僕の記憶から花嫁が、消えた。 愛する人が誰なのか忘れてしまった記憶喪失男が巡る、恋のラビリンス

2011/日本/カラー/アメリカンヴィスタ/SR-D/108分 配給:ギャガ+キノフィルムズ

2011年11月19日(土)、新宿バルト9他全国ロードショー

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公開初日 2011/11/19

配給会社名 0025/1093

解説


僕の記憶から花嫁が、消えた。
愛する人が誰なのか忘れてしまった記憶喪失男が巡る、恋のラビリンス

スケートリンクで転んで気を失ってしまった製薬会社の営業マン、片山輝彦のカバンの中から出てきたのは見覚えのない婚約指輪だった…!
恋人に関する記憶だけサッパリと無くなってしまった輝彦の前に、まるでタイプの違う3人の女性が現れ、それぞれが彼女だと名乗る。クールな才女智恵、明るくセクシーなめぐみ、家庭的な和歌子。指輪があるからには、彼女たちのうちの誰かを愛していたことは確かだ。僕の指輪を待っている大切な人にプロポーズしなくては!でも一体、誰に!?

なぜ、愛する人の記憶だけ失ってしまったのか、果たして指輪は誰のためのものなのか? 見覚えのない指輪と見覚えのない恋人たちに翻弄されるうちに解き明かされる、輝彦が心の奥にしまおうとした想い。恋の記憶をめぐる結末には、意外な秘密が隠されていた・・。

30歳を目前に控えた、情けなくも憎めない独身男子の、結婚相手と失くした記憶をめぐるラブファンタジー!

輝彦を演じるのは『十三人の刺客』などワイルドな作品から、『鴨川ホルモー』などのコメディまで、ここ数年、ふり幅の大きいキャラクターに挑戦してきた演技派俳優、山田孝之。久しぶりのラブストーリーとなる本作では、迷宮に入り込んでしまう記憶喪失のサラリーマン役をコミカルかつ切なく演じている。対する、男の理想と憧れを具現化したような
3人の女性に扮するのは、小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴。そしてスケートリンクに
いる謎めいた少女を演じるのは期待の新鋭、二階堂ふみ。まったく違った魅力を放つ彼女たちが、輝彦だけではなく観客をも迷わせ、どこか夢のような世界へと誘ってくれる。

芥川賞受賞作家、伊藤たかみの同名小説を大胆に脚色、映画化したのは、長編デビュー作『檸檬のころ』で脚光を浴びた岩田ユキ。イラストレーターでもある監督らしく美術や衣裳のディテールにもこだわり、オルゴールのように少女たちが滑るスケートリンクのイメージや早回しの映像などを使い、レトロポップな世界観を生み出している。これまでの“記憶喪失もの”のイメージを塗りかえる、ファンタジックな映像と、人間の滑稽さをやさしく包み込むリアルな感触が同居する、一風変わったラブストーリーが誕生した。

ストーリー














片山輝彦(山田孝之)は実直な性格の製薬会社の営業マン。バイクで営業先を周りながら
置き薬を補充する仕事をコツコツ真面目にこなし、成績はトップを誇っていた。ところがある日、営業先のスケートリンクで転んで頭を打ち、気を失ってしまう。目が覚めた後、なぜそんな場所にいたのかさえ思い出せないまま鞄を開くと、中から出てきたのはなんと
婚約指輪だった……! 

一過性の健忘症と診断された彼は病院から抜け出すが、自分の頭から恋人に関する記憶だけスッパリと無くなっていることに、まだ気づいていなかった。
そして彼の前にまるでタイプの違う3人の美しい女性が現れ、それぞれが輝彦の彼女のように振る舞ってくる。ひとりはクールな会社の先輩、智恵(小西真奈美)。東大医学部出身、頭痛・生理痛薬研究室の若きリーダーで、輝彦のお客さん用に漢方のアドバイスをくれたりもする、よく気がつく完璧な才女だ。もうひとりは営業先の「メルヘン風俗モンデルセン」の人気No.5、巨乳でサバサバとしたグミことめぐみ(真木よう子)。セクシーな人魚のコスチュームを着て輝彦を貝の形のベッドに誘ってくる。そして最後は公園で人形劇屋台をしている清楚で家庭的な和歌子(池脇千鶴)。彼女の人形劇は子どもたちに受けが悪く、生傷が絶えないために輝彦の会社の薬のヘビーユーザーだった。

なんとか記憶を取り戻そうと、最初のスケートリンクに通ううちに、いつもいるスケート少女エミ(二階堂ふみ)に相談に乗ってもらうようになる輝彦。
手元の婚約指輪は、一体誰のためのものだったのか。結婚相手にふさわしい女性は誰なのか。エミのアドバイスもあり、輝彦は悪いと思いつつもその答えを探るべく、3人の女性たちと日替わりでデートを繰り返す。しかし会えば会うほどそれぞれに魅力的な彼女たちに目移りするばかりで、記憶が戻る気配もない。究極の選択に頭を悩ませていたある日、ついに3人の恋人が一堂に会するという事件が起きてしまい…。
はたして、輝彦は無事記憶を取り戻し、この迷宮から抜け出せるのだろうか?!

スタッフ

原作:「指輪をはめたい」伊藤たかみ(文春文庫刊)
監督・脚本:岩田ユキ
原作:「指輪をはめたい」伊藤たかみ(文春文庫刊)
製作総指揮:木下直哉
プロデューサー:武部由実子・平林勉
音楽:加羽沢美濃
衣裳デザイン:伊藤佐智子
撮影:翁長周平
美術:井上心平
照明:柴田亮
録音:小宮元
企画協力:文藝春秋
特別協賛:スタージュエリー
企画・製作:キノフィルムズ
ギャガ/キノフィルムズ共同配給
宣伝協力:アルシネテラン

キャスト

山田孝之
小西真奈美
真木よう子
池脇千鶴
二階堂ふみ
ほか

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