2003年(2006年初公開)/日本/カラー/DV/91分 配給:シネマアートン下北沢

2007年6月16日(土)〜7月6日(金)にてシネマアートン下北沢にて公開

公開初日 2007/06/16

配給会社名 0323

解説

1970年前後に、カリスマ的な写真表現の旗手として脚光を浴びた中平卓馬の現在を追うドキュメンタリー映画。中平は、現在日本を代表する写真家の一人である森山大道と切磋琢磨し、その先鋭的な写真と言葉によって、当時の若者らに大きな影響を与えていたが、1977年に病いに倒れ、過去の記憶と言葉の大部分を失った。以後、「伝説の写真家」と呼ばれ、表舞台から姿を消した。その後の中平は、20年以上 毎日、横浜の自宅周辺を撮り歩く行為を続けている。

 本作は、今回初監督の小原真史が、ビデオカメラを片手に、中平の毎日に3年近く密着、記憶と言葉を喪失した中平が今、毎日の撮影を維持し、カメラと共にどのように世界と向き合っているのかを探る。中平のつぶやきを丹念に拾い、以前通っていた沖縄へ記憶の輪郭をなぞるように出発する中平の姿を追うことで、失われた記憶へと至る回路を浮かび上がらせていく。

ストーリー

スタッフ

監督:小原真史
製作・編集・撮影・録音・整音・字幕:小原真史
編集協力:小宮山良太、長谷川善威
音楽:ブリジット・フォンテーヌ
演奏・歌:宮良康正
詩・朗読:高良勉
整音協力:山川冬樹
映像提供:春日聡

キャスト

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