煉瓦工
原題:Murarz
1973年/ポーランド/18分 配給:?????
ひかりとかげSELECTION@Tollywood 2008年2月18日上映
公開初日 2008/02/18
配給会社名 0699
解説
ストーリー
メーデーの式典に出かける煉瓦工にカメラは焦点を当てる。ユザフ・マレサ、 45歳。いつになく正装、背広にネクタイだ。今日ばかりは誰も晴れがましく胸を張って集まってくる。その光景に、彼自身の述懐が重なる。銀行員から選ばれて党幹部養成所に入り、卒業して党組織を次第に昇進し、ワルシャワ地区の青年同盟の副議長にまでなった。そこへスターリン批判。56年、10月の改変、たちまち地位を失った。以来自分から望んで煉瓦工である。思えばあのころは官僚的だった。若者攻撃が流行し、長髪なら不良扱いする始末。人事権を振り回して外国に知人がいるといってクビにすることもできた。あれも時代と組織の中ではやむを得なかったのか。今は反省はあるが後悔はしていない。演劇に熱中し夫婦役をやった相手と今は夫婦だ。娘の毎日を見ると時代は変わったと思う。煉瓦工は楽しい。自分が一つ一つ積み上げた煉瓦の建物は全部思い出せる。わが人生は無駄ではなかったのだ・・・ (1981年、「ポーランド記録映画祭」パンフレットより)
スタッフ
監督 クシシュトクシシュトフ・キェシロフスキ
撮影 ヴィトール・シュトック キャスト ジョセフ・メレサ
キャスト
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