2007年/日本/カラー/60分/ 配給:株式会社ブルズ・アイ/株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム/トリウッド

2007年8月18日、下北沢トリウッドにて夏、ロードショー

(C)PPP「プライスタグ」/トリウッド

公開初日 2007/08/18

配給会社名 0699

解説



テレビなどで連日報道されている「大人とお金の関係」へ不信感が強まる現在、子どもへの「お金」の教育が見直されています。PPP(※1)第二弾作品「プライスタグ」のテーマは「お金」。「お金」は、「守りたいもの」「自分の欲望」「未来への投資」、そして何より「生きるため」にお金の存在は不可欠です。本作品では、中学生の主人公、正太郎が家族、友人らと触れ合う中で、「お金」の本来の重要性を実感し、「価値観」を見つけていく様が、あらゆる場面で出現する「落書き」「数字」とともにリアルに描写されています。

監督・脚本は大阪芸大出身の新人友野祐介(『夢のほとり』)、プロデューサーも同校出身の坂田史志、両名とも初商業作品になります。撮影も同校出身で、山下敦弘監督とのコンビで有名な近藤龍人(最新作『天然コケッコー』)、他スタッフも大阪芸大チームが務めます。主演の中学生3人には、オーディションで選出された新人の荻田修司、今西彩、矢橋秀浩、また『初恋』『樹の海』の小嶺麗奈、『演じ屋』『駄目ナリ!』の笠原紳司が主人公のこころの隙間を埋めるべくおおらかな存在感で物語りを包み込みます。

ストーリー

奇妙な落書きが蔓延する街に暮らす中学生の正太郎。ある日幼なじみの坂東が転校することを知る。転校先は新幹線で2時間もかかる街。「すぐ会えるよ」という不用意な言葉から坂東とのすれ違いが生じてしまう。中学生の正太郎には新幹線の切符代が幾ら掛かるかも分からなかった。
そんな中、正太郎は「お金」にまつわる出来事や感情に直面しはじめる。生活の為にお金を切り詰めながらも”幸せ”な暮らしをしている姉夫妻、その”幸せ”に違和感を感じる正太郎。そして、ある目的のために違法な手段で高額なお金を生み出している同級生篠原。しかも篠原は奇妙な落書きをしている張本人だった。板東が引っ越すその日、彼女に逢いに駅に走る正太郎。果たして彼女に逢えるのだろうか? そしてお金の意味って?

スタッフ

監督・脚本・編集:友野祐介
プロデューサー・制作主任:坂田史志
撮影:近藤龍人
CG:藤林久哉 美術:野崎無大
音楽・MA:長谷川憲人   録音・SE:佐藤真樹子
照明:浅川周   メイク・衣裳:窪田弥生   助監督:清水艶 南圭司 牧野裕也 長江将史
制作進行:高塚映里香   記録:田中孝典
助監督:南圭司/牧野裕也/長江将史
アクション監督:今西洋貴
エグゼクティブ・プロデューサー:上村豊彦
プロジェクトマネージャー:大槻貴宏
スペシャル・サンクス:兼光一博/川口典考
製作・配給:株式会社ブルズ・アイ/株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム/トリウッド

キャスト

荻田修司
今西彩
矢橋秀浩
植松俊也   
吉川智子

小嶺麗奈   
笠原紳司

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す