原題:BLOOD DIAMOND

ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀助演男優賞受賞 第79回アカデミー賞 主演男優賞、助演男優賞、編集賞、音響効果賞、録音賞ノミネート

2006年12月15日全米公開

2006年/アメリカ/カラー/143分/ 配給:ワーナー

2007年09月07日よりDVDリリース 2007年4月7日(土)、サロンパス ルーブル丸の内他全国ロードショー

(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc. 

公開初日 2007/04/07

配給会社名 0085

解説




レオナルド・ディカプリオ 「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」 史上初ゴールデン・グローブ賞主演男優賞Wノミネート!
「ラスト サムライ」 エドワード・ズウィック 強烈なメッセージとともに放つ感動と衝撃の監督最新作!

1つのダイヤ、3つの願い、そして100カラットの感動。

[自由] [家族] [真実]——彼らはダイヤに、それぞれ別の輝きを見た

地中から掘り起こされ、人の手に触れたとたん、そこに群がる人間のあらゆる感情を吸い込むかのようにうごめきだすダイヤモンドという貴石。3人の男女を引き寄せたのは、めったに産出されることはないという巨大なピンク・ダイヤモンド。彼らはそのダイヤに、それぞれ別の輝きを見た——。
3人のひとりはダイヤの密売人。悪魔に魂を売った“死の商人”とも言うべきこの男にとって、それは救いのない現実から脱出するための最後のチケット。
もうひとりは闇ダイヤの採掘場に強制的に連れてこられた愚直な漁師。偶然見つけた巨大ダイヤは、彼にとって、引き離された家族を奪還するためのなけなしの切り札。
そして、最後のひとりはアメリカからやってきた女性ジャーナリスト。彼女にとってそれは、どうしても暴かなければならない真実のための動かぬ証拠。
1つのダイヤに託された、まったく違う3つの望み。舞台は、狂気と混乱が支配する内戦下のアフリカ。隠されたダイヤにたどり着くためには、一寸先もわからない地獄のような行程を突き進まなければならない。スリルを超えた衝撃の展開、一瞬一瞬が死と隣り合わせの試練、自分自身の望みのために相手を利用し、相反する思惑に衝突をくりかえしながら、極限の状況のなかで行動を共にする彼らに、やがて生じ始める変化。ダイヤが約束する未来を、最後に手にすることができるのは誰なのか? 胸をえぐられるような凄まじい旅の終わりに、涙が溢れてやまないのは何故なのか——。『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィック監督が強烈なメッセージとともに放つ感動と衝撃の最新作『ブラッド・ダイヤモンド』。2007年GW、あなたが出合う涙は、掛け値なく100カラットに値する!

ディカプリオが本作で演じるのは、悪に徹したダイヤの密売人。目的のためには手段を選ばず、冷酷かつしたたかに生きながら、実は裏側に彼の人間性を根こそぎ奪い去るようなあまりにも残酷な過去をもつ男。前作『ディパーテッド』とともに、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞Wノミネートという史上初の快挙を達成、野性味たっぷりの演技で新生ディカプリオの評価を完璧に揺るぎないものにした。
絶体絶命の危機に瀕してさえ嘘をつくことをためらう愚直な男を演じるのは、オスカー・ノミネートの実績を持つ、『グラディエーター』『コンスタンティン』のジャイモン・フンスー。かけがえのない家族を奪われた男の、魂を振り絞るような悲痛な叫び、死をもいとわず愛する息子を取り戻そうとする鬼気迫る執念。観る者の胸を激しく打ち続ける父親の姿がそこにある。
そして、圧倒的な現実の悲劇の前で自らの非力さと葛藤する女性ジャーナリストに、『ビューティフル・マインド』のオスカー女優、ジェニファー・コネリー。ダイヤの裏側に広がる果てしない闇が、彼女によって世に暴かれていく。
過酷な旅を通して3人の間に生まれるのは、友情と呼ぶにはあまりにも激しく、愛というにはあまりにもせつなすぎる特別な絆。彼らの旅の結末は、その先にある——。

ダイヤモンドの価値を示す5つめのC——Conflict[争い]。この映画に描かれるダイヤの闇—— “ブラッド・ダイヤモンド”は実在する。突きつけられる衝撃は紛れもない真実なのだ。 あなたがそのダイヤを手にする可能性は、今なお決してゼロではない。

ストーリー




内戦が続くアフリカ、シエラレオネ共和国。
メンデ族の漁師ソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は、愛する家族とともにつましいながらも満ち足りた生活を送っていた。自慢の息子を医者にすることが、彼のささやかな夢。しかし、そんな穏やかな暮らしも、反政府軍RUFの襲撃によってたちまちのうちに崩れ去る。
家族と引き離されたソロモンが連れて行かれたのはダイヤモンドの採掘場。そこで掘り出されたダイヤがRUFの資金源となっているのだ。厳しい監視のもとで労働に駆り立てられていたある日、ソロモンは驚くほど大粒のピンク・ダイヤを発見する。このダイヤがあれば、家族を救い出すことができる——。彼は危険を覚悟で監視の目をかいくぐり、ピンク・ダイヤを誰にも知られない場所に隠した。
一方、そのダイヤの密輸を生業にしている男がいる。ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)だ。自分のしていることが紛争を長引かせ、その結果、多くの命が犠牲になっていることなどお構いなし、それが彼の生き方だった。ある時、密輸に失敗したアーチャーは、投獄された刑務所で思わぬ話を耳にする。巨大なピンク・ダイヤがどこかに隠されているらしいというのだ。そして、その場所を知っているのは、ソロモン・バンディーという男だけ。その刑務所には、政府軍によって捕らえられたRUFの兵士たちとともにソロモンも収監されていたのだ。
ほどなく釈放されたアーチャ−は、行きつけのバーでアメリカ人ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)と出会う。彼女が追いかけているのは、まさにRUFの資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相。アーチャーがダイヤの密売人であることを知ったマディーは彼に情報の提供を求めるが、アーチャーは固く口を閉ざす。
しかし、彼はすぐにマディーの助けが必要となった。ピンク・ダイヤの隠し場所を聞き出すべく、裏から手を回して釈放させたソロモンは、家族探しに血眼になっている。そこでアーチャーは、家族探しを手伝う代わりにダイヤを埋めた場所へ案内するようソロモンに持ちかけ、マディーには、情報の提供と引き換えに、ジャーナリストの立場を使ってソロモンの家族を探してくれるよう依頼する。そして、たどり着いた難民キャンプ。待ち焦がれていた家族との再会。しかし、そこに息子の姿はなかった。少年兵に仕立てるためにRUFが連れ去った可能性が高い。この先、危険の渦中に乗り込んで息子を探し出すためには、どうしても助けが必要だ。ソロモンは覚悟を決め、アーチャーの申し出を受け入れた。
アーチャーは暴力と悪事にまみれたこの暗黒の大陸から抜け出すため、ソロモンは息子の行方を突きとめるため、そしてマディーはアーチャーから決定的な証拠を引き出すために、3人はピンク・ダイヤに向かって過酷な道を進み始めた。

スタッフ

監督エドワード・ズウィック
脚本チャールズ・レビット
原案チャールズ・レビット C.ゲイビー・ミッチェル
製作ポーラ・ワインスタイン エドワード・ズウィック マーシャル・ハースコビッツ グレアム・キング ジリアン・ゴーフィル
製作総指揮 レン・アーマート ケビン・デラノイ ベンジャミン・ワイスブレン
撮影エドゥアルド・セラ,A.S.C.,A.F.C.
美術ダン・ウェイル
編集スティーブン・ローゼンブラム,A.C.E.
音楽ジェイムズ・ニュートン・ハワード
衣装ナイラ・ディクソン

キャスト

レオナルド・ディカプリオ
ジャイモン・フンスー
ジェニファー・コネリー
カギソ・クイパーズ
アーノルド・ボスロー
アンソニー・コールマン
ベヌ・マブヒナ
アノインティング・ルコラ
デイビッド・ヘアウッド
ベイジル・ウォレス ナビル
マイケル・シーン

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