R246 STORY
6人の監督、6本の映画、1本の道。
2008年/日本/カラー/??分/ 配給:ゴー・シネマ
2008年8月23日(土)より渋谷Q-AXシネマほか全国ロードショー
(c)2008「R246 STORY」フィルムパートナーズ(ポニーキャニオン、電通、ソニマ、テレビ東京、フューチャー・プラネット)
公開初日 2008/08/23
配給会社名 0943
解説
青山・表参道・原宿・渋谷という流行の発信地を沿道に持ち、246(にーよんろく)の愛称で、ジャパニーズ・カルチャーの象徴として親しまれている国道246号線。この246をテーマに、6人のクリエイターがショートフィルムを競作。SF、時代劇、ラブストーリー、青春ドラマ、ドキュメンタリーなど、6人それぞれに246への想いを作品へと昇華させた、異色のオムニバス映画、それが『R246 STORY』だ。
監督をつとめたのは、日本エンターテイメント界の第一線で活躍する6人だ。独自の存在感を放ち、国際的にも評価の高い俳優・浅野忠信。歌舞伎界のサラブレッドであり、映画界でもその才能を発揮する中村獅童。総合格闘家からタレント、作家とマルチに活動する須藤元気。多彩なアーティストとのコラボレーションをおこなう音楽ユニット・m-floのVERBAL。若者から熱狂的な支持を集めるヒップホップ・グループRIP SLYMEのILMARI。バラエティタレントに加え、俳優としても確固たる地位を固めたユースケ・サンタマリア。フィールドを越えた共演でそれぞれの個性をスクリーンに焼き付ける。
6人の企画に賛同し、キャストにも『リアル鬼ごっこ』の石田卓也、『パッチギ! LOVE&PEACE』の中村ゆりといった若手から、加瀬亮、永瀬正敏、永作博美、新井浩文ら実力派、そして大杉漣、的場浩司、津田寛治、豊原功補らベテラン陣まで、豪華なメンバーが揃った。さらに唯一のドキュメントであるVERBAL監督作では、KREVA、ZEEBRA、BOSE(スチャダラパー)、NIGO、高木完らジャパニーズ・ラッパーたちが、日本のヒップホップシーンについて本音トークを繰り広げる。また、脚本家として、浅野忠信監督作品には映画監督の青山真治が、中村獅童監督作品には舞台演出家の河原雅彦が参加しているのも注目だ。
一見、統一性を持たないように見える6本。しかし、そこには6人のクリエイターから次世代の若者に向けたメッセージが込められている。『R246 STORY』は、現代の若者たちが生きるための道標となる。
ストーリー
「224466」
R246周辺を徘徊する老人・虎吉(加瀬亮)と幼い少女・シドミ(大森絢音)の前に、ロックンロール星からやってきたという男・246(浅野忠信)が現われた。彼は身体の一部であるドラムキットをなくしたことにより衰弱し、故郷の星にも帰れないというのだ。虎吉とシドミは、246を助けるために、彼がなくしたドラムキットを探す旅に出かける。そしてドラムセットの手がかりを知るオショウ(永瀬正敏)の元を目指す。
「JIROル−伝説のYO・NA・O・SHI」
タイムスリップを終えて21世紀から江戸の世に戻ってきた清水次郎長(的場浩司)。子分である森の石松(中村獅童)は、次郎長からとんでもない話を聞かされる。21世紀の若者は、246号線が清水に繋がっていることを知らないというのだ。246をシャレた国道だと思い、義理も人情も仁義もロックンロールもない。そんな未来の東京に、石松は“世直し”に行くことを命じられる。
「ありふれた帰省」
R246で交通調査のバイトをおこなっている近藤(津田寛治)、大木(眞島英和)、田丸(林雄大)、井上(須藤元気)の4人。バイト帰りの居酒屋で、井上は気になる発言をする。彼は離れ離れになった恋人を探すためにこの街に来て、交通量調査をしているというのだ。井上の要領を得ない説明に困惑しながらも、3人は井上に協力しようとする。ところがある日、井上が実家に帰ると言い出す。
「DEAD NOISE」
1970年代、黒人アーティストによって誕生し、瞬く間に世界を席巻したHIP HOP。日本でもさまざまな才能が開花していった。だが、時代は移り変わり、日本人のHIP HOP熱は次第に失われてしまった。それはメイクノイズしようにもノイズのない、デッドノイズの世界なのか? m-floのVERBAL自身が、日本のHIP HOP界をリードしてきたアーティストたちにインタビュー。「日本のHIP HOP界は、今後どうなるのか?」というテーマに迫っていく。
「CLUB 246」
レコード会社でアルバイトをしているケイスケ(石田卓也)。内気な性格で、毎日個室にこもってサンプルCDの発送作業に励む彼には、気になる存在がいた。クラブ好きで、ファッションのセンスも抜群。社内でアイドル的存在なサクラ(HARU)だ。ある日、偶然サクラが落としたクラブのチケットを見つけたケイスケは、チケットを渡すため、はじめて国道246沿いにあるクラブにやって来た。
「弁当夫婦」
同棲生活を続け、一緒にいることが当たり前になった37歳の女(永作博美)と男(ユースケ・サンタマリア)。お互いに結婚を望んでもいるが、完全にタイミングを逸している。女はR246沿いのギャラリーに勤務し、男はそこから見える路上で移動式カフェ“金魚屋コーヒー”を経営している。昼休みには近くの公園で一緒に手製の弁当を食べる、繰り返しの毎日。そんなある日の午前、女が“金魚屋カフェ”にやってきた……。
スタッフ
「224466」
監督:浅野忠信
脚本:青山真冶
「JIROル−伝説のYO・NA・O・SHI」
監督:中村獅童
脚本:河原雅彦
「ありふれた帰省」
監督:須藤元気
脚本:須藤元気/吹原幸太
「DEADNOISE」
監督・構成:VERBAL(m-flo)
「CLUB246」
監督:ILMARI(RIPSLYME)
脚本:ILMARI(RIPSLYME)/安部沙織/山田卓
「弁当夫婦」
監督:ユースケ・サンタマリア
脚本:ユースケ・サンタマリア/岡田俊平
製作:「R246 STORY」フィルムパートナーズ(ポニーキャニオン/電通/ソニマ/テレビ東京/フューチャー・プラネット)
制作:フューチャー・プラネット
制作協力:インダストリアル・ピクチャーズ
配給:ゴー・ シネマ
宣伝:デジタルハリウッド・エンタテインメント
キャスト
「224466」
浅野忠信
加瀬亮
大森絢音
豊原功補
新井浩文
永瀬正敏
「JIROル−伝説のYO・NA・O・SHI」
中村獅童
的場浩司
中村ゆり
大杉漣
「ありふれた帰省」
須藤元気
津田寛治
眞島秀和
林雄大
「DEAD NOISE」
CRAZY-A
高木完
MURO
DJ KAORI
宇多丸(RHYMESTER)
「CLUB 246」
石田卓也
HARU
SU(RIP SLYME)
WISE((B)APE SOUNDS)
ILMARI(RIP SLYME)
「弁当夫婦」
ユースケ・サンタマリア
永作博美
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