原題:Music and Lyrics

落ちぶれた80年代のポップスターと、男に騙された元ライター。そんな”時代“と”愛“に見放された二人が一緒に作ることになったのは、全米ナンバーワンのラブソング!

2007年2月14日全米公開

2007年アメリカ映画/104分/6巻/2,850m/ビスタサイズ/SR・SRD・DTS・SDDS/ 日本語字幕 : 藤澤睦美/オリジナル・サウンドトラック:ワーナーミュージック・ジャパン ワーナー・ブラザース映画配給

2007年09月07日よりDVDリリース 2007年4月21日、丸の内プラゼール他全国公開

© 2006 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. - - US., CANADA, BAHAMAS & BERMUDA © 2006 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED - - ALL OTHER TERRITORIES

公開初日 2007/04/21

配給会社名 0085

解説


落ちぶれた80年代のポップスター×男に騙された元ライター

ヒュー・グラントが歌って踊る!

彼は忘れ去られた80年代のポップスターだった。彼女に出会うまでは・・・

‘82年、M.ジャクソン「スリラー」をリリース。‘83年、マドンナ鮮烈デビュー。‘84年、人気絶頂の5人組バンドPoP、熱狂のワールドツアーを敢行!
そして今——。80年代に取り残された ままの、元ポップスターが約1名……。

 一世を風靡した80年代は遠く去り、いまや、往年の“ギャル”たち相手にしょぼくれたイベントを賑わせるしかない元ポップスターのアレックス。
 20年以上たった今も、彼の肩書きは、“解散した人気バンドPoPの元ボーカル、ア ックス”のまま、変化も進歩もいっさいなし。そんな時代に取り残された彼に、ついに返り咲きのチャンスが訪れた! 当代きってのスーパースターで、若者に絶大な人気を誇るカリスマ歌姫コーラから、新曲を提供してほしいという依頼が舞い込んだのだ。とはいえ、彼の作曲の才能は長いあいだ放ったらかしにされたまま。しかも、作詞は大の苦手。そんなとき彼のアパートにたまたま鉢植えの水やりに来ていたアルバイトのソフィーが口ずさんだフレーズが、アレックスのハートを直撃。彼女こそ、復活の救世主となるパートナー!? ラブソングなど書く気はないというソフィーの拒絶をよそに、80年代以降、止まったままだったアレックスのメロディーが再び動き出した!

 主演は、セクシーなダメ男を演じさせたら天下一品、『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』のヒュー・グラント。そして、その笑顔には誰もがつられて微笑んでしまう無敵のコメディエンヌぶりで、『チャーリーズ・エンジェル』をはじめ数々のヒット作をものにしてきたドリュー・バリモア。今まで共演したことがなかったというのが不思議なくらい、ロマンティック・コメディには欠かせない存在の二人が、本作『ラブソングができるまで』でついに待望の初共演を果たす。
それだけでも何かかが起こる予感は充分! 
 さらに、ヒュー・グラントが演じるのは、80年代の元ポップスターという今までで一番はじけた役どころ。歌もダンスも初挑戦という彼が、衣装も髪型もビミョーな80年代の装いで歌って踊り、“愉快な腰の振り方”も完全にマスター。弾けなかったピアノにも果敢に挑み、「自分でも惚れ惚れするような」弾き語りを披露。
音楽、ビデオクリップ、衣装、そしてアレックスが愛用している懐かしのウォーターベッドに至るまで、随所にちりばめられた“80年代”が笑いのツボをくすぐり、絶妙なスパイスを効かす。
 監督・脚本は、『デンジャラス・ビューティー』の脚本を手がけ、ヒュー・グラント主演のヒット作『トゥー・ウィークス・ノーティス』の監督兼脚本を務めたマーク・ローレンス。ロマコメを作って右に出る者なしの最強トリオが顔を揃え、全員が最高のノリで作り上げた痛快ラブストーリー。その面白さは、まさに“絶対間違いなし”の折り紙つき!

 忘れ去られたかつてのトップアイドルは、再び輝きを取り戻すことができるのか?
 詞を書くことを頑なに拒んでいたソフィーの心を溶かしたものは? 歌姫コーラのスーパー・コンサートの幕が開くとき、ドラマチックに明かされるふたりのラブソングの行方。観た人を必ずしあわせにしてくれるゴールデン・ウィーク唯一のラブストーリー! 

この春、最高にハッピーなラブソングが生まれる!

ストーリー




 1980年代に爆発的な人気を博した5人組バンド“PoP”。ダブルボーカルのひとり、コリンは、その後ソロ・アーティストとして活躍し、グラミー賞、アカデミー賞を受賞したばかりか、ハリウッドの殿堂入りも果たし、おまけに“サー”の称号まで手に入れた。
 では、もうひとりのボーカル、アレックス・フレッチャー(ヒュー・グラント)はどうなったのか?
 彼もコリンに続いてソロ・デビューをしたのだが、無残な酷評にさらされ、今やすっかり「あの人は今」グループの仲間入り。80年代を懐かしむ元“ギャル”たちが集まる小さなイベントに時折お呼びがかかるものの、その手の仕事も減る一方のジリ貧状態。
 そんなアレックスに、願ってもないカムバックのビッグチャンスが訪れた。当代きっての歌姫として若者に絶大な人気を誇るカリスマ的スーパースター、コーラ・コーマン(ヘイリー・ベネット)から、新曲を提供してほしいというオファーがあったのだ。最近カレと別れたばかりだというコーラは、新曲のタイトルを「Way Back IntoLove(愛を取り戻す方法)」と指定。コンサートが2週後に迫っているため、曲作りにかけられる時間はほんのわずかしかない。さらに、他にも7人のアーティストに同じオファーが出されており、彼女が曲を気に入らなければそれでボツ。
 厳しい条件にしり込みをしながらも、マネージャーに背中を押され、ようやく10年ぶりに曲を書き始めたアレックス。しかし、彼には作詞の才能がまるでゼロ。一流という触れ込みの作詞家とコンビを組んでみたものの、彼とはどうしてもフィーリングが合わない。そんな時、アレックスのアパートに鉢植えの世話に来ていたアルバイトの女性がつぶやいたフレーズがアレックスの心を捉えた。
 彼女の名前はソフィー・フィッシャー(ドリュー・バリモア)。ふだんは姉の経営するダイエット専門店を手伝っているというソフィーは、もともとは有望な作家の卵だったにもかかわらず、失恋の痛手から今は書くことをいっさいやめてしまっていた。彼女をふった元カレは、創作の師でもあった有名作家。実は彼には婚約者がいたことが発覚したうえ、彼が書いた小説の内容がさらに彼女を傷つけた。主人公は、有名作家を利用してのし上がろうとする才能のない性悪女。その外見や癖がソフィーそっくりに描かれていたのだ。
 それ以来、何も書けなくなってしまったソフィーは、一緒にラブソングを作ってほしいというアレックスの頼みを断固拒否。それでも彼女の才能を確信するアレックスは、PoPの追っかけだったソフィーの姉も巻き込んでしぶとく説得を続け、ついに彼女の心を動かした。
 期限まではあと3日。波乱だらけのラブソング作りはまだ始まったばかり……。

スタッフ

監督/脚本:マーク・ローレンス 
製作:マーティン・シェイファー、リズ・グロッツァー 
製作総指揮:ナンシー・ジュボネン、ハル・ガバ ブルース・バーマン 
共同製作:スコット・イライアス、メリッサ・ウェルズ
撮影:ハビエル・ペレス・グロベット 
美術:ジェーン・マスキー 
編集:スーザン・E・モース、A.C.E. 
音楽:アダム・シュレシンジャー 
サントラ盤ワーナー・サンセット/アトランティック・レコーズ

キャスト

ヒュー・グラント (アレックス・フレッチャー)
ドリュー・バリモア (ソフィー・フィッシャー)
ブラッド・ギャレット (クリス・ライリー)
クリステン・ジョンストン (ローンダ)
キャンベル・スコット (スローアン・ケイツ)
ヘイリー・ベネット (コーラ・コーマン)

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