イズラエル・ヴァイブレーション

伝説的なジャマイカの３人組であるイズラエル・バイブレーション。ルーツ・レゲエ・ミュージシャンである彼らのビーチフロントレゲエフェスティバルにおけるライブを収録。ツアーに密着したカメラは、合計3ステージで、12曲を納めている。舞台裏の場面、インタビューなど充実した収録内容となっている。

——「食い物がない時は腹ペコのまま歌った。
鳥や木や動物を相手に歌ったんだ。
ジャーに歌をささげたんだ」—本編より抜粋。

■イズラエル・バイブレーションとは？
3人のメンバー全員が小児麻痺による身体的障害をもったコーラス・グループ。ラスタ信仰に目覚め、その信条に従ってドレッド・ロックスを伸ばし始めたことから住居を追われ、以後6年にわたり糊口を凌ぐため歌いつつ荒んだ生活を強いられた。78年のデビュー・アルバム『The Same Song』は瞬く間に、ルーツ・レゲエの最高傑作として多くの支持を集めることとなった。心温まるイナタいサウンドが織りなすハーモニーと、ラスタ信仰に基づく誠実なリリックに支えられた彼らの作品は、世界中の人々に長い間愛され続けている。