原題:Invisible Waves

愛−美しき人妻との情熱的な愛 罪−代償として夫に命じられた彼女の殺害 そして愛を失った男は、異国へと旅立った…

2006年ベルリン国際映画祭ワールドプレミア作品

2006年/オランダ、香港、韓国/カラー/115分/ 配給:エスピーオー

2007年11月02日よりDVDリリース 2007年5月26日、シネマート六本木ほか全国順次ロードショー

(C) 2006, INVISIBLE WAVES B.V.

公開初日 2007/05/26

配給会社名 0116

解説


愛する人を殺め、すべてを失った男が旅先で見つけたのは、偶然と運命がもたらした不思議な女と、「本当」の自分−−ベルリン、バンコク、香港、トロント、ロンドン…。
世界22もの映画祭で絶賛された、罪と愛についての物語

ジム・ジャームッシュ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、ウォン・カーウァイ『ブエノスアイレス』『2046』に続く、新たなる旅の物語が、いま、始まる−−。絶望感の中に漂う、アイロニカルにしてアンビバレント、そして虚無的・哲学的なエッセンス。しばし村上春樹の作風とも比較されるペンエーグ・ラッタナルアーン監督の世界観を極限まで抽出させた本作は、硬質な美学に満ちたフィルム・ノワールであると同時に、罪と愛、そして人生の本質に迫るロードムービーの最高傑作でもある。主演は、いまや世界の映画シーンをリードする俳優・浅野忠信。透明さと孤独を体現させた演技は、浅野の真骨頂ともいえる。さらに、監督の盟友であるタイの国民的作家、プラープダー・ユンによる脚本と稀有なる映像美で知られるクリストファー・ドイルによる撮影…という最高に贅沢なコラボレーション!津波が起こった後のプーケットで撮影された映画としても注目を浴び、2006年のベルリン国際映画祭で世界プレミア上映された話題作。

ストーリー

愛する女性を、彼女の夫の命令により殺めてしまった男・キョウジは、香港からタイ・プーケットへと旅立つ。重すぎる罪の意識、自由奔放で謎めいた女・ノイへの微かな希望、そして背後に忍び寄る不穏な影…。様々なピースの狭間で迷走する彼は、本当に過去と罪をリセットすることができるのか?

スタッフ

監督:ペンエーグ・ラッタナルアーン
撮影:クリストファー・ドイル

キャスト

浅野忠信
エリック・ツァン
カン・ヘジョン
光石研

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