原題:Narco

どこでも眠ってしまう男、現実は、夢の中よりちょっぴり不思議!!

2004年12月1日フランス公開

2004年/フランス/カラー/105分/シネスコ/PG-12 配給:バップ+ロングライド

2008年04月21日よりDVDリリース 2007年10月20日、ユーロスペース、吉祥寺バウスシアターにてロードショー

(C)2004 LES PRODUCTIONS DU TRÉSOR / STUDIOCANAL / TF1 FILMS PRODUCTION / M6 FILMS

公開初日 2007/10/20

配給会社名 0076/0389

解説


1,000人に1人の発症率!と言われる不眠症に続く注目の睡眠障害「ナルコレプシー」の映画!
本作の主人公を悩ます病気「ナルコレプシー」とは、夜充分な睡眠を取っていても、日中の活動時に堪え難い眠気に襲われ、居眠りを繰り返してしまう病気。また眠気と同時に、身体の一部または全身の筋肉の緊張が突然失われる発作、情動脱力発作(カタプレキシー)を伴い、これは笑う、興奮する、怒るなど感情の動きによって誘発されます。そのためこの発作が全身に生じた場合は、本作の主人公のように突然倒れてしまうこともある。その他、入眠時幻覚や、金縛りに似た睡眠麻痺なども症状として挙げられます。今年の3月28日から欧米でよく使われる新しい治療薬「モダフィニル」(副作用が少なく、日中の眠気を抑える)が日本でも保険適用となったことから、「ナルコレプシー」が各紙で取り上げられ、不眠症などと並ぶ睡眠障害として一躍脚光を浴びなかった。
発症に男女差はなく、多くは10歳から20歳の間にかかり、現時点では根治的な治療法は見つかっていまない。ただし正しい診断を受ければ、薬物療法と生活習慣の改善によってほぼ普通の日常生活を過ごすことが可能とされている。しかしまだまだ認知度の低さゆえに、多くの患者さんを苦しめている病気であり、本作の中で主人公が悩む「正しい治療が受けられない」また「周囲の理解が得られない」などは、実際に「ナルコレプシー」の患者さんが抱える問題点と重なる。
今や5人に1人は何らかの睡眠障害を抱えていると言われている時代だが、本作はその中でもまだ珍しい病気「ナルコレプシー」に着目することで、多くの方に病気への理解を促しつつ、「ナルコ」から目覚めることを起点にした、明るいコメディタッチの作品である。

ストーリー

主人公ギュスはどこでも発作的に眠ってしまう睡眠障害「ナルコレプシー」に悩まされている。
夢の中では何でも思い通りなのに、現実はまるで上手くいかない。そんなギュスはある日、眠ってる間に見た夢をコミックに描き始める。。。

スタッフ

監督:トリスタン・オルエ、ジル・ルルゥシュ

キャスト

ギョーム・カネ
ザブー・ブライトマン
ブノワ・ポールヴールド
ジャン=ピエール・カッセル

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