原題:NEXT

「マイノリティ・リポート」「ブレードランナー」の原作者が描く、衝撃の危機管理超大作!

2007年/アメリカ/95分/カラー/シネマスコープ/ドルビーSR・デジタル 配給:ギャガ・コミュニケーションズPowered by ヒューマックスシネマ

2008年10月03日よりDVDリリース 2008年4月26日(土)より、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

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公開初日 2008/04/26

配給会社名 0025

解説


「マイノリティ・リポート」「ブレードランナー」の原作者が描く、衝撃の危機管理超大作!

わずか2分だけの予知能力で、世界が救えるのか?
予知能力を持つ男。見えるのは自分の未来。そして、LAを脅かす核爆弾テロ——。

 予知能力を持つ男、クリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)。だが、彼に見えるのは、たった〈2分先〉の未来だけ。しかも、それは自分に関わる未来のみ。その才能を隠しながら、クリスはみすぼらしいラスベガスのクラブでマジック・ショーを行う日々を過ごしていた。
 そんな折、LA史上最悪の事件が勃発。テロリストグループがLAに潜入、核爆弾をどこかに仕掛けたのだ。FBIのカリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)は、この大量殺戮を防ぐため、クリスの予知能力に目をつけ、事件解決に利用しようとする。自分の能力を利用され、縛られるのを嫌うクリスだが、彼の最愛の恋人リズ(ジェシカ・ビール)がテロリストグループに捕らわれてしまったことから、この史上最悪の事件解決へと力を貸すこととなる・・・。
 秒刻みで展開されるスリルとアクション、加えてロマンスやコミカルな要素もたっぷりと盛り込まれた本作『NEXT‐ネクスト‐」の原作は、「ブレード・ランナー」「トータル・リコール」「ペイチェック 消された記憶」「マイノリティ・リポート」「スキャナー・ダークリー」を書いた大人気SF作家フィリップ・K・ディックによる短編「ゴールデン・マン」だ。主演とプロデュースを務めるのは、『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞を受賞したニコラス・ケイジ。共演は『エデンより彼方に』『めぐりあう時間たち』などで、のべ4度アカデミー賞候補に上がっているジュリアン・ムーアと、今もっとも注目される若手女優のジェシカ・ビール。さらに、伝説の名優ピーター・フォークも脇役ながら印象深い演技を見せる。
 監督は『007/ダイ・アナザー・ディ』を世界的に大ヒットさせたニュージーランド出身のリー・タマホリ。脚本は『マイノリティ・リポート』『トータル・リコール』のゲイリー・ゴールドマン、ジョナサン・ヘンスレー、ポール・バーンバウム。撮影監督は『スターウォーズ/エピソード1〜3』『トゥーム・レイダー』のデビッド・タッターソル、衣装は『ワイルドスピード』シリーズのサーニャ・ミルコビック・ヘイズ、音楽は『クラッシュ』『ブラック・ダリア』のマーク・アイシャム、編集は『007/ダイ・アナザー・ディ』『アイランド』のクリスチャン・ワグナーが担当する。レボリューション・スタジオとIEGバーチャルスタジオが贈る『NEXT ‐ネクスト‐』は、ケイジのプロダクションカンパニー、サターン・フィルムズとブロークン・ロードによって製作された。ケイジの妻アリス・キム・ケイジもカメオとして映画初出演を果たす。

ストーリー



全米を驚かす爆弾テロ。
最大の危機に政府が頼ったのは、〈2分先〉の予知能力を持つ、
しがないマジシャンだった。
果たして、彼に世界は救えるのか?!

■ 〈2分先〉の未来が見える男
 クリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)には、〈2分先〉の将来が見える。しかし、それはあくまで自分に直接関係のあることだけ。他人や、世界全体の未来を読むことはできない。
 恵みとも呪いとも取れるその稀な才能を、彼は秘密として隠しながら生きることを余儀なくされている。そんなクリスにもってこいの職業が、ラスベガスのマジシャンだった。二流のショーは満場になることもないが、余分な金が必要ならば仕事の帰りにブラックジャックをやって稼げばいい。毎回、あまりにも都合良く勝ちすぎる彼に、カジノのセキュリティは怪しいと疑問を抱き始めているが、クリスはそれを知らない。
 そんな彼の頭に、時々よぎる美しい女性(ジェシカ・ビール)の姿があった。あるダイナーに現れるその女性を、クリスは知らない。どうやって彼女と知り合いになればいいのかもわからない。しかし彼は、どうしても彼女に出会いたくて、満たされるかどうかわからない希望を抱きつつ、そのダイナーに通い詰め、昼間にマティーニを飲みながら彼女が現れるのを待っている。
 ある夜、いつものようにギャンブルでひと稼ぎし、カジノの換金所で現金を受け取っていたクリスに、突然〈2分先〉の映像が見えた。今、換金所に歩み寄って来ようとしている男は銃で換金係を脅し、現金を奪って逃げて行こうとしているのだ。反射的に、暴力をもってその男を阻止するクリス。だが、ほかの人の目には、その「犯罪」はまだ起こっておらず、悪いのは一方的に男を攻撃したクリスということになる。モニターで事件を目撃したセキュリティはただちにクリスを捕まえるべくカジノフロアに向かう。
■ FBIの依頼
 なんとか逃げ帰り、ひと安心していたクリスの家に、思わぬ訪問者が現れた。見るからにタフな女性、カリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)は、FBI捜査官だが、さきほどクリスが犯した暴力沙汰で彼を追ってきたわけではない。核兵器を持つテロリストが、ロサンゼルスを爆破しようと企てていることをかぎつけたFBIは、その陰謀を阻止するべく、クリスの協力を得ようとしているのだ。しかし、テロ事件など他人事と考えるクリスには、いかに彼女に説得されても、そんな面倒なことに関わるつもりは毛頭ない。
 折しも例のダイナーで、ついに夢の女性に出会い、知り合うことに成功するクリス。女性の名前はリズ、ネイティブアメリカンの子供たちを教える教師だった。クリスのことを変わった男だと感じつつも、不思議な信頼を覚えたリズは、彼と一緒の車でダイナーを去る。クリスを追いかけてカリーがダイナーに到着した時には、ふたりはすでに姿を消していた。
 ラスベガスを後にしてまもなく、リズの中にもクリスに対する恋心が芽生える。理想の女性と愛し合う喜びに胸をときめかせるクリス。が、FBIはすぐにふたりの居場所をつきとめた。カリーはこっそりとリズに近づき、クリスが危険な男であると伝え、飲み物の中に薬を入れるように指示をする。意外なことを言われて大きなショックを受けながらも、リズは言われるままにオレンジジュースに薬を混ぜた。しかし、やはりクリスを愛する気持ちを失えないリズは、どたんばでFBIを裏切る。リズを巻き込みたくないクリスは、自分のもつ不思議な才能について告白した上で、いつか絶対にまた会うと約束し、彼女をひとりで逃がす。
■ 核テロリズムVS予知能力
 ついに捕まえたクリスに、フェリスはテロリストの行動を読めと強引に迫る。「自分に直接関わりのない未来は読めない」というクリスの声にも、彼女は耳を貸そうとはしない。そんなクリスの頭に、突然、〈2分先〉の映像がよぎった。愛するリズが、テロリストたちの策略に使われたからだ。
 もはやクリスにとって、これは他人事ではない。リズの命を救うために、クリスは必死で彼らの居場所を探そうとする。彼の頭に少しずつ浮かび上がるイメージをもとに、カリーが率いるFBIは、詳しい場所を特定しようと懸命に努力。そして彼らはロサンゼルスに向かった。クリスはリズを、そしてアメリカ国民を救うことができるだろうか?

スタッフ

原作 : フィリップ・K・ディック「ゴールデン・マン」(ハヤカワ文庫)
監督 : リー・タマホリ
脚本・製作総指揮 : ゲイリー・L・ゴールドマン
脚本 : ジョナサン・ヘンズリー/ポール・バーンバウム
製作 : ノーマン・ゴライトリー トッド・ガーナー アーン・L・シュミット グラハム・キング
製作総指揮 : ジェイソン・クルニック ベンジャミン・ウェイスブレン
撮影 : デヴィッド・タッターソル
美術 : ウィリアム・サンデル
編集 : クリスチャン・ワグナー
衣装 : サーニャ・ミルコヴィック・ヘイズ
音楽 : マーク・アイシャム

キャスト

ニコラス・ケイジ
ジュリアン・ムーア
ジェシカ・ビール
トーマス・クレッチマン
トリー・キトルズ
ピーター・フォーク

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