心臓が跳び弾ねる、ジェットコースタースリラー

2007年/日本/カラー/89分/ 配給:東映

2008年05月23日よりDVDリリース 2007年12月1日、全国東映系にてロードショー公開

(C)2007「XX」製作委員会

公開初日 2007/12/01

配給会社名 0004

解説


「今すぐ逃げろ!足を切り落とされるぞ!!」
突如襲い掛かってくる村人たち。頼りの親友の行方も分からず、謎のケータイからのメッセージに困惑するしより。狂気に染まった不気味な村人たち、親友の不可解な行動、そして村の謎を熟知しているケータイの男・・・
全てが信じられなくなったしよりに、さらなる悲劇が訪れる。
“サウンドノベル”と呼ばれる新しい手法で多くのファンをひきつけ、2004年第1回『このミステリーがすごい!』大賞で話題をさらった上甲宣之原作の「そのケータイはXX(エクスクロス)で」が待望の映画化。監督は、『バトル・ロワイアル』シリーズ、『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』を手がけた深作健太。脚本は、『デスノート』シリーズの大石哲也。
傷心旅行に訪れた温泉地で、突如襲い掛かってくる村人たちから逃げ惑う女子大生・しよりを演じるのは、一流のピアニストでありながら女優としても幅広く活躍している清純派・松下奈緒。自己中心的な性格であり、ケータイなしでは生きていけない今どきの女子大生で、謎の女・レイカとの壮絶な闘いを繰り広げる愛子を演じるのは、ヒット曲連発のトップアーティストから一転、新境地を開いた鈴木亜美。この二人が初共演、恐怖に怯える女子大生を熱演している。
共演陣には個性豊かなキャストが集結した。イカれ狂った変人・レイカに、原作者をして“原作にない荒技を魅せる!”と絶賛の適役・小沢真珠、しよりと愛子がケータイで助けを求める友人・弥生に中川翔子、しよりの元カレで、愛子とも密かに連絡を取り合っていた男・朝宮に池内博之、そして、謎の携帯電話の声を、大ヒット米TVシリーズ『24』のジャック・バウアー役で知られる小山力也。ジャック・バウアーばりの説得力で、しよりを「阿鹿里村」脱出へと導いていく。
主題歌は、今夏発売となったセカンドアルバムが全米ビルボードチャートを席巻中のティーンネイジャーアイドルAly&AJの『こわれそうな愛の歌』。
撮影は2006年12月、人の気配もまばらな秩父の山奥や奥飛騨などで行われた。極寒の中で追い詰められて行くさまが、画面から緊迫感たっぷりに伝わってくる。
観るものを恐怖の奈落に突き落とす、圧倒的な迫力のジェットコースター・スリラーがついに誕生!

ストーリー



人里離れた温泉地「阿(あ)鹿(しか)里村(りむら)」。
訪れる人々を常に監視しているようなどこか怪しげな村人たち。この「阿鹿里村」には絶対に知られてはならない秘密があった…。
誰にでも優しく、友人の多いしより。自由奔放な性格の愛子。彼氏に浮気され、落ち込むしよりを親友の愛子が「阿鹿里村」への温泉旅行に誘う。
全てを忘れようと旅行に来たしよりだが、ふとしたことがきっかけで愛子と喧嘩になってしまい、二人は別々の行動をとることになる。
日が落ちて静まり返った村。突如、村中が停電に見舞われる。暗闇の中で、部屋の奥から鳴り響く謎の携帯電話。
「今すぐ逃げろ!足を切り落とされるぞ!!」
見知らぬ声の主の叫びとともに村の様子が一変、兇器と化した村人たちが、小屋で独り過ごしていたしよりに襲い掛かってくる。小屋の四方を取り囲んだ村人たちを振り切って、着の身着のまま飛び出すしより。頼りの愛子の携帯はつながらない。しよりは友人の弥生に電話をするが、“「阿鹿里村」という村は存在しない。愛子には気をつけて…”と告げられる。彼氏の浮気は、愛子が仕組んだのだった。湧き上がる疑念。愛子は何を企んでいるのか…
一方、愛子も謎の女レイカに襲われ、窮地に陥っていた。鮮血が壁を伝い、死の恐怖を目の当たりにする愛子。
複雑な人間関係が謎を深め、二人はさらなる恐怖へと追い込まれてゆく・・・

スタッフ

監督:深作健太
アクション監督:横山誠
製作:千葉龍平、樫野孝人
プロデューサー:小池賢太郎
   松橋真三、近藤正岳
企画:劔重徹、高木政臣、遠藤茂行、幕内和博
原作:上甲宣之『そのケータイはXXで』(宝島社刊)
脚本:大石哲也
撮影:小松高志
特殊メイク:原口智生
美術監督:仲前智治
造型:原口智生
編集:洲崎千恵子
音楽:池頼広
主題歌:Aly&AJ『こわれそうな愛の歌』
VFXスーパーバイザー:諸星勲
スクリプター:坂本希代子
照明:松岡泰彦
装飾:平井浩一
録音:益子宏明
助監督:佐和田恵

キャスト

松下奈緒
鈴木亜美
中川翔子
小沢真珠
池内博之
岩根あゆこ
森下能幸
神威杏次
仁科貴
岩尾望

(声の出演)
小山力也

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