天文台に勤務している新菜。新しい彗星を発見し、それに村名を冠するという自治体からの指令を受けて、昼間は地域の子供達や観光客相手に天文台を開放したりといった日常を過ごしている。

ある日、新菜は都会の生活に挫折して旅を続けている男、正午と出会う。星空にしんしんと向き合う二人。
新菜に、正午は次第に惹かれ、また新菜も正午とすごす時間の中で少しずつ心を寄せるようになる。
新菜との関わりによって、自分のまなざしが生きることへ向かう力を再び得たと気づく正午。
新菜も正午との関わりによって、トラウマ(恋人を喪失した悲しみ)から開放されたことを感じる。
再び旅に出る正午。それを見送る新菜の手には・・・。

スタッフ

監督:覚和歌子、谷川俊太郎
原作:覚 和歌子(原作:「ゼロになるからだ」/徳間書店 刊 )
脚本:覚 和歌子、谷川俊太郎
企画・プロデューサー:畠中基博、中村誠
coプロデューサー:畠中節代、徳原重之
写真:首藤幹夫
音楽:丸尾めぐみ
衣装デザイン:伊藤佐智子
録音:橋本泰夫
アートディレクター:葛西薫

製作:㈱パグポイント・ジャパン、㈱フロンティアワークス、㈱ティー・ワイ・リミテッド

キャスト

香川照之
尾野真千子 
コモブチキイチロウ
高松いく

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