出会うはずのなかった二人── ここに答えがあるような気がした。

2008年/日本/カラー/117分/ 配給:東京テアトル

2008年11月8日(土)シネセゾン渋谷ほか全国順次ロードショー

©2008『天国はまだ遠く』製作委員会

公開初日 2008/11/08

配給会社名 0049

解説


○天橋立で見えたのは、天国じゃなくて、新しい私
仕事も恋もうまくいかないし、ひとりでがんばるのにも疲れた。OLの千鶴は、都会生活から逃げるように、小さな町を訪れる。人生に迷う彼女をゆっくり休息させて、たっぷり栄養を与えるのは、山奥で静かに暮らす青年、田村。出会うはずのなかった2人が出会い、互いの止めていた時計がゆっくりと動きだしていく。寄り添っていたいのに、その気持ちを口にできないふたり・・・。
『天国はまだ遠く』は、せつなくも温かい大人の恋愛ファンタジーだ。

○加藤ローサ×徳井義実(チュートリアル)-異色コンビ、映画初共演!
ヒロイン役には『いちばんきれいな水』『デトロイト・メタル・シティ』の加藤ローサ。生きることに不器用な女性をリアルに演じ、ストレス社会に生きる人々に共感を呼ぶ。
千鶴を静かに見守る田村には、チュートリアルの徳井義実。今回が映画俳優として本格デビューとは思えないほど自然体で演じている。
加藤ローサ×徳井義実というフレッシュな異色コンビの共演が見事に実現し、クスッと笑えて時にせつなく、心温まる2人のやりとりに注目!

○人気作家・瀬尾まいこ×『夜のピクニック』の長澤雅彦監督のコラボレーション!
原作は人気作家の瀬尾まいこの小説『天国はまだ遠く』(新潮社)。『夜のピクニック』『青空のゆくえ』など、瑞々しい映像で定評ある長澤雅彦監督が共同で脚本を執筆、映画化した。
 撮影は、日本三景のひとつ、天橋立で知られる京都府宮津市で、地域のみなさんの前面協力のもと行われた。
赤く色づく山と淡い光に包まれる日本海、劇中に出てくる宮津ならではの蕎麦や、食卓の料理は、もうひとつの主役でもある。
エンディングテーマは、『バッテリー』や『金八先生』挿入歌などで知られる、若手実力派の熊木杏里が歌う「こと」。また、透明感ある挿入曲は、「のだめカンタービレ」や『神童』などでピアノを担当したクラッシック界の貴公子・清塚信也が演奏しているのも注目だ。

※天橋立(あまのはしだて)・・「股のぞき」といって股の間から逆さに景色を眺めると、まるで天に舞う白い架け橋のようにみえることから、その名がついたと言われている。

ストーリー

夜の宮津駅に降り立った千鶴。「知らない場所でさよならするのだ」街灯もなく闇に包まれた森を抜け、タクシーは山奥に建つ「絶景の宿 民宿たむら」に止まる。戸惑う千鶴を迎えたのは、ひとり静かに自給自足生活を送る宿の主人・田村だった。
 他に客はいない。千鶴は決意したように、大量の錠剤を飲み込み、深い眠りに落ちていった。
しかし、朝日と魚が焼ける匂いが、千鶴を目覚めさせる。体は異常なし。
 光り輝く海、森を吹き抜ける風、木漏れ日、自然の恵みを生かした田村の料理・・・。
それらは、千鶴にとって、すべて新鮮だった。
そして何気ない田村のやさしさに千鶴の砕かれた心は徐々に回復していく。
 殻に閉じこもりストイックな日々を送るのには大きな秘密があった。しかし、千鶴という突然の訪問客が、田村の心を乱していく・・・。

スタッフ

監督・脚本:長澤雅彦
原作:瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」新潮社刊行
脚本:三澤慶子
音楽:渡辺俊幸
エンディングテーマ:「こと」杏里feat.清塚信也
製作:東北新社、吉本興業、東京テアトル、ワーナーミュージック・ジャパン、CELL、エーアワーズ
配給:東京テアトル
製作支援:宮津天橋立映画プロジェクト実行委員会

キャスト

加藤ローサ
徳井義実[チュートリアル]
原さぶ
絵沢萠子
郭智博
宮川大助
南方英二[チャンバラトリオ]
澤恵麻[友情出演]
板東英二[友情出演]

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