原題:The Wall Man

「お前は誰だ…」  カルト漫画家、諸星大二郎原作の異色短編を映画化!

東京国際映画祭2006・ある視点部門出品作品

2006/日本映画/35mm/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーステレオ/98min 配給;トルネードフィルム

2008年03月19日よりDVDリリース 2007年9月15日、テアトル新宿にてレイトショー!

公開初日 2007/09/15

配給会社名 0633

解説


壁の中に住んでいる、人間とも妖怪ともつかない奇妙な生き物。
壁の中からじっと人間の生活を見ているというかレアの存在には
テレビが重要な役割を持っている・・・。

そんな噂を「仁科」は、テレビ番組のリポーターをしている恋人の響子に「壁男」の話をする。番組で「壁男」を紹介したところ、さまざまな怪奇現象が起こり始める。

諸星大二郎(原作)×堺雅人&小野真弓
カルト漫画家、諸星大二郎原作の異色短編の映画化!
主演は「新選組!」「ヒミツの花園」『壬生義士伝』『ハチミツとクローバー』等で幅広い役を演じ、DVD『やさぐれぱんだ 白盤&黒盤』の発売と映画『スキヤキウエスタン ジャンゴ』(三池崇史監督)の公開も楽しみな個性派俳優・堺雅人。またヒロイン役として、CMやグラビア、TVドラマや舞台等、多方面で活躍中の小野真弓がさわやかな笑顔で華を添える。監督は1999年カンヌ映画祭に処女作7/25【nana-ni-go】が選出された早川渉。北海道オールロケで、独自の世界を構築する諸星作品を静謐な映像で描き、美しく幻想的なサスペンスに仕上げている。

ストーリー

「壁の中には、壁男がいる。」
…壁の中には壁男と呼ばれる人間とも妖怪ともつかない生き物が住んでいることがある。彼らは壁の中から人間の生活をじっと見ている。その存在にはTVが重要な関わりを持っているらしい…
TV局の情報バラエティ番組でレポーターを務める響子は、恋人の仁科から壁男の噂について聞かされた。響子は、壁男の噂を番組で紹介することにした。予想に反し、視聴者からの強い反応があった。 「家の壁が人の形に崩れ、下敷きになった…」「霊感の強い友達が私の部屋の壁が気味が悪いと言う…」「解体されたアパートの壁の中から人の内蔵のような物が…」
早川渉監督の8年ぶりの長編第2作「壁男」は、漫画家・諸星大二郎の異色短編が原作。出演はこれが映画初主演となる堺雅人と小野真弓。全編を真冬の札幌で撮影。
雪に閉ざされた街に起こる不思議なストーリーは、ただのホラー映画の枠に収まらない新しいファンタジー映画になっている。

スタッフ

監督・脚本:早川渉
原作:諸星大二郎(マガジンハウス刊「夢の木の下で」収録“壁男Ⅱ”)
プロデューサー:早川渉、波多野ゆかり、稲田秀樹(共同テレビジョン)
撮影:國松正義
照明:小園善夫
録音:秋元大輔
美術:高田久男
音楽:阿部一貫
TD・編集:笹崎寛幸 
効果整音:横山達夫
製作:『壁男』製作委員会(ポニーキャニオン、共同テレビジョン、トルネード・フィルム)
配給:トルネード・フィルム

キャスト

堺 雅人
小野真弓
水戸ひねき

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