原題:Mr. Bean's Holiday

あの伝説の"へんなおじさん"が帰ってきた! 今度はカンヌで世界のセレブを相手に大騒動を巻き起こす! ビーンの痛快&爆笑コメディ第2弾、ついに日本上陸!

2007年3月24日

2007年イギリス映画/カラー作品/89分/ビスタサイズ/ドルビーSRD/ 配給:東宝東和

2010年10月22日よりDVDリリース 2008年07月09日よりDVDリリース 2008年1月19日(土)、日比谷みゆき座ほか全国ロードショー

(c) Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte

公開初日 2008/01/19

配給会社名 0002

解説


あの男が帰ってきた!『007』?NO! 『インディ・ジョーンズ』?NO! NO! 『Mr.BOO!』? 惜しい! あの男とは、10年前全世界を爆笑の渦に巻き込み、世界一有名なイギリス人になった男、ミスター・ビーンだ!
1990年、イギリスでスタートしたTVシリーズ「ミスター・ビーン」は、ローワン・アトキンソン演じる、英国紳士のイメージをくつがえす奇妙奇天烈なキャラクターと、とんでもないドタバタ・ギャグの面白さによって世界的な人気番組&有名人になった。このシリーズは当時全世界94ヶ国で放送され、日本でも96年からNHKが放送開始。深夜帯にもかかわらず驚異の高視聴率を記録。ファンの熱狂に後押しされるように、97年には劇場用長編『ビーン』も制作され、日本公開の際はローワン本人も来日し、あらゆるメディアに出まくって列島縦断の大ブームを巻き起こした。そしてその映画版第1作は、全世界興行収入2億6千万ドルという地球的規模のスーパー・ヒットを飾ったのである。

1作目でビーンはアメリカ・ロサンゼルスを大混乱に陥れたが、10年ぶりの新作の舞台は”花の都”パリ、そしてカンヌ!教会のくじ引きで1等賞を当てたビーンは、副賞のビデオカメラを手に南仏で過ごす1週間のヴァカンスに旅立つ。しかしこのオトコの行くところ、トラブルのタネは尽きず、それどころかスケール&ヴォリューム・アップ!フランス語なんかもちろん喋れず、唯一話せる言葉といえば、”グラシアス!”←スペイン語じゃん!レストランに入ればおすすめメニューのエビやカキを相手に大騒ぎ!サイフもパスポートも失くしてあっという間に無一文!そんなデタラメ道中のさなか、知り合ったのが10才の少年ステパン。ロシアの映画監督を父に持つその少年は、父親と共にカンヌ映画祭に向かう途中、ビーンのせいで父親とはぐれてしまったのだった。言葉通じぬ小さな相棒を父親の元に送り届けるため、ミスター・ビーンのフランス縦断カンヌ行き、爆笑アドベンチャーが幕を開ける!

 主演のビーンには、なお一段と”ヘンなおじさん”ぶりが加速されたローワン・アトキンソン。ビーンならではの全身を使ったおかしな身振り、常人に真似できない”顔芸”の数々は、抱腹絶倒、爆笑の嵐を巻き起こす。ビーンと旅をするステパン少年にマックス・ボルドリー。2人の珍道中に同行するハメになる新人女優、サビーヌに『恋愛睡眠のすすめ』のエマ・ドゥ・コーヌがキュートな魅力を発揮している。またカンヌ・グランプリを目指す米・映画監督クレイ役にウィレム・デフォーが扮し、”自分大好き”なナルシストを怪演している。
 スタッフには製作総指揮のリチャード・カーティス以下、”ビーンズ・ファミリー”が再結集。監督は英国製傑作TVコメディ・シリーズを多数手掛けてきた新鋭、スティーヴ・ベンデラックが劇場作品デビューを飾っている。また特筆すべきは、ミスター・ビーンのファンであったカンヌ映画祭主催者の特別許可により、史上初、本当の映画人たちがレッド・カーペットを歩くシーンがクライマックス・シーンとしてカメラに収められた。撮影はカンヌ映画祭の開催地ル・パレのほか、ロンドン、パリ、リュベロンなどで、2006年の夏、12週間以上かけて行われた。

 すでに全世界32カ国で初登場No.1を記録した『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』。日本でも新たなビーン・ブーム再燃間違いなしの快作誕生だ!!

ストーリー



カンヌ旅行が当たっちゃった!

今日も雨降りのロンドン。ミスター・ビーン(ローワン・アトキンソン)は、教会のくじ引きで、南仏で過ごす一週間の休暇&ビデオカメラ、という一等賞を当てた。滞在地はカンヌ!しかも映画祭が開催されている一年で最も賑わうシーズンだ。
ビーンは、手に入れたばかりのビデオカメラであらゆるものを撮影しながら、高速列車でパリへ向かう。ガール・デュ・リヨン駅で、彼は一人の乗客に列車に乗り込む自分を撮影してほしいと頼む。頼まれたのは、ロシアの映画監督エミール・ドヘスフスキー(カレル・ローデン)だったが、彼も映画祭で審査員を務めるために、カンヌへ向かう途中だった。親切にも引き受けたエミールは、あれこれ撮影に注文をつけるビーンのせいで、気づいた時には列車が発車、プラットホームに置いてけぼりに。そしてビーンは車中で父・エミールとはぐれた息子、10歳のステパン(マックス・ボルドリー)と知り合った。しかし2人は相手の言葉がまったく分からない。どうしよう!?
ビーンとステパンはエミールを待つために次の駅で降りるが、次の列車は急行だった!列車は2人が待つ駅を通過、エミールだけ先にカンヌへ行ってしまう。ビーンとステパンは次の列車に乗るが、ビーンはサイフと切符、パスポートをプラットホームに置き忘れていたために、列車からつまみ出され、どことも判らぬ異国の地で途方にくれてしまう。あーあ。一方エミールは、“変なおじさん=ビーン”、を誘拐犯と思い込み、警察に届け出たため、全仏規模の捜索が開始された。

ビーンと少年の珍道中

その頃ビーンとステパンは、道行く人たちにでたらめダンスの大道芸を披露。喝采を浴びた2人は、カンヌ行きのバス乗車賃を稼ぎだす。しかしビーンの切符はなぜか、市場のニワトリの足にからみつき、彼はバスに乗り損ねてしまう。ステパンと離れ離れ、片田舎に取り残されたビーン。夜になってある村にたどり着いたビーンは、干し草を積んだ荷馬車の下で眠ってしまう。翌朝目を覚ました彼は、そこがヨーグルトのCM撮影のセットだったことにビックリ。現場を仕切る監督は、米の映画監督、カーソン・クレイ(ウィレム・デフォー)だった。彼はカンヌ映画祭のプレミア上映に参加する前に、CM撮りでひと稼ぎしているところだった。
ビーンは現場で知り合った女の子、サビーヌ(エマ・ドゥ・コーヌ)と一緒に南へ向かうことにする。彼女もクレイの新作に端役で出演しており、カンヌに向かうところだった。ビーンは高速道路のサービス・ステーションでステパンと再会、そこから3人は夜を徹して、南へ車を飛ばした。

ビーン、カンヌ映画祭で大暴走!?

カンヌに着いた3人は、TVのニュースでビーンが誘拐犯として指名手配され、大騒ぎになっていることを知る。サビーヌの母親と娘に変装したビーンとステパンは、なんとか検問を通過、プレミア会場にたどり着いた。しかしチケットが一枚しかなかったため、入場できたのはサビーヌだけ。ビーンとステパンは裏からこっそり会場に忍び込んだ。ちょうど上映中だったクレイの“お芸術映画”に観客はウンザリ。サビーヌの出演シーンがカットされていることに気づいたビーンは、大変なイタズラを仕掛ける。映写室に忍び込み、サビーヌの映像を映画に入れるため、自分が撮影したビデオを上映し始めた!驚いた観客たちは、改めてスクリーンに目を向けるが、クレイはカンカンになってビーンを追いかけ回し、会場は大混乱!!ビーンとステパンの運命は?そしてカンヌ映画祭グランプリは誰の手に!?

スタッフ

製作総指揮:サイモン・マックバーニー
製作:ピーター・ベネット=ジョーンズ/ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー
製作補:キャロライン・ヒューイット/デブラ・ヘイワード/ライザ・チェイシン
製作総指揮:リチャード・カーティス
監督:スティーヴ・ベンデラック
脚本:ハーミッシュ・マッコール
脚本:ロビン・ドリスコル
撮影監督:バズ・アーヴァイン
プロダクション・デザイナー:マイケル・カーリン
衣装:ピエール・イヴ・ゲイロード
編集:トニー・クランストーン
作曲:ハワード・グッドール

キャスト

ローワン・アトキンソン(ビーン)
エマ・ドゥ・コーヌ(サビーヌ)
マックス・ボルドリー(ステパン)
ウィレム・デフォー(カーソン・クレイ)
カレル・ローデン(エミール)

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